七十二候を追う・「虹蔵れて見えず(にじかくれてみえず)」~メタセコイア(曙杉)についても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
11月22日から11月26日頃までの従来の七十二候は 「虹蔵れて見えず(にじかくれてみえず)」。虹を見かけることが少なくなる頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
11月22日から11月26日頃までの小林農場独自の七十二候は 「紅葉が 風に吹かれて 冬木立」。
紅葉の季節から落葉の季節への移り変わり。巨木がすっかり葉を落として、その樹形をさらしています。その足元には、色とりどりの紅葉が地を染めています。
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多くの針葉樹の葉は常緑なので、紅葉する針葉樹は珍しいです。おそらくメタセコイア(曙杉)だと思います。
メタセコイアは恐竜時代にはすでに地球上に生息していたようです。すでに絶滅したと思われていましたが、1945年に中国で「生き残り」が発見されて、今では増殖されて様々な場所に植えられているのを見られるようになりました。「生きた化石」として有名。
メタセコイアの落葉。線形の葉が羽根のように対になってつきます。
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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「星めぐりの歌」 作詞・作曲/宮沢 賢治
右をクリックするとこの歌を試聴できます。80曲目 星めぐりの歌
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