七十二候を追う・「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」~マルバアメリカアサガオについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
9月12日から9月16日頃までの従来の七十二候は 「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」。セキレイが鳴き始める頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
9月12日から9月16日頃までの小林農場独自の七十二候は 「日が暮れる 釣瓶落としに 例えられ」。
秋の夕暮れは「釣瓶落とし」と例えられます。
釣瓶(つるべ)とは、井戸から水を汲み上げるための桶のことですが、井戸の底へ桶がサーッと落ちてゆくように、この時期は日が沈むのが早くなります。
夕方5時に日が暗くなり始めてきたと思ったら、夕方6時にはすっかり暗くなり、その日の畑仕事も終了します。風呂に入って夕食の支度をする時間も早くなりました。
早朝も、5時はまだ暗いままです。日の出ている時間が短くなったと感じます。畑仕事ができる時間も短くなります。
朝晩の温度も下がり、今週から窓を閉めて就寝するようになりました。もはや夏ではなくなり、季節は秋へと進んでいることをはっきりと感じられる時期です。
ーーーーーーーーーーーーーー
ツル性の植物が繁茂しています。絡むことのできる棒を見つけるとそれを「支柱」にしてツルを何重にも伸ばして、「支柱」を葉で覆いながら上へ上へと登ってゆきます。
ツル性の野草、マルバアメリカアサガオ。
アサガオの仲間。アメリカからの帰化植物。
葉は丸っぽいハート型。萼がタコ足のように開くのが特徴。
ーーーーーーーー
この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「遠き山に日は落ちて」 作曲/アントニン・ドヴォルザーク 作詞/堀内 敬三
右をクリックすると、この曲を試聴できます。 83曲目 遠き山に日は落ちて
« 野菜出荷の裏側 令和2年2月28日 | トップページ | 免疫力を高める時 令和2年3月5日 »
「歳時記」カテゴリの記事
- 「五十節」の第十二節目 「白い蝶 花を舞い飛ぶ」 ~3月15日から3月22日頃まで~(2023.03.22)
- 「五十節」の第十一節目 「コブシの木 目覚めて動く」 ~3月7日から3月15日頃まで~(2023.03.15)
- 「五十節」の第十節目 「アブラナの 蕾、現る」 ~2月27日から3月7日頃まで~(2023.03.08)
- 「五十節」の第九節目 「スギ花粉 人に漂う」 ~2月20日から2月27日頃まで~(2023.03.01)
- 「五十節」の第八節目 「風が吹き 諸々、揺らす」 ~2月14日から2月20日頃まで~(2023.02.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント