« 令和2年9月7日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・ | トップページ | 野菜が花を咲かせぬように  令和2年2月20日 »

2020年9月12日 (土)

種まきの季節、栽培したい野菜とその品種 令和2年2月13日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

種まきの季節、栽培したい野菜とその品種 令和2年2月13日

梅のつぼみもふくらんできました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  冬の終わりも近づき、先週には今年初めての種まきを行いました。今後は様々な作物の種が絶え間なく播かれてゆくでしょう。今年はどんな野菜のどんな品種を栽培するのか、種苗会社のカタログを見たり、地元の種屋さんに寄ったりしながら、あれこれと考えています。

  多くのご家庭より「野菜セットに入っていたカボチャがおいしかった」という嬉しいご感想をいただきました。去年はカボチャが不作で収量は少なく、この冬はほんの数回しか野菜セットの中に入れられませんでした。今年はカボチャの種をたくさん播いてたくさん栽培して、今年の秋から来年の春まで毎回、皆さんにカボチャをお届けしゆきたいと思います。

  カボチャは品種によって味や姿が違うので、品種選びが重要です。皆さんに今まで好評だった皮が白い品種「白爵」と、皮が薄い緑色の品種「とっておき」の種をたくさん購入しておきたいと思います。去年、初めて栽培した、手のひらに乗るくらいに小さなカボチャができる品種「すずなりカボちゃん」がおいしかったので、今年もカボちゃんを育てたいです。

  種は主に種苗会社から購入していますが、私もできるだけ自分の畑から自分で種を採って、小林農場で独自に品種を育成してゆけるようにしたいと思います。今週から野菜セットに入れている人参の品種は、私が自分で種を採りながら独自に育成してきたものです。

  これまで野菜セットには年間50種類ほどの野菜を出荷していますが、その種類数を少しずつ増やしてゆきたいと思います。フキ、アスパラガス、ケールなどを新たに出荷してゆきたいと思っています。今までにもアスパラガスの種を播いてきましたが、うまく育てられませんでした。アスパラガスは種が播かれてから収穫時期を迎えるまで2年の月日がかかります。今年も種を播き直し、今度こそ2年間、気を切らさずに管理したいと思います。

  以前に「オリゴ糖の塊」という異名がある健康野菜、ヤーコンを栽培して野菜セットに入れたことがありましたが、あまり日本では馴染みのない野菜で、「料理方法が分からない」と戸惑った方も多かったみたいなので、ヤーコンを野菜セットに入れるのをやめました。多くの家庭に馴染みのある野菜を野菜セットに入れるように心掛けることにしました。

  キクイモという野菜もあまり馴染みのない食材ですが、血糖値を下げるなどの効用がある、健康に良い野菜らしいです。ヤーコンと違って味にクセがなく、料理しやすくて食べやすい野菜のようなので、新たに野菜セットに加えてみようと思い、キクイモの栽培方法を勉強しています。雑草にも負けぬ旺盛な生命力を持ち、栽培が簡単な作物らしいです。

  パクチーなど、特定の野菜を作ってほしいというご要望を皆さんからいただくこともあり、できるだけお応えしてまいりたいと思います。パクチーが苦手な方も多いと思いますので、パクチーを希望されるご家庭のみに野菜セットに入れてお届けしたいと思います。今後はパクチーのように、「オプション」で野菜セットに入れてゆくような野菜も用意したいと思います。今は倉庫に少しだけヤーコンが保管されていますが、ヤーコンにご興味がある方は私にお知らせください。希望されるご家庭のみに、ヤーコンをお届けいたします。

------------------------

追記(9月12日記入)

・今年もカボチャがあまりたくさん収穫できませんでした。秋はまだ、カボチャの出荷を控えることになるかもしれません。冬からたくさん、カボチャを野菜セットに入れてみたいと考えています。

・パクチーなどの西洋のハープを栽培してみましたが、うまく生育しませんでした。西洋ハープの栽培は小林農場の課題です。青シソなどの東洋のハープはたくさん収穫できています。シュンギクやミツバなどの東洋ハープもたくさん作ろうと思います。

・キクイモは、収穫後にけっこう早く傷みやすいらしく、慣れていないと扱いが難しいらしいので、野菜セットに入れる野菜としてはふさわしくなさそうです。健康食に関心のある方の中にはキクイモをご希望される方もいるかもしれませんので、キクイモをご希望される方のみに「オプション」でお届けしてもおもしろいかもしれません。

現在の畑では、キクイモの茎葉が恐ろしい勢いで伸びていて、雑草すらかなわぬ生命力に溢れた生育ぶりを見せています。収穫は冬より。どれだけ収穫できるか、楽しみです。

« 令和2年9月7日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・ | トップページ | 野菜が花を咲かせぬように  令和2年2月20日 »

農場通信」カテゴリの記事

2023年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
無料ブログはココログ