七十二候を追う・「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」~イヌビエについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
7月22日から7月27日頃までの従来の七十二候は「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」。キリが実を結び始める頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
7月22日から7月27日頃までの小林農場独自の七十二候は 「穂を出して 名前を明かす イネの草」。
イネ科に属している雑草はたくさんあり、春から秋まで畑のあちらこちらに生えています。
どれも節のある茎と、細長くて葉脈が平行に走っている葉を持ち、茎と葉の外見が似ていて見分けがつきにくいです。
この時期になるとようやくイネ科の雑草の穂が現れて、その雑草の名前が判別できます。
現在、よく見かけるイネ科の雑草がこの2つです。
やがてたくさんのメㇶシバも穂を出して、その正体を明かすでしょう。チカラシバもときどき見かけるようになるでしょう。春から穂を出していたイヌムギの姿は少なくなってきました。
近所の田んぼでも稲が穂を出し始めているかもしれません。
(「イヌビエ」「イヌムギ」「イヌアワ」など、名前に「イヌ」がつく草がありますが、「食用にもならずに人間の役に立たない」と思われる草に「イヌ」がつけられるようです。なんでだろう。犬は人間にとって大切で役に立つ生き物なのに。)
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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「花火」 作詞:井上赳、作曲:下総皖一
右をクリックするとこの曲を試聴できます。花火.wav
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