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2021年6月 1日 (火)

無菌状態   令和2年12月3日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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無菌状態   令和2年12月3日

霜寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  以前に田舎に移り住んで畑を借りて無農薬で作物を栽培し始めた方から聞いた体験談ですが、近所の農家達から「農薬を使わないと害虫が繁殖して他の畑にも広まってしまうので、農薬で害虫を駆除してほしい」と言われてしまい、無農薬栽培を断念しなくてはいけなくなったようです。近所の農家達に逆らいながら無農薬栽培を続けることは難しいです。

  畑には無数の虫や菌が生息していて、その一部が作物に害を及ぼすこともありますが、それらを退治してくれる虫や菌もたくさん生息していて、作物の生育の手助けをしてくれます。農薬を散布すると害虫や病原菌だけではなく、作物に有益な生き物も含めた全ての生き物が畑から死滅してしまう危険があります。そんな「無菌状態」の中で新たに病原菌が畑にやって来たら天敵がいないのであっさりと繁殖してしまい、作物はあっという間に病気になってしまいます。無菌状態が作物にとって最も危険な状態だと、私は認識しています。

  人間の体の表面にも体内にも、たくさんの菌が常在しています。最近は新型コロナウイルス感染防止のためにスーパーなどの店の入り口には来客者用に消毒液が用意されていますが、私は消毒しません。手を消毒液で消毒することは、畑に農薬を散布して消毒するのと同じ危険性があると思います。しかし図書館などに入ると、職員から直接、消毒液で手を消毒するように要請されるので、その時は渋々、自分の手に消毒液をかけるようにしています。

  日本人は「きれい好きな民族」として世界に知られています。現在のコロナ禍では日本国内は海外と比べると被害が小さく、日本の清潔な環境が新型コロナウイルスの繁殖を抑えていると推測されます。いっぽうで「日本人のように潔癖すぎると却って健康に良くない」という指摘もあります。体を洗いすぎれば体から有益な菌も落ちてしまいます。日本で流行った「抗菌グッズ」は菌と接触する機会を失わせ、菌に対する免疫が身につかなくなります。

  他国と比べて日本の田畑での農薬の散布量はかなり多く、日本は世界有数の農薬使用大国です。日本の多くの農家には「田畑を農薬散布で消毒して清潔に保ち、害虫や病原菌に汚されないようにしないといけない」という意識が強く根付いているのかもしれません。

  厚生労働省によると日本国内では毎年、約1000万人の人々がインフルエンザにかかり、インフルエンザが原因で約1万人の人々が亡くなっています。かなり多くの人々がインフルエンザで苦しみますが、それでも今まで私達はインフルエンザの流行期でも普段通りに外出して、人と触れ合うことを大切にしてきました。ウイルスに感染することによって病気になる場合もありますが、同時に大勢の人々が感染することによってその民族はウイルスに対する免疫を身につけてゆき、そのようにして人類はウイルスと共存してきました。

日本国内では新型コロナウイルスに感染した感染者の多くは無事に回復しているので、このウイルスに感染することを過度に恐れないほうがよいと私は思います。それよりも、多くの人々が新型コロナウイルスと共存することを拒絶して、「消毒すればするほど安心だ」と必要以上に消毒を行って日本列島が「無菌状態」に近づいてゆくことを私は恐れます。

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後記(6月1日記入)

ウイルス感染防止のために大勢の人々がマスクを着用して暮らしていますが、複数の医者などからはマスクをずっと着用したまま暮らすことによって様々な健康被害が生じる危険性があるという指摘も出されています。

1日に何度も手を消毒したり、1日中ずっとマスクを着用したり、そのような不自然な生活を続けていれば心身に余計なストレスを与えてしまい、自己免疫力が落ちてしまうのではないでしょうか。

自己免疫力が維持されていればウイルスに感染しても無事に回復します。しかし、自己免疫力が落ちれば、ウイルスに感染すると重症に陥る場合もあります。ウイルス感染防止のために消毒やマスク着用を徹底すると、却って多くの人々の自己免疫力は落ちてしまい、重症者の人数が増えてしまうかもしれません。

ウイルスは人の目には見えません。どんなに感染を防止しようとしても、完璧に防止することは無理です。ならば、ウイルスに感染しても無事に回復できるように自己免疫力を維持することに専念するべきでしょう。

「ウイルスの感染を防止する」という発想から、「ウイルスと共存できるように自己免疫力を維持する」という発想に転換するべきだと私は思います。

これから蒸し暑くなり、熱中症に注意を支払わなくてはいけません。マスクを着用していると体温が上がってしまうので、熱中症対策を優先してマスクを外した方が良い場面も増えてゆくでしょう。人々が気兼ねなくマスクを取り外せるような雰囲気を社会全体で築いてゆきたいです。

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