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2021年7月

2021年7月29日 (木)

令和3年7月26日の野菜セット・オクラで「だし」

P1040399クモとその巣

7月26日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、ネギ、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、ミニトマト、サヤインゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、青シソ、ニンニク、ミョウガ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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小林農場では夏野菜の生育が遅れていて、7月末になってもなかなか夏野菜が収穫できていません。

今回はナス、ピーマン、ミニトマトが少しだけ収穫されましたので、2000円セットに少しずつ入れてみました。

いっぽうでオクラがいよいよエンジンがかかってきたみたいで、たくさん実を実らせ始めています。今週は全てのご家庭にオクラをお届けすることができました。

P1040403 オクラ畑の様子。

P1040406 オクラの花と実。

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おすすめ料理「山形のだし」(山形県の郷土料理をオクラの粘り気で包んでおいしく食べる)

 1、オクラをさっと茹でて取り出し、みじん切りにする(茹でてたたくことにより、オクラの粘り気を強く引き出せる)。

 2、キュウリなどの夏野菜や、青シソやミョウガなどの香味野菜をみじん切りして、オクラと混ぜる。

 3、醤油、酒、めんつゆなど、好みの調味料も加える。

 4、そのまま一晩ほど寝かせると、味が馴染む。

 5、ご飯や豆腐などにかけて食べる。

 

 

 

 

2021年7月28日 (水)

凍っては蘇り、凍っては蘇り   令和3年1月21日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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凍っては蘇り、凍っては蘇り   令和3年1月21日

厳寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  農場に設置している温度計が何度か-10℃を下回り、寒さの厳しい冬となっています。大根、カブ、人参、里芋などの根菜の上にはたっぷりと土をかぶせて防寒をするのですが、昨年の12月は土をかぶせる前に寒波がやって来て、これらの根菜を凍らせてしまいました。防寒作業を遅れたために、この冬の収穫・出荷作業を難しくしてしまいました。

  大根の場合、通常の状態では中身の肌はきれいに真っ白なのですが、凍ってしまうと肌の色が半透明に変色してしまい、時間が経つと肌がカサカサと荒れて、食べてみると食感が粗く感じたりします。寒波を受けた大根を何本か畑から引き抜いて包丁で半分に切って中身の状態を確認すると、青首大根の地表に出ている頭の部分が半透明に凍みていました。

  あまり大きく育たない短形の冬大根は地表には頭が飛び出さず、切って中身を確認してみると上から下まで肌色がきれいでした。短形の大根は全て収穫して貯蔵穴に移して防寒することにしました。1日では防寒作業を終わらせられず、続きは次の日にすることにしました。ところが次の日の早朝はさらに冷え込み、まだ畑に残していた短形大根の肌色が凍みてしまい、状態が一変していました。防寒作業を中断して、様子をみることにしました。

  連日、厳しい寒さが続いた後に少し寒さが緩む日が増えてきて、再び畑に残していた短形大根を引き抜いて中身を確認してみると肌色は元の状態に戻っていて、凍った影響で傷んでいる様子はありませんでした。残りの短形大根も収穫して貯蔵穴に移しました。

やはり何回も凍ってしまった影響は受けていて、貯蔵穴に移した大根を取り出して試しに煮てみると柔らかく煮えるのが早く、少し肉質が粗く感じます。漬物などにして生食すると食感の粗さが目立つ場合もあり、この冬の大根は手短に火を通して料理するほうがよいと感じました。防寒作業が遅れた人参やカブにも同じことが言えます。凍らせてしまったことで根菜類を最良の状態で皆さんにお届けできなくなったことは、もうしわけないです。出荷する時は神経をつかって、できる限り良い状態を保っている根菜のみをお届けします。

  寒波がやって来てほとんど全ての大根やカブがカチカチに凍っている姿を目にした時は、このまま全滅してしまうかもしれないと覚悟をしました。いくつかはそのまま傷んでゆきましたが、多くはお日様の日を受けて解凍して、元の肌色に戻ってくれました。私が思っていた以上に根菜には蘇生する力があり、あきらめかけていた私の心も蘇生しました。

ホウレン草は抜群に耐寒性の高い作物で、毎朝、霜で真っ白に凍りついて縮こまりますが、昼になって日の光が霜は溶かすと元通りに葉をシャッキリと伸ばします。毎日、凍っては蘇ることを繰り返すホウレン草の姿は神々しいです。凍ることによって甘味も増します。

先日、昼になっても日がささず、ホウレン草も一日中、凍ったままで、そんな状態でホウレン草を収穫してみたら葉がくったりとしおれてしまい、良い状態で出荷できませんでした。今はホウレン草の上に防寒布をかぶせて防寒しています。ネギは今、葉が凍ってくったりしていて出荷できる状態ではありませんが、3月に暖かくなる頃には蘇ると思います。

