七十二候を追う・「温風至る(おんぷういたる)」~ミョウガについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
7月7日から7月11日頃までの従来の七十二候は 「温風至る(おんぷういたる)」。夏の風が熱気を運んでくる頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
7月7日から7月11日頃までの小林農場独自の七十二候は 「空気蒸す ひっきりなしに 蝉の声」。
鳥の鳴き声に混じって、蝉が鳴き始めました。いろいろな虫も鳴き始め、昼も夜も、ひっきりなしに何かが鳴いています。
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上の写真の中央の薮は、ミョウガです。
毎年、この時期になると畑の片隅の日陰に勝手に生えてきます。
繁殖力が強く、地下に茎を伸ばしてゆき、次々に地上に葉を生やして茂らせ、薮を形成してゆきます。
ミョウガの薮の中に顔を突っ込んでよく見てみると、その株元に穂の姿が見られました。、
この穂が「ミョウガ」と呼ばれて食材に利用されています。
私自身がミョウガを食べる習慣がなかったので、今までミョウガを収穫せずそのまま放っておいたのですが、ちゃんと収穫すれば商品として出荷できます。
私が何も世話をしなくても勝手に育って収穫物を授けてくれるのだから、よく考えてみたらありがたい植物です。
ミョウガを野菜セットに入れてみることも検討したいと思います。私もミョウガの食べ方を学んでみようと思います。
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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「この道」 作詞/北原 白秋 作曲/山田 耕筰
右をクリックするとこの曲を試聴できます。 39曲目 この道
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