令和3年3月12日の野菜セット・キクイモ栽培について
今回の内容です。
ジャガイモ、人参、赤大根、サツマイモ、ネギ、キクイモ、ほうれん草(2袋)、小松菜
「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、
野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。
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昨年は初めてキクイモを栽培してみて、現在は2000円セットに入れています。
日本ではキクイモはまだあまり知られていない野菜ですので、皆さんから質問をいただいております。食べ方についてだけではなく、栽培の様子についての質問をいただいておりますので、今回はキクイモ栽培の様子をご紹介したいと思います。
・種イモの購入
通常のお店では販売されていませんでしたので、私はインターネットで以下の種苗店から注文して取り寄せました。
荒川種苗店(京都府)
・種イモの植え付け
昨年は4月末に種イモを一つ50gくらいに分割して、50個ほどを50cmくらいの間隔を空けて植えてみました。
発芽率はほぼ100%でした。
・生育期間中
ほとんど勝手に生育して、私の身長よりも高く育ちました。肥料を与える必要はなさそうで、雑草よりも元気に生育していたので除草作業もほとんど必要ありませんでした。
ただ、身長が高く伸びすぎて、秋に強風が吹いた日に横倒しになりました。それでもイモは肥大して収穫できましたが、支柱を建てて倒さないようにしてあげればもっと収量が良くなっていたかもしれません。
・収穫
11月頃に全ての茎葉が枯れてから、地下で肥大したイモをゆっくりと収穫し始めました。
・出荷
イモは寒さにやたらと強く、防寒作業はほとんど必要ありません。収穫時期を迎えたら、そのまま土の中にイモを残しておけばよいです。
土の中から収穫してから日が経つと、乾燥してフニャフニャにしおれてしまいおいしく食べられなくなります。出荷する直前まで、土の中に掘り出さずに残しておきます。
おそらく、3月末まではおいしく食べられると思います。4月に入るとイモから芽が出てきて、おいしく食べられなくなると思います。
芽が出てきたイモは、そのまま種イモになります。4月に畑へ植え戻せば、再びキクイモ栽培が始まります。
・注意点
キクイモは生命力が旺盛で栽培しやすいですが、土の栄養をたっぷりと吸収するので、キクイモを栽培した後は土がやせます。連作は避けたほうがよさそうです。また、キクイモのすぐ近くで他の作物を育てるのも避けたほうがよさそうです。
キクイモは生命力が旺盛で野生化しやすく、在来の植物を駆逐しながら繁殖してしまうので、環境省では「要注意植物」として「ブラックリスト」に入れられています。キクイモを収穫する時にイモを畑に取り残してしまうとそのイモから芽が出てきて、キクイモが雑草として畑で繁殖してしまうかもしれませんので、注意。
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