2021年7月27日 (火)

心配しすぎるのも害  令和3年1月15日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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心配しすぎるのも害   令和3年1月15日

春寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  年が明けても止むことのない新型コロナウイルスの話題。栃木県を含めた複数の地域に緊急事態宣言が再び発令され、政府は国民に社会活動の自粛を要請しています。  

この1年で新型コロナウイルスに感染して亡くなった方々は、日本国内で約4000人です。多くの人の命を奪う恐ろしいウイルスなので、今後も手洗いなどの予防策を行うことが必要です。ただし、日本国内では癌で年間38万人ほど、心疾患で年間21万人ほどが亡くなり、新型コロナウイルス感染症の他にも注意しなくてはいけない病気もたくさんあります。例年ではインフルエンザによって約1万人が亡くなり、死亡者の数で比較すると日本国内では新型コロナウイルス感染症は特別に危険な病気というわけではなさそうです。

  毎年、空気が乾燥して気温が冷える1月に感染症の患者数が急増して、2月末頃まで感染の流行が続きます。日本国内では1月には1日にインフルエンザの患者数が数万人、多い日には数十万人が発生して、1月にインフルエンザによる死亡者の数が最も多くなるのが自然です。この1月も今までと同じように感染症の患者数・死亡者数が急増していますが、いつもと違うのは、新型コロナウイルス感染症が新たに登場して、そのいっぽうでインフルエンザの患者数が激減していることです。今までのところ、この1月の感染症の患者数・死亡者数は、他の年の1月の感染症の患者数・死亡者数と比べてあまり大差はないようです。

  今まで年間1000万人という莫大な数の人々がインフルエンザに罹っていましたが、日本の医療はしっかりと感染症に対応して崩壊したことがありませんでした。それなのに今、日本の医療は逼迫しています。医療関係者は様々な病気にバランス良く対応してゆかなくてはいけませんが、今はあまりに新型コロナウイルスの対応ばかりに偏りすぎて、バランスを崩してしまっているようです。新型コロナウイルス感染症を特別扱いすることをやめて他の病気とバランスをとりながら対応すれば、医療は逼迫しないのではないでしょうか。

  自分達の命を脅かす危険が様々あり、一つの危険ばかりを過剰に恐れてしまうと他にも危険があることを忘れてしまう場合もあります。ウイルス感染ばかりを心配して社会活動を自粛すれば、多くの人々が職や収入を失って健康を損ねて病気に罹りやすくなります。

  今の時代、自然環境が汚染されていて、農家も安全な食材を提供してゆくためにいろいろと心配しなくてはいけません。ただ、特定の危険要因のみを過剰に心配しすぎるとバランス感覚を失って、他の危険要因を見逃したり増幅させてしまったりするので、注意です。

  農薬散布による健康被害は心配なので、小林農場は農薬を使用しません。「落ち葉は福島第一原発事故で放射能汚染を受けている可能性があるので、堆肥の材料として使用するのは危険」「家畜の糞尿には作物を腐敗させる成分が含まれているので、堆肥の材料として使用するのは危険」「最近の種苗会社が開発している品種は不自然なので、それらの種を使用するのは危険」など、様々な心配な声を耳にしますが、それらの声を一つ一つ検証して、心配したほうがよいのか、それとも心配しすぎないほうがよいのか、判断してゆきたいです。

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追記(7月27日記入)

現在、日本国内で大勢の人々が新型コロナワクチンを接種しています。

厚生労働省が「本ワクチンは新しい種類のワクチンのため、これまで明らかになっていない症状が出る可能性があります」とちゃんと説明しているとおり、このワクチンが接種した人の健康にどのような影響を与えるのかまだよく分かっていません。十分に安全性を確認されぬまま、急いでワクチンが開発・使用されました。

どのワクチンにも多かれ少なかれ、副作用があります。厚労省は現在までに日本国内で750人ほどの人々が新型コロナワクチンを接種して数日後に亡くなっていることを報告しています。「これらの死因とワクチン接種の因果関係は不明」と厚労省は説明していますが、私は「因果関係があるかもしれない」と推測して警戒するべきだと思います。

「自分の場合はワクチンを接種したほうが良い」という確信のある人は接種してもよいですが、ワクチンの副作用に少しでも不安を感じる人は接種する必要はありません。日本国内では新型コロナウイルスに感染して亡くなる人が多いわけではなく、国民全員が安全性の十分に確認されていない未知のワクチンを接種しなくてはいけないような深刻な状況ではありません。

