年末年始・特別便 ~コロナ禍の中での野菜セットの出荷について~
12月30日の水曜日に、「年末年始・特別便」を申し込んでくださったご家庭のみに、野菜セットを配送いたしました。
1月1日の金曜日はお正月のため、通常の野菜セットの配送はお休みさせていただきます。1月4日の月曜日より、通常通りに野菜セットをお届けいたします。
皆さま、良いお年を。
年末年始・特別便の内容。
玉ねぎ、人参、大根、カブ、里芋、ゴボウ、鶴首カボチャ(早獲り)、長ネギ、白菜、キャベツ、ほうれん草、小松菜
「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、
野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。
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今年は新型コロナウイルスによって、私達の日常が振り回された一年となりました。
様々な業種で活動の自粛が余儀なくされていましたが、小林農場は仕事をほとんど自粛することなく、普段通りに野菜を出荷してまいりました。
特に今年は小林農場の野菜セットを新規に定期購入してくださるご家庭が増えました。コロナ禍の中、ご自身の健康や食生活を見直して、無農薬栽培の野菜などに関心をお持ちになったご家庭が増えているのではないかと推察しております。
ウイルス感染防止のために厳しい自粛が強いられて、多くの人々が職や収入を失い、生き甲斐も失い、心身の健康を損ねて、それに伴って自殺に追い込まれてゆく人も増えました。「コロナ禍」と呼ぶよりも「自粛禍」と呼んだほう正しいかもしれません。
この禍は、私達の手で終わらせることができる禍だと、私は思っています。
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禍は終わらせられる 令和2年12月17日
霜寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。
新型コロナウイルスの話題一色で今年が暮れようとしています。農業では、害虫や病原菌を退治するために農薬を散布することによってその他の生き物にも害を及ぼして生態系が壊れてゆくことが問題となっていますが、コロナ禍と重なって見えます。人間に禍をもたらすウイルスもありますが、多くの虫、菌、ウイルスなどは作物や人間の健康を維持してくれるように働き、これらと共存してゆくことが大切です。しかし私達はその事を忘れて、目には見えないこれらの小さな生き物に対して無闇に恐れを抱いて一括りに拒絶してしまう癖があり、その結果、さらにややこしい健康被害を自ら招いいてしまうこともあります。
今まで日本国内で新型コロナウイルスに感染した感染者の多くは無事に回復しています。被害が拡大した海外とは状況が違い、日本では新型コロナウイルスの人への殺傷能力はインフルエンザウイルスと大差はないと推測されます。今までインフルエンザウイルスに対処してきたのと同じように、この新参者にも落ち着いて対処してゆけばよいと私は思います。
連日、「新型コロナウイル感染拡大によって医療が逼迫している」と報じられて、社会に不安が広がっています。日本政府は新型コロナウイルスを特別に危険なウイルスと判断して「指定感染症」に指定したため、医療従事者も新型コロナウイルスに対しては特別に手間のかかる対処を余儀なくされています。新型コロナウイルスが強力だからではなく、世間がこのウイルスに過剰に反応しているので医療従事者も過剰に手間をかけてこのウイルスに対処しなくてはいけなくなったために医療が逼迫しているのだと、私は思います。
毎年、日本国内で約1000万人という莫大な数の人々がインフルエンザなどの感染症に罹っていますが、医療従事者はしっかりと対応してきました。新型コロナウイルスを特別に危険視することをやめて、他のウイルスによる感染症と同じように通常どおりに医療従事者が新型コロナウイルスに対処できるようにすれば医療は逼迫しないと私は思います。
新型コロナウイルスの感染拡大を恐れて多くの人々は活動の自粛を余儀なくされて職と収入を失い、自殺者も増えました。感染防止のために支払っている代償が大きすぎます。
冬に入れば感染症の患者数が増えてゆくのは自然なこと。連日、新型コロナウイルスの感染者数が1日に数千人ずつ増えていることが大きく報じられていますが、今までは冬にインフルエンザの患者数が1日に数万人ずつ増えてゆくことが当たり前で、そんな状況でも私達は普段通りに外出して人々と触れ合うことを大切にしてきました。インフルエンザウイルスも人の命を奪いますが、私達にはこのウイルスと共存してゆく覚悟があります。
今までもインフルエンザが流行する時期にお正月を迎えていましたが、大勢の人々は故郷に帰省して家族といっしょに新年を迎える時間を大切にしてきました。このお正月も私は例年通りに実家のある東京都江東区に帰省して、父と母といっしょに新年を祝おうと思います。大勢の人々が新型コロナウイルスとも共存してゆく覚悟をすれば、コロナ禍を終わらせられます。ちなみに、病原菌と共存してゆく覚悟がなければ無農薬栽培はできません。
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追記(12月31日記入)
この年末は連日、新型コロナウイルスの新規に確認されている1日の陽性者の数は3000人前後で推移しています。
いっぽう、去年の今頃は、インフルエンザの新規に確認された1日の患者数(実際に発症した人の数)は、1万人を超えていました。
この年末は新型コロナウイルスの感染によって亡くなったと報告されている人々の数は1日に50人前後で推移していますが、去年の今頃は、インフルエンザによって亡くなったと報告された人々の数は1日に平均して70人~80人くらいでした。
今年は異常にインフルエンザの患者数が少ないようです。この年末年始は昨年の同じ頃と比べて、多くの人々が感染症に罹って苦しむ確率は小さいかもしれません。
今まで日本では冬になると1日に数万人の人々が感染症に罹りますが、医療従事者は莫大な患者数にしっかりと対処してきました。今は新型コロナウイルスの新規の陽性者が1日に数千人ほど報告されていますが、1日にたった数千人の感染症の患者の数が増えただけで日本の医療が逼迫してしまうなんて、通常では考えられません。
新型コロナウイルスを特別に危険視することをやめて、他の病原ウイルスによって引き起こされる感染症と同じように通常通りに医療従事者が新型コロナにも対処できるようにすれば医療は逼迫しないですむと、私は思います。