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2020年7月

2020年7月30日 (木)

大らかな空気が壊れるとき  令和2年7月23日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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大らかな空気が壊れるとき  令和2年7月23日

梅雨明けの待ち遠しい今日この頃です。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  連日、「日本国内で新型コロナウイルスの感染が拡大している」というニュースが報じられて、日本人の不安も拡散されているように見えます。「医療従事者やその家族はウイルスに感染している可能性があると危険視されて、まわりの人々から差別を受けた」「父親や母親がウイルスに感染した子供達が学校でいじめられた」「感染が発生した飲食店では消毒後もお客さんが来なくなり閉店した」などの「感染者差別」が各地で発生しているようです。

  日本国内では新型コロナウイルスに感染して死亡する人は多くなく、感染者のほとんどが回復しています。日本人は冷静になるべきです。過剰な不安は人々から大らかな心を失わせて、差別やいじめが量産されてゆきます。今は新型コロナウイルスが怖いというよりも、新型コロナウイルスに自分が感染した疑いがある時に人から差別を受けるのが怖いです。

  新型コロナウイルスに感染して亡くなる人もいますが、それはインフルエンザウイルスでも同じことが言えます。厚生労働省によると日本国内では毎年、約1千万人がインフルエンザにかかり、約1万人はインフルエンザが原因で亡くなっています。私達はインフルエンザウイルスをうつしたりうつされたりしながら暮らしてきましたが、インフルエンザウイルスの感染者が過剰に危険視されることはありませんでした。インフルエンザの流行する時期も人々は外出して、仕事をしたり娯楽を楽しんだりして人生を燃焼させてきました。

  ウイルスに感染すると免疫ができる場合があり、大勢の人々がウイルスに感染して免疫を身に付ければ社会のあちらこちらに「免疫の防壁」が築かれて、病気や高齢などで免疫力が低下している人々もウイルスに感染しにくくなります。「絶対に人からウイルスをうつされたり、人にウイルスをうつしたりしてはいけない」と思いながら暮らすと息苦しくなりますが、「ウイルスに感染すれば免疫を身に付けることができる」と思えば感染を大らかな気持ちで受け入れられます。感染者を過剰に危険視せず、大らかに接することができます。

多くの農家は販売先と契約した農産物を栽培して出荷しています。天候次第で農産物が不作になることもあるのが自然ですが、約束した収量を納品しないと販売先と契約してもらえなくなるかもしれません。どんな天候でも収量を確保するには、農薬で病原菌を未然に駆除したり、化学肥料で急速に作物の生育を速めたりする必要がある場合もあります。

無農薬栽培では不作が発生することが少なくなく、小林農場では去年、カボチャが病気に罹って不作でした。でも多種類の野菜を栽培してそれらを詰め合わせて「野菜セット」という形で出荷しているので、カボチャがなくても他の野菜で穴を埋めることができました。今年はカボチャが順調に生育しているので、カボチャが他の野菜の不作を埋めるでしょう。

その時の畑の状況に従って詰め合わされた野菜セットをそのまま受け取ってくださる皆さんの大らかな対応のおかげで、野菜セットで農場を経営することができましたし、無農薬栽培をすることもできました。人々の心が大らかであれば、様々な可能性が生み出されます。そんな大らかな空気がたった1つの禍に心を奪われて壊れてしまわぬように祈ります。

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追記(7月30日記入)

「検査の結果、新型コロナウイルスの陽性者の数が増え続けている」というニュースが連日、報じられています。

いっぽうで、検査数も以前と比べてかなり増えています。検査数が増えれば、判明する陽性者の数も増えてゆくのも当然だと思います。

判明した陽性者の数が増えているのは、ウイルスが勢いを強めているのが原因なのか。それとも、ただ単に、検査数を増やしているのが原因なのか。

私は「陽性者数」よりも「陽性率(陽性者数÷検査数×100)」に注目しています。「陽性者数」よりも「陽性率」のほうが、ウイルスの感染状況をより正しく把握できると思います。