新型コロナウイルスばかりを心配していると、新型コロナワクチンの副作用の危険性を忘れてしまうかもしれません。自分の健康にとって、ウイルスの感染か、それともワクチンの副作用か、どちらのほうが危険なのか、じっくりと考えたいです。バランス感覚を保つことが必要です。

2021年7月26日 (月)

令和3年7月23日の野菜セット・農場の風景や作物の生育の様子をご紹介

7月23日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、ネギ、キュウリ、ズッキーニ、ピーマン、オクラ、サヤインゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、青シソ、ニンニク、ミョウガ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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私はデジタルカメラを持ち歩いて畑仕事の合間に写真を撮っていますが、このブログの「歳時記」の項では、季節ごとに移り変わる農場の風景や作物が生育している様子をたくさんの写真を載せながらお伝えしております。

今年は1か月に1回ほど更新していて、先日も梅雨の時期の農場の様子を載せてみました。

よろしければ「歳時記」の項もご覧ください。

「歳時記」の項をご覧になるには、こちらをクリック。

2021年7月24日 (土)

月の満ち欠けの暦・皐月の風景(6月10日~7月9日)

古来の日本人に馴染の深かった太陰暦。その暦は月の満ち欠けを基にして成り立っていました。

以下に太陰暦の皐月の頃の小林農場の風景を、写真でつづってゆこうと思います。(写真をクリックすると写真が拡大されて、もっと見やすくなります)

皐月(さつき)

  期間:今年の場合は6月10日の新月の日から7月9日の新月前日まで

P1040232 6月25日の満月。

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P1040280 P1040301

クモにもカエルにも、毎日、出会います。先日は出荷所にヘビが現れましたが、写真に収める前にどこかへ行ってしまいました。

P1040302 10匹ほどのモンシロチョウが舞っている様子。ずっといっしょに、まるで竜巻のようにくるくると渦を起こしながら畑のあちらこちらを移動しています。

梅雨が明ける前から、ヒグラシの鳴き声が聞こえてきます。早朝のうっすらと外が明るくなり始める時間帯に、いっせいに鳴き始めます。

ヒグラシは「カナカナカナ・・・」と鳴きます。鳴き声を録音してみたので、右をクリックしてお聴きください。ひぐらしの鳴き声.wav

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P1040212 収穫したニンニクを広げて、直射日光に当てて乾かしている様子。

P1040393 よくニンニクを乾かした後は、日陰に移して吊るします。数カ月間、日陰で貯蔵しながら出荷します。

P1040196_20210724133201 P1040197_20210724133201

梅雨の頃に小麦が黄金色に実って収穫時期を迎えます。

P1040390 収穫された小麦。直射日光に当てて乾かしています。

今年は2年ぶりに小林農場の小麦で加工した小麦粉や乾麺を希望される方々にお届けできるでしょう。

P1040284 ぶら下がっているのはサヤエンドウの熟した実。

私達はまだ熟していない緑色の未熟な実を食べますが、実を収穫しないで熟させると、写真のようにサヤは黒くなって、カサカサに乾きます。

P1040394 熟した実を割ると、膨らんだ種を採り出せます。秋にこの種を畑に播いて発芽させて、新たにサヤエンドウを栽培します。

P1040205 熟して黒くなったソラマメの実。サヤエンドウと同じように、実を割ると種を採りだせます。

P1040323_20210724135201 カボチャ畑。カボチャが順調にツルを伸ばしています。秋からカボチャの出荷が始まります。

P1040321 カボチャの花。

 

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次の季節は 水無月(みなづき)

  期間:今年の場合は7月10日の新月から8月6日の新月前日まで

  7月24日に満月

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この季節に聴きたい歌  盆踊りで踊られる曲

盆踊りの季節がやって来ます。

私は大人になってからはすっかり盆踊りに通わなくなってしまいましたが、東京の下町で暮らしていた子供の頃には毎年、近所で行われる盆踊りを楽しみにして通っていました。

地域によって盆踊りで踊られる曲は違うと思います。私が子供だった頃に東京の下町で踊られていた曲を、以下にご紹介したいと思います。

大東京音頭 作詞:滝田常晴・補作詞:藤田まさと 作曲:遠藤実 右をクリックするとカバー曲を聴けます。大東京音頭.wav   

  日本の高度成長期に作成された、東京のご当地ソング。

八木節  北関東地方の民謡  ここをクリックすると、カバー曲が聴けます。

  私が栃木県に移り住んでからしばらくして、この曲が栃木県で古くから親しまれてきた民謡であることを知りました。

炭坑節  福岡県の民謡  右をクリックするとカバー曲が聴けます。炭坑節.wav 

  今では全国でもお馴染みの盆踊りの定番曲。

これらの他にも「じいちゃんもばあちゃんも のってのって 知らないあんたも のってのってのって」と歌う「のってのって音頭」や、「ずんず ずんずぱっぱ のんのこ へいへい」という歌詞が印象的な「ズンパ音頭」なども東京の下町の盆踊りで踊られていました。その他には「ドラえもん音頭」や「アラレちゃん音頭」などもありました。

