七十二候を追う・「朔風葉を払う(さくふうはをはらう)」~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
11月27日から12月1日頃までの従来の七十二候は 「朔風葉を払う(さくふうはをはらう)」。冷たい北風が、木々の葉を払い落とす頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
11月27日から12月1日頃までの小林農場独自の七十二候は 「日が縮む 小春日和の ありがたさ」。
紅葉の季節から落葉の季節への移り変わり。巨木がすっかり葉を落として、その樹形をさらしています。その足元には、色とりどりの紅葉が地を染めています。
すっかり日が短くなりました。昼の2時ごろには次第に太陽の陽が弱まり、夕方4時ごろには畑は冷え込みます。次の日の朝9時頃まで畑に霜が残って凍っていますが、その後は太陽がポカポカと陽を降らせて、真昼には昼寝するのにちょうど良い陽気になります。
初冬の陽気を「小春日和」と呼びますが、この短時間の小春日和が寒さに凍った体にとても優しく感じます。
ーーーーーーーー
農場の周辺にはたくさんの樹木が生育しています。散歩の途中、落ち葉を採取してみました。写真の左上は、たぶんクヌギの葉。その右隣はイチョウ、その右隣はイロハモミジ。左下の細長の葉はクリ、その隣の広くて楕円形なのはコブシ。右下の一番大きな葉はなんでしょうか。エノキかな?
・
・
・
・
・
・
・
ーーーーーーーーー
この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「こぎつね」 ドイツ民謡 作詞/勝承夫
右をクリックするとこの歌を試聴できます。 78曲目 こぎつね
« 令和2年12月11日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・野菜の価格について | トップページ | 令和2年12月14日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・鶴首カボチャについて分かったこと »
「歳時記」カテゴリの記事
- 「五十節」の第十三節目 「桜咲く 百花繚乱に」 ~3月22日から3月29日頃まで~(2023.03.29)
- 「五十節」の第十二節目 「白い蝶 花を舞い飛ぶ」 ~3月15日から3月22日頃まで~(2023.03.22)
- 「五十節」の第十一節目 「コブシの木 目覚めて動く」 ~3月7日から3月15日頃まで~(2023.03.15)
- 「五十節」の第十節目 「アブラナの 蕾、現る」 ~2月27日から3月7日頃まで~(2023.03.08)
- 「五十節」の第九節目 「スギ花粉 人に漂う」 ~2月20日から2月27日頃まで~(2023.03.01)