七十二候を追う・「 楓蔦黄なり(もみじつたきなり)」 ~秋の空についても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
11月2日から11月6日頃までの従来の七十二候は 「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」。紅葉や蔦が色づく頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
11月2日から11月6日頃までの小林農場独自の七十二候は 「秋晴れに 放射冷却 霜降りる」。
この時期の重大な「季節のたより」は
・早朝に霜が降り始める(露地野菜の防寒の準備をするための合図)
・紅葉した葉が落ち始める(落ち葉かきを準備するための合図)
「人の心と秋の空」
この時期になると「都道府県魅力度ランキング」というランキングが発表され、どの都道府県が最も魅力的なのかが公表されます。
しかし、「魅力度」という数値化できるはずがないものを無理矢理に数値化してそれぞれの都道府県の魅力度を比較してゆこうという発想はおかしいと思います。
本当はいろいろな魅力があるにもかかわらず、たまたま「魅力度ランキング」で下位にランクインされてしまったために「魅力のない県」だと誤解されてしまっている気の毒な県もたくさんあります。罪づくりなランキングです。
全体の1部分のみを切り取って決められてゆくランキングの結果に一喜一憂をするのは虚しいことで、気にしないほうがよいです。例えばもしも、自分が暮らしている県が魅力度ランキングで最下位になったとしても、私は全然、そんなことを気にしたりはしないでしょう。
他所の人々には自分の暮らしている地域の魅力が伝わらなくても、自分自身が自分の暮らしている地域に誇りを感じていれば、それで十分です。
自分が暮らしている地域をもっと知りたいと思い、まずは小林農場で出会えるたくさんの生き物の名前を覚えることにしました。
小林農場で出会える生き物をまとめて載せているページを作成していますので、よろしければ右をクリックしてご覧ください。命名百科
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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「まっかな秋」 作詞/薩摩 忠 作曲/小林 秀雄
右をクリックするとこの歌を試聴できます。試聴する
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