2021年7月21日 (水)

令和3年7月19日の野菜セット・モロヘイヤについて

P1040363 ネムノキ。

7月19日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、ネギ、キュウリ、ズッキーニ、モロヘイヤ、サヤインゲン、クウシンサイ、青シソ、ニンニク、ミョウガ、ナスまたはピーマンまたはオクラ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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7月になっても小林農場ではナスがまだ収穫できず、オクラの樹もトマトの樹もあともう一息で収穫できそうなのですが、収穫時期を迎える直前で足踏みをしています。

現在、出荷できる野菜の種類数が減ってゆく傾向で、野菜セットに入れる野菜の量を確保するのに苦心しています。

いっぽう、2週間前より収穫時期を迎えたモロヘイヤが順調に出荷されています。モロヘイヤは多くのご家庭に人気の高い野菜で、皆さん、早くモロヘイヤを食べきっているようですので、この夏はモロヘイヤをいつもよりも多めにお届けしながら、他の夏野菜の不作の穴を埋めてゆきたいと思っています。

今年の小林農場でのモロヘイヤ栽培のおさらい

 ・モロヘイヤはまず苗を育てて、苗を畑に植えてゆく。今年は合計で600個ほどの苗を畑に植える(合計18個の6×6ポットで苗を育てる)。

 ・モロヘイヤの種播きは、4月18日から5月27日にかけて4回に分けて行った。

 ・苗を畑に植える時は、苗と苗の間隔を60cmほど空けた。45mほどの長さの畑に8列ほど苗を植えたが、列と列の間は90cmほど空けた。できるだけモロヘイヤとモロヘイヤの間隔を空けて、風通しや日当たりが良くなるように心掛けた。

 ・モロヘイヤは肥料がなくても育つが、念のため苗を畑に植えた後、その脇に鶏ふん堆肥を肥料として散布しておいた。

P1040357 モロヘイヤ畑の様子。

P1040347 苗を植えた時は草のように小さかったけれども、今は背丈が1mくらいにまで伸びて小さな樹のようになっています。この樹はやがて私と同じくらいの背丈にまで生育します。

そして樹がたくさんの葉を茂らせる度に摘み取って収穫して、それから数日経てばまた樹から新たに葉が生えて、何度も収穫できます。

2021年7月19日 (月)

令和3年7月16日の野菜セット・香味野菜の季節

7月16日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、キュウリ、ズッキーニ、ピーマン、オクラ、モロヘイヤ、平サヤインゲン、丸サヤインゲン、クウシンサイ、青シソ、ニンニク、ミョウガ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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青シソ、ニンニク、ミョウガなど、香味野菜が収穫されています。

夏は香味野菜がたくさん収穫できる季節でもあります。

P1040366 畑の片隅の日陰でひっそりと生育しているミョウガ。

Dscn3217 その株元に、食用部のミョウガの芽がポコポコと生えてきます。

 

Dscn3221

ミョウガはサラダ、和え物、酢の物などに利用されます。細かく切り刻んで、冷奴やそうめんの薬味にしたり、味噌汁の中に入れたりしても、その香りを楽しめます。切り刻んだ後は短時間で香りが揮発してしまうので、食べる寸前に切り刻むと良いです。

その他の香味野菜では、パクチーやバジルも栽培しているので、もしもうまく栽培できれば、希望者の方々にお届けいたします。

2021年7月15日 (木)

令和3年7月12日の野菜セット・夏野菜の出荷状況

P1040340

7月12日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、キュウリ、ズッキーニ、平サヤインゲン、丸サヤインゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、シュンギク、青シソ、ニンニク、ナスまたはピーマンまたはオクラ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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ナスやピーマンなどの夏野菜の生育が遅れています。

代わりに大根、カブ、キャベツ、白菜、シュンギクなどの春野菜をギリギリまで出荷を長引かせてみました。さすがに7月後半に入ると、これらの春野菜ももう限界です。

小林農場では7月に夏野菜の収穫が遅れて出荷できる品目が減ってしまうことが多いです。その改善策は分かっていますので、来年は改善したいと思います。

P1040339 ようやく実がなり始めたオクラの様子。収穫開始。

P1040336 ミニトマトの実も赤くなり始めています。来週から出荷か。

P1040323 P1040319

順調にツルを伸ばして花を咲かせているカボチャの様子。カボチャは9月より出荷予定。

2021年7月12日 (月)

