七十二候を追う・「土潤いて溽し暑し(つちうるおいてむしあつし)」~ヤマユリについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
7月28日から8月1日頃までの従来の七十二候は「土潤いて溽し暑し(つちうるおいてむしあつし)」。熱気がまとわりつく蒸し暑い頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
7月28日から8月1日頃までの小林農場独自の七十二候は 「ヤマユリが 一人たたずむ 道の脇」。
よく飼い犬を連れて散歩する道の脇に、ぽつんと一人、ヤマユリが茎を伸ばしてきて、そのてっぺんに大きな花を咲かせます。
6月頃からつぼみの姿が現れますが、そこから花が開くまでの期間が長く、先週、ようやく開花しました。
ヤマユリは日本の広い地域で自生している、多年草の植物です。来年以降もまた、同じ頃に同じ場所で花を咲かせてくれるでしょう。
この敷地を管理されている近所の方はマメに草刈りをして敷地内をきれいに保っていますが、この野生のヤマユリだけは刈らずに残してくれています。
(左の挿し絵をクリックすると、挿し絵が拡大されてもっと見やすくなります)
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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「夏の思い出」 作詞/江間 章子 作曲/中田 喜直
こちらをクリックするとこの曲を試聴できます。
(8月1日に、ようやく関東地方でも、気象庁より梅雨明け宣言されました。)
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