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2020年7月 8日 (水)

魅惑の甘い芋    令和1年12月5日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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魅惑の甘い芋    令和1年12月5日

寒さがひとしお身に染みる頃となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  12月1日の日曜日に、地元の市貝町で手作り青空市「SATOYAMAヘルシーマーケット」が開催されて、小林農場も出店して野菜を販売しました。師走の寒い時期に会場まで足を運んでくださった皆さんに感謝を申し上げます。寒さを感じさせぬ晴天の一日でした。

  10月に収穫したサツマイモの中には、収穫中に傷つけてしまって商品として出荷できない芋がたくさんありました。そこでこれらのキズ芋を今回の催しの最中に焼いて「焼き芋」にして、来場者の皆さんに振る舞うことを思いつきました。みんな、焼き芋は大好きですので、皆さんに喜んでもらえるだろうと思い、焼き芋を簡単に作れる方法を探りました。

我が家は石油ストーブで暖をとっていますが、試しに火を灯したストーブの上に乗せたフライパンに小石を敷いて、その上にサツマイモを入れてフタをして密封して、そのまましばらく置いてみました。数時間後にフタを空けてみると、芋は中まで箸で突き刺せるほど柔らかくなっていました。割って食べてみると甘味が口の中に広がり、煮たり蒸したりして料理された芋とは一味違ったホクホクとした食感を楽しめることを確認できました。

開催日当日には、キズ芋を一つ一つきれいに水洗いしてアルミ箔に包んで用意し、石油ストーブやフライパンも会場に持ってゆきました。催しが開催されて芋を焼き始めようとしたとき、フライパンのフタを持ってくるのを忘れたことに気付きました。フタなしで芋を焼いてみましたが、これでは十分に加熱できず、いつまでたっても芋は固いままでした。

けっきょく来場者に焼き芋を振る舞うことができず、つまらない忘れ物をやらかした自分には腹が立ちましたが、催しで焼き芋を作るという思いつきは良かったと思います。火に焼かれて甘く柔らかくなってゆく芋の様子は、催しの賑やかな場所で「絵」になります。

サツマイモは収穫後に長期保存ができるのですが、寒さには弱く、今まで小林農場では11月下旬には低温障害によってサツマイモは傷んで出荷できなくなっていました。今年は防寒対策を強化して、冬季のサツマイモ出荷に挑戦してみることにしました。

地下は気温が下がりにくいので、雨の当たらないハウスの片隅に土を深く掘って貯蔵穴を作りました。新聞紙は野菜の水分を適度に調整してくれるので芋を新聞紙に包んで貯蔵穴の中に重ねてゆき、その上には保温力の高いモミガラを厚くかぶせておきました。温度計を貯蔵穴の中に入れて、穴の中の温度が適度に保たれているかどうか、確認しています。

12月に入りましたが、サツマイモは低温で傷んでゆく気配を全く見せぬまま、良い状態で出荷されています。収穫中に傷ついたキズ芋はすぐに腐敗して食べられなくなる場合が多いのですが、今年はキズ芋ですら傷む気配を見せず、傷の部分を切り落とせばおいしく食べられます。年の暮れに近所で多くの人が集まって餅つきが行われるので、その時期までキズ芋が良い状態を保てていれば、次こそは焼き芋を上手に焼いて皆と楽しみたいです。

サツマイモは寒い時期に長く貯蔵されているうちに、寒さで凍ってしまわないように体内の糖分を濃くしてゆくので、甘味が増してゆくようです。味の変化も楽しみです。

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