令和3年7月9日の野菜セット・ズッキーニのピクルス

7月9日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、キュウリ、ズッキーニ、サヤインゲン、白菜、モロヘイヤ、シュンギク、青シソ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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おすすめ料理「ズッキーニのピクルス」(すぐに食べられるし、数週間、保存もできる)

1、ズッキーニを食べやすい大きさに切って、瓶に詰める。

2、酢、みりん、塩を適量ずつ混ぜ合わせて加熱して、甘酸っぱい漬け汁を作る。

3、粗熱がとれた漬け汁を瓶に注いで蓋をして、冷蔵庫に入れる。

4、一晩経つとおいしく食べられる。(瓶を熱湯消毒しておくと、数週間、冷蔵庫で保管できる)

 P1040311 ズッキーニ1本分で作ったピクルス。

野菜セットに詰められた野菜を全てすぐに食べきることは難しいと思います。そこで、すぐに食べきれない野菜を保存食に加工して保存することを皆さんにご提案してゆければよいと思いっています。

ピクルスはズッキーニだけではなく、キュウリなどのいろんな野菜にも適用できます。

(ズッキーニでピクルスを作って食べると、子供の頃によく食べていたマクドナルドのハンバーガーの味を思い出します。私には懐かしい味です。)

 

2021年7月10日 (土)

小林農場 10周年    令和3年1月7日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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小林農場 10周年    令和3年1月7日

新年のごあいさつをもうしあげます。皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

  小林農場 風家(かざいえ)が誕生したのは平成23年の1月。令和3年は小林農場の10周年となります。農場を設立した直後に東日本大震災と福島第一原発事故が発生して、荒波の中での船出でした。東日本大震災で始まってコロナ禍で終わった10年間でした。

  35歳で農家として独立した私も、今では45歳になりました。朝から晩まで無心になって畑仕事に没頭することができた30代の頃とは違い、今は畑仕事の途中で疲れを感じて休息時間をとるようになりました。特に去年は腰を痛めたりして畑仕事が滞り、12月は露地野菜の防寒作業が遅れて、多くの作物を凍らせてしまいました。大根、カブ、人参、里芋などは、注意深くその状態を確認しながら出荷していますが、凍った影響で食感が少し粗く感じることもあって最良の状態だとは言えず、皆様にはもうしわけなく思います。

  去年は地元のシルバー人材派遣センターに依頼して、シルバーの皆さんにも畑仕事を手伝っていただきました。今までは「自分一人でも畑仕事はできる」と思っていましたが、自分の体力が低下してゆく今後は、周りの人々の助けを借りる機会が増えると思います。

  人の手助けが必要になれば、いろいろと人にご迷惑をおかけする機会も増えてゆくと思います。私には他人に迷惑をかけることを恥だと感じる性格がありますが、よく考えてみればこの世には誰にも迷惑をかけずに暮らしてゆける人なんて一人もいません。皆が「迷惑をかけるのはお互い様」という発想で暮らしたほうが社会全体は優しくなると思います。

コロナ禍で多くの人々が「新型コロナウイルスをうつされたりうつしたりしてはいけない」という息苦しい緊張感を抱え込みながら暮らしていますが、実際は今まで新型コロナウイルスに感染した感染者の多くは無事に回復していますし、あまりウイルス感染を恐れすぎないほうがよいと私は思っています。無理をして感染防止のために社会活動を自粛すれば多くの人々が職と収入を失って心身の健康を壊してしまいます。今年はコロナ禍以前のような人類とウイルスが共存していた大らかで優しかった社会を取り戻したいです。

コロナ禍の影響で生活が厳しくなりながらも小林農場の野菜を定期購入してくださったご家庭もあったかと思います。野菜セットに入れられる野菜は小林農場でその季節に採れる野菜のみで、必ずしも皆さんが欲しい野菜というわけではありません。届けられた野菜を全て保存したり食べきったりするために、皆さんもいろいろと工夫されてきたと思います。スーパーやネットなどで自分の欲しいものだけを簡単に購入できる便利な世の中でも、皆さんはあまり便利ではない小林農場の野菜セットと付き合ってくださいました。「便利」とは違う価値も大切にされている皆さんの大らかな姿勢に今まで支えられてきました。年をとって体力が衰えてゆくと多くの方々に支えられて暮らしていることに気付かされます。 

