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2021年5月25日 (火)

イモもいろいろ  令和2年11月19日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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イモもいろいろ   令和2年11月19日

暮秋の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  今年は初めてキクイモを栽培して、先日、試しに少しだけ収穫してみました。キクイモはその姿がショウガに似ている芋で、その味にはクセがなくて炒めたり煮たりしていろいろな料理に応用できて、食感がシャキシャキとしていて生のままサラダにして食べたりもします。4月頃に皆さんにお届けしてきたヤマイモと同じような料理方法で食べられます。

キクイモの原産地は北アメリカで、あまり日本人には馴染みのない食材でしたが、最近になって健康食品として注目され始めています。キクイモにたくさん含まれているイヌリンという成分には血糖値の上昇を抑える効用があり、糖尿病などの予防に良いらしいです。

  春に種イモを畑に植えて、全ての種イモが問題なく発芽しました。その後は周りの雑草もかなわないほどの勢いでぐんぐん茎を伸ばして、夏には私の背丈を越えました。ほとんどの作物は雑草と競争したら負けてしまうので農家が除草をしてあげないといけませんが、キクイモはほとんど除草作業をしなくても勝手に育ってくれる、生命力にあふれた稀な作物です。虫害にあうこともなく、この作物を栽培するのには農薬も肥料も必要ありません。

  秋には茎の先にヒマワリに似た大きくて黄色の花を咲かせていました。同じ頃、農場付近の公道の脇の空き地にもとてもよく似た姿の花をあちらこちらで見かけました。キクイモが野生化して空き地に繁殖したのかもしれません。キクイモは容易に野生化して繁殖し、在来の植物を駆逐してしまう危険があるので、日本では「要注意外来生物」に指定されてしまっているらしいです。畑でキクイモを収穫する時に芋を掘り残してしまうと、次の年には畑に残った芋から芽が伸び出して、手強い雑草として畑で繁殖してしまうかもしれません。

キクイモは土から掘り出された後の保管方法が難しく、一般家庭では扱いにくいので、野菜セットにはキクイモを入れない予定です。キクイモを希望される方々のみにレシピを付けてお届けいたしますので、健康食品・キクイモに関心のある方はご連絡ください。

夏に収穫されたジャガイモは次の年の春まで貯蔵しながら出荷しています。4月頃に芋は寿命を迎えて、水分が抜けてシワシワにしぼんでゆきます。4月頃は他に出荷できる野菜が少なく、仕方がないのでシワシワのジャガイモも野菜セットに入れていました。今年の4月、複数のご家庭より「ジャガイモの中身が傷んでいた」というご指摘をいただき、出荷を打ち切りました。もっと早くジャガイモの出荷を打ち切るべきだったと反省しています。

先日、サツマイモの収穫を終えて、貯蔵穴に入れて熟成しています。サツマイモは寒さに弱い作物で、冬に防寒しながら貯蔵するのが難しいのですが、去年は初めてサツマイモの防寒に成功して、春まで無事に貯蔵できました。そして冬を無事に越せれば6月に入る頃まで良い状態で芋を貯蔵しながら食べられることも分かりました。来年の4月はシワシワのジャガイモを無理して出荷したりはせず、代わりにサツマイモを出荷できると思います。

ジャガイモ、サツマイモ、サトイモ、ヤマイモ、そして新たにキクイモ。これから寒くなって収穫できる野菜が少なくなってゆく中、長く貯蔵できる様々な芋が頼りになります。

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