七十二候を追う・「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」~ニジュウヤホシテントウムシについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
7月12日から7月16日頃までの従来の七十二候は「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」。ハスの花が咲き始める頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
7月12日から7月16日頃までの小林農場独自の七十二候は 「梅雨寒よ 洗濯物も 乾きゃせぬ」。
今年の梅雨は長く感じます。毎日必ず雨が降り、「梅雨の晴れ間」がほとんど見られません。
洗濯物が乾きません。まだ湿り気が残っている作業服を着て、自分の体温で乾かしながら畑仕事をしています。
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ナス畑やジャガイモ畑などでよくみかける害虫です。体に合計28個の黒斑があるテントウムシです。
ニジュウヤホシテントウムシの食害を受けて葉が穴だらけにされているナスの樹の様子。
おそらくニジュウヤホシテントウムシの食害を受けて傷がついたナスの果実の様子。
ナスの樹に勢いがあれば害虫に葉が食べられるよりも先にどんどん葉を茂らせてくれるのでしょうが、曇天が続いているこの梅雨は樹に勢いがなく、ニジュウヤホシテントウムシの被害が目立ちます。収量も最近は下がってしまっています。
梅雨が明けて日差しが戻れば、樹は勢いを取り戻して害虫の被害も目立たなくなると思いますが。
ニジュウヤホシテントウムシの別名は「テントウムシダマシ」。ナナホシテントウムシなどの本物?のテントウムシは、アブラムシなどの害虫を食べてくれる益虫です。
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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「富士の山」 作詞・巌谷小波 作曲・不詳
右をクリックするとこの曲を試聴できます。富士の山.wav
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