去年は新規に野菜セットを定期購入してくださるご家庭も増え、農場の生計は維持されています。この先も今までと変わらずに野菜セットを絶え間なくお届けしてゆきながら、私達は皆、支え合いながら暮らしていることを実感できる日々を送りたいと願っています。

2021年7月 8日 (木)

令和3年7月5日の野菜セット・健康と新型コロナワクチンについて考える

P1040201_20210708041901

7月5日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、大根、カブ、キュウリ、ズッキーニ、サヤインゲン、キャベツ、白菜、シュンギク、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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小林農場は健康について考えてきました。だから農薬の副作用を警戒して、無農薬栽培を行ってきました。

10年前の原発事故によって東日本に拡散された放射性物質にも、最近の遺伝子操作技術によって作り出される作物や種子にも、人類が安全性を十分に確認しないまま生み出してきた人工物に警戒してきました。

そして今は、新型コロナワクチンにも警戒したほうがよいと考えています。以下は最新の農場通信より。

「未知のワクチン」を打つ必要があるのか  令和3年7月1日

長雨の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  日本国内でも新型コロナウイルス感染症の予防のために大勢の国民への新型コロナワクチンの接種が実施され始め、加速されています。そんな中、450名の医師や議員らが「まだ安全性が十分に確認されていない新型コロナワクチンを大勢の国民に接種してゆくことは疑問だ」と新型コロナワクチン接種中止を求めて厚生労働省に嘆願書を提出しました。

  今回の新型コロナワクチンは今までインフルエンザ予防などで使用されてきた従来のワクチンとは違い、抗体を作り出す遺伝子情報を体内に注入するという、今まで大勢の人々に接種されたことのない新たな種類のワクチンです。その効果や副作用はまだ未知数です。

どのワクチンにも副作用があり、ワクチンを新たに開発して使用する場合はその安全性を十分に確認するために最低でも5年以上かけて治験を行います。しかし今回の新型コロナワクチンは開発されてからわずか1年で大勢の人々に使用されることになりました。

  もしも大勢の人々が病原ウイルスに感染して亡くなってしまうような緊急事態ならば、たとえワクチンに副作用があっても感染拡大を止めることを最優先して多くの人々はワクチンを打ったほうがよいかもしれません。今回のワクチンは新型コロナウイルスの被害が大きかった欧米諸国で急いで開発されて、治験にかける時間を省略して使用されました。

  いっぽう日本では欧米諸国と比べて新型コロナウイルに感染して重症に陥る患者は桁違いに少なく、ウイルスの被害は小さいです。日本では国民全員が安全性の十分に確認されていない未知のワクチンを急いで打たなくてはいけないような深刻な状況ではありません。

  ワクチン接種の後に様々な疾患が引き起こされる場合があることも指摘されています。厚生労働省は日本国内では今までに356人が新型コロナワクチンを接種してすぐに死亡していると報告しています。「これらの死因とワクチン接種の因果関係は不明」と厚労省は説明していますが、基礎疾患のなかった20代の女性がワクチンを接種して4日後に脳出血で急死した事例など、ワクチン接種との因果関係が強く疑われる事例が複数あります。

  私は農薬の副作用を警戒して無農薬栽培を行ってきましたし、10年前の福島第一原発事故によって東日本に拡散された放射性物質にも、最近の遺伝子操作技術によって生産される作物や種子にも、人類が安全性を十分に確認しないまま生み出してきた人工物を警戒してきました。今は新型コロナワクチンにも警戒して、私はワクチンを接種しません。

  私のような人は少数派であり、多くの方々は「新型コロナワクチンの接種は必要」と考えていることは承知しています。ワクチンを接種するのか、接種しないのか、どちらの選択も尊重されるべきであり、各個人が自由に選択できます。ただ、子供達が自分で選択するのは難しいので、代わりに大人達が子供達にワクチンを接種するかどうか、判断することになります。日本国内では20歳以下の子供達が新型コロナワウイルスに感染して亡くなる事例は1例もなく、子供達はこのウイルスからあまり被害を受けていません。子供達に副作用があるかもしれない未知のワクチンをわざわざ接種させる必要はないと、私は思います。

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追記(7月7日記入)

  新型コロナワクチンは今までに大勢の人々に接種されたことのない新しい種類のワクチンであり、治験に十分な時間を費やされることなく使用されていますので、接種された人々の健康にどのような影響を及ぼすのか、まだよく分かりません。接種する人はそのことを十分に承知した上で接種することになります。

