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2021年1月27日 (水)

大らかな空気が壊れるとき  令和2年7月23日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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大らかな空気が壊れるとき 令和2年7月23日

梅雨明けの待ち遠しい今日この頃です。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  連日、「日本国内で新型コロナウイルスの感染が拡大している」というニュースが報じられて、日本人の不安も拡散されているように見えます。「医療従事者やその家族はウイルスに感染している可能性があると危険視されて、まわりの人々から差別を受けた」「父親や母親がウイルスに感染した子供達が学校でいじめられた」「感染が発生した飲食店では消毒後もお客さんが来なくなり閉店した」などの「感染者差別」が各地で発生しているようです。

  日本国内では新型コロナウイルスに感染して死亡する人は多くなく、感染者のほとんどが回復しています。日本人は冷静になるべきです。過剰な不安は人々から大らかな心を失わせて、差別やいじめが量産されてゆきます。今は新型コロナウイルスが怖いというよりも、新型コロナウイルスに自分が感染した時に周りの人から過剰に危険視されるのが怖いです。

  新型コロナウイルスに感染して亡くなる人もいますが、それはインフルエンザウイルスでも同じことが言えます。厚生労働省によると日本国内では毎年、約1千万人がインフルエンザにかかり、約1万人はインフルエンザが原因で亡くなっています。私達はインフルエンザウイルスをうつしたりうつされたりしながら暮らしてきましたが、インフルエンザウイルスの感染者が過剰に危険視されることはありませんでした。インフルエンザの流行する時期も人々は外出して、仕事をしたり娯楽を楽しんだりして人生を燃焼させてきました。

  ウイルスに感染すると免疫ができる場合があり、大勢の人々がウイルスに感染して免疫を身に付ければ社会のあちらこちらに「免疫の防壁」が築かれて、病気や高齢などで免疫力が低下している人々もウイルスに感染しにくくなります。「絶対に人からウイルスをうつされたり、人にウイルスをうつしたりしてはいけない」と思いながら暮らすと息苦しくなりますが、「ウイルスに感染すれば免疫を身に付けることができる」と思えば感染を大らかな気持ちで迎え入れられます。感染者を過剰に危険視せずに大らかに接することができます。

多くの農家は販売先と契約した農産物を栽培して出荷しています。天候次第で農産物が不作になることもあるのが自然ですが、約束した収量を納品しないと販売先と契約してもらえなくなるかもしれません。どんな天候でも収量を確保するには、農薬で病原菌を未然に駆除したり、化学肥料で急速に作物の生育を速めたりする必要がある場合もあります。

無農薬栽培では不作が発生することが少なくなく、小林農場では去年、カボチャが病気に罹って不作でした。でも多種類の野菜を栽培してそれらを詰め合わせて「野菜セット」という形で出荷しているので、カボチャがなくても他の野菜で穴を埋めることができました。今年はカボチャが順調に生育しているので、カボチャが他の野菜の不作を埋めるでしょう。

その時の畑の状況に従って詰め合わされた野菜セットをそのまま受け取ってくださる皆さんの大らかな対応のおかげで、野菜セットで農場を経営することができましたし、無農薬栽培をすることもできました。人々の心が大らかであれば、様々な可能性が生み出されます。そんな大らかな空気が1つの禍に人々の心が奪われて壊れてしまわぬように祈ります。

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後記(1月27日記入)

・病原ウイルスに感染すると病気になる場合もありますが、そのウイルスに対する免疫が新たに身につく場合もあります。

持病や高齢などで免疫力が低下している人は新型コロナウイルスに接触しないように気をつける必要がありますが、通常の免疫力を保持している人は少しずつウイルスと接触しながら少しづつウイルスに対する免疫を身に付けていったほうがよいと私は思っています。

あまり極端に病原ウイルスと接触することを避けてばかりいると、免疫が身につかなくなるかもしれません。

・海外の欧米諸国では日本と比べて桁違いに新型コロナウイルス感染症の患者数が多いのですが、医療を崩壊させずにもちこたえています。

桁違いに新型コロナウイルス感染症の患者数が少ない日本で医療が逼迫したり崩壊したりするのはおかしいです。現在の日本で医療が逼迫しているのは、新型コロナウイルスに対する日本の医療体制に問題があると思います。

日本で医療が逼迫している問題は医療体制を改善してゆくことによって解決してゆく問題であり、私達が外出を自粛すれば解決できる問題ではないと思います。私達は政府からの自粛要請にそのまま従うのではなく、医療体制を改善してゆくように政府に訴えてゆくべきだと思います。

・毎年、寒さが厳しくなる1月には感染症の患者数、死亡者数が増えてゆきます。今まで日本国内では、1月にインフルエンザの患者数が1日に数万人、多い日には1日に数十万人も発生しますが、日本の医療はしっかりと莫大な患者数に対応して、医療崩壊は起きませんでした。日本の医療の実力はすばらしいです。

しかし、世間の人々が新型コロナウイルス感染症に対応している医療従事者やその家族を過剰に危険視して差別したり、「病院は絶対に院内感染を起こしてはいけない」と過度な要求を医療従事者につきつけたりすれば、医療従事者も実力を発揮できなくなります。

まず私達が新型コロナウイルスに対して過剰に恐れることを慎んで、医療従事者が落ち着いて治療できるようにしてゆくことを心掛けるべきだと思います。

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