  新型コロナウイルスという「未知のウイルス」には恐れるのに、新型コロナワクチンという「未知のワクチン」には恐れずに接種する人が多いです。私の感覚は逆です。

以下をクリックすると、2021年6月24日、参議院議員会館で行われた、「新型コロナワクチンに警鐘を鳴らす医師と議員の会」主催の記者会見の模様の特別配信をご覧できます。

『新型コロナワクチン接種中止』嘆願書提出の記者会見

司会進行:日野市議会議員 池田利恵
①嘆願書の内容説明(15分)
 ウィスコンシン医科大学名誉教授 高橋徳
②PCRとコロナワクチン(15分)
 呉市議会議員 谷本誠一
③コロナワクチンの危険性(15分)
 ナカムラクリニック院長 中村篤史
記者との質疑応答

2021年7月 6日 (火)

オオバコ(大葉子) ~小林農場で出会える生き物~

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上の画像をクリックすると、画像が拡大されてもっと見やすくなります。

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命名百科 ~小林農場で出会える生き物集~

「命名百科」では、「小林農場で出会える生き物」を写真や挿し絵などで紹介しております。よろしければ、上記をクリックしてご覧ください。

2021年7月 5日 (月)

令和3年7月2日の野菜セット・人参の栽培方法

7月2日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、大根、カブ、キュウリ、ズッキーニ、サヤインゲン、キャベツ、白菜、シュンギク、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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夏の人参を出荷し始めています。

人参の本当の旬は、秋から冬にかけてです。蒸し暑い今の時期は人参は傷んでしまう場合もあり、収穫できる時期は短いです。おそらくこの夏は、来週か再来週くらいには人参の出荷が終了するかと思います。

夏の人参は、秋冬の頃の人参と比べてあまり大きく育ちません。今は少し小さな人参を出荷しています。小林農場の人参は皮まで柔らかくておいしいので、どうぞ皮を切り除かずに丸ごと食べていただきたいと思います。

人参の出荷の本番は秋冬ですが、秋冬に出荷される人参の種が間もなく畑に播かれます。

「家庭菜園で人参を自分で栽培してみたいので、栽培方法を教えてほしい」というご質問をいただきましたので、小林農場の人参栽培を簡単に公開させていただきたいと思います。

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 種を播く準備

 ・土を細かく砕きながら耕す(ゴロゴロとした塊の多い土だと、種は発芽しにくい)

種播き

 人参は種を発芽させるのが難しい。種を発芽させることができれば、人参栽培はほぼ成功。

 1、種を播くための溝を作る(鍬などを使って、すじ状に溝を作る)

 2、種を適量、溝に播く(経験を積みながら自分なりの「適量」を掴む)

 3、土を種の上に覆土してゆく(鍬などを使って、溝の中に土を落としてゆくような感じ)。

   土を厚くかけすぎると発芽しにくくなるので、薄っすらと種が土で隠れる程度に。

 4、覆土した土の上から鎮圧する(私は一輪車のタイヤを覆土の上に走らせて鎮圧)。

   鎮圧しておくことにより土の中の水分が保たれやすくなり、種が発芽しやすくなる。

 5、モミガラがあれば、モミガラを覆土の上に散布する。そうすると、土が乾きにくい。

 6、順調に種が発芽すれば、種播きから2週間後くらいには人参の葉が地表を覆う。

種播きの時期

  ・人参の種は土が乾いていると発芽しにくい。発芽するのに土が湿っていることが大事。

  ・7月下旬頃に梅雨が明けると雨が降りにくくなり、土が乾きやすくなる。よって、7月上旬の梅雨が明ける前に、土が湿っているうちに種を播くと発芽しやすい。

  ・人参の種播きは、遅くとも8月下旬頃までに終わらせる。

除草

 人参の葉の周りに生えてきた雑草が、人参の葉と背丈が同じくらいになる前に、手で雑草を取り除いてゆく(雑草の生育は早いので、早めに除草するように心掛ける)

間引き

 人参の葉が大きくなって地表に茂ってきたら、人参と人参の間を拳1つ分くらいの間隔に空けながら、その間の人参の葉は間引く(間引いた葉は天ぷらにして食べてもおいしい)

肥料

 人参はそれほど肥料を必要としないので、私は特に肥料を与えない。

病害虫対策

 人参は病気になりにくく、害虫にも食べられることが少ないので、私は対策をしない。

収穫 

 7月上旬に種を播けば、10月下旬頃に収穫開始。

貯蔵

 冬の低温では、収穫時期を迎えた人参にたっぷりと土をかぶせて防寒すれば、冬の間、畑で貯蔵しておける。

Img_0025_2

人参の種が発芽した直後の様子(画面をクリックすると、画面が拡大されて見やすくなります)。

2021年7月 3日 (土)

冬至こそが新年の始まり  令和2年12月24日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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冬至こそが新年の始まり  令和2年12月24日

年末厳寒のみぎり、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  先週より強烈な寒波に日本列島は見舞われて、小林農場に設置している温度計では連日、−7℃を下回り、早朝の畑は霜で真っ白に凍りついています。いつもの12月の寒さではなく、一年で最も寒い「大寒」の頃の厳しい冷え込みが一足早くやって来た感じです。

  大根、カブ、人参などの根菜類は、通常は12月上旬のうちに土をたっぷりとかぶせて防寒して、冬の間は土の中から取り出しながら出荷してゆきます。最近の冬は暖かかったので、今年は年が明けるまでに防寒作業を終わらせておけばよいだろうと思っていましたら、12月10日頃の天気予報で強烈な寒波がやって来る予報が出されたので、慌てて防寒作業を終わらせることにしました。「土寄せ機」を作動させて、人参などが生育しているすぐ近くの土に土寄せ機を走らせて、土を弾き飛ばしながら作物の上に土をかぶせてゆきます。

  ところが土寄せ機を作動させたらすぐに故障してしまい、しばらく修理に出さなくてはいけなくなりました。防寒作業が行えぬまま、12月14日頃より寒波がやって来ました。

大根やカブを確認してみると、白かった肌が凍みてしまって、半透明に変色しているものが多く、この状態では商品としては出荷できません。今後は出荷できそうな大根やカブを慎重に選びながら、できるだけ良い状態で出荷できるように神経をつかわないといけません。今後出荷される大根、カブ、人参については、地表に出ていて凍ってしまった頭の一部の食感が少し筋っぽくて粗く感じる場合もあるかもしれません。どうかご容赦ください。

やはり防寒作業は12月上旬に終わらせるべきでした。しかしこの冬、私は腰を痛めて、畑仕事が遅れました。今までは腰を痛めても1週間ほど経てば自然に完治していましたが、この冬はなかなか痛みがすっきりと消滅してくれません。年をとるにつれて体力が低下して仕事の速度が落ちていましたが、今年は特に、それを如実に自覚いたしました。

年をとれば体力が低下してゆくのは自然なことで、嘆くことではありません。私のまわりの高齢の農家の方々が、加齢で体力が低下していっても農業を続けてゆけると証明して見せてくださっています。今までの体力任せの栽培方法から自分の年齢に応じた栽培方法へと柔軟に転換してゆけるかどうか。来年は私の柔軟性が試される1年となります。

若い頃から私は12月に調子を崩すことが多かったです。12月は1年で最も日が短い時期で、太陽の陽の力が弱まっていることが自分の調子に影響していると思います。人の気分は天候に大きく左右されて、自分の意思の力だけではどうにもならない時もあります。太陽の偉大な影響力に抗わず、調子が悪くてもやけを起こしてはいけません。太陽の偉大な力に身を預けていれば、日が長くなってゆくにつれて自ずと調子は回復してゆくものです。

12月21日に冬至を迎えて、1年で最も昼が短い日を通過しました。この先、まだまだ寒い日は続きますが、日は長くなってゆきます。防寒作業が遅れたために、皆さんに大根やカブをお届けしにくくなってしまったことを心苦しく思っています。日が長くなり始める冬至こそが新年の始まりの日です。冬至を祝い、気持ちを新たにしたいと思います。

2021年7月 2日 (金)

令和3年6月28日の野菜セット・春野菜が状態を維持

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6月28日の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、大根、カブ、キュウリ、ズッキーニ、ナスまたはピーマン、サヤインゲン、キャベツ、白菜、シュンギク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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大根、カブ、キャベツ、白菜、シュンギクなどの春の野菜が、6月末になっても良い状態を保っています。

6月は梅雨入りしてからあまり雨が降らなかったので、春野菜も湿気って傷んでしまわずにいます。今年の春野菜は長寿です。

今はまだ、夏の野菜が収穫時期を迎えるのが遅れているので、7月の最初の頃はあともう少しだけ、良い状態が維持されているか確認しながら春野菜を出荷してゆきたいと思います。

P1040256 シュンギク畑ではシュンギクが花を咲かせて、収穫時期を終えようとしています。

P1040260 でも、まだ柔らかくて美味しそうな新芽も生えてきています。もう少しだけシュンギクの収穫を楽しめそうです。

P1040261 春の香草・シュンギクに代わって登場するのが、夏の香草・青シソ。

春の根菜の大根、カブに代わって登場するのがジャガイモや夏ニンジン。春のキャベツや白菜に代わって登場するのが、トマトやナス。少しずつ春野菜から夏野菜に移ってゆこうと思います。

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