とりあえず現在までは、1日の新型コロナウイルによる死亡者の数は少ないままで、ほとんどの感染者は回復しています。

医療従事者は新型コロナの他にも、癌とか肺炎とか、いろいろな病気にも対応しなくてはいけないので、新型コロナばかりに労力を費やしてはいられません。

世間が新型コロナばかりを過剰に恐れていると、医療従事者も新型コロナばかりに過剰に労力を費やさなくてはいけなくなり、医療現場は崩壊しやすくなります。

新型コロナウイルスを正しく恐れることはよいのですが、過剰に恐れることは慎みたいと思います。

2020年7月29日 (水)

七十二候を追う・「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」~イヌビエについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

7月22日から7月27日頃までの従来の七十二候は「桐始めて花を結ぶ(きりはじめてはなをむすぶ)」。キリが実を結び始める頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

7月22日から7月27日頃までの小林農場独自の七十二候は 「穂を出して 名前を明かす イネの草」

Dscn3248 イネ科の雑草。

イネ科に属している雑草はたくさんあり、春から秋まで畑のあちらこちらに生えています。

どれも節のある茎と、細長くて葉脈が平行に走っている葉を持ち、茎と葉の外見が似ていて見分けがつきにくいです。

この時期になるとようやくイネ科の雑草の穂が現れて、その雑草の名前が判別できます。

Dscn3250 写真の左はエロコログサ。右はイヌビエ。

現在、よく見かけるイネ科の雑草がこの2つです。

やがてたくさんのメㇶシバも穂を出して、その正体を明かすでしょう。チカラシバもときどき見かけるようになるでしょう。春から穂を出していたイヌムギの姿は少なくなってきました。

近所の田んぼでも稲が穂を出し始めているかもしれません。

(「イヌビエ」「イヌムギ」「イヌアワ」など、名前に「イヌ」がつく草がありますが、「食用にもならずに人間の役に立たない」と思われる草に「イヌ」がつけられるようです。なんでだろう。犬は人間にとって大切で役に立つ生き物なのに。)

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

  「花火」 作詞:井上赳、作曲:下総皖一
   右をクリックするとこの曲を試聴できます。花火.wav 


2020年7月28日 (火)

7月27日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・梅雨の中のジャガイモ収穫

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、キュウリ、ナス、青ナス、ピーマン、トマト、ミニトマト、サヤインゲン、モロヘイヤ、青シソ、ニンニク、ミョウガ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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すでにジャガイモが土中で肥大して収穫時期を迎えていますが、小林農場では梅雨が明けて晴れる日が続いて畑が乾きやすくなってから、本格的にジャガイモを収穫します。

収穫したジャガイモを2,3日間、日に当ててよく乾かしてから、長期間、暗室に入れて貯蔵しています。そうすると、貯蔵中に傷んでしまうようなイモはほとんどありません。

今年は学校給食用のジャガイモとして7月中に地元の学校にたくさん出荷させていただくことになり、まだ梅雨が明けていなくて畑がビシャビシャに濡れたままの状態で、イモを収穫してゆくことになりました。

Dscn3263 収穫直後のジャガイモ。まるで、泥団子。

Dscn3266 学校給食に出荷されるジャガイモ。

学校給食では、限られた時間内にたくさんの子供達が食べる分を料理しなくてはいけないので、大きくて料理しやすいジャガイモが求められます。「出荷されるイモの大きさは130g以上」という要望を学校側からいただきながらジャガイモを出荷しています。だいたいソフトボールよりも大きいくらいのイモを選別して出荷しています。

一般家庭では一度に大量のジャガイモを使う機会はあまりないので、ソフトボールくらいの大きさだと大きすぎて扱いにくいかもしれません。野菜セットには、野球ボールよりも小さいくらいのジャガイモが皆さんに扱いやすいのではないかと思いながら、ジャガイモを詰めています。

小さすぎるジャガイモは直売所に出荷しています。小さくても使いみちはありますので、小さいジャガイモをお求めのお客さんに買っていただいております。

今回は梅雨の時期の収穫となり、お日様が全く顔を見せず、収穫されたジャガイモをしっかりと乾かすことができませんでした。貯蔵中に傷んでしまっているイモはないか、定期的に確認してゆきたいと思います。

 

2020年7月26日 (日)

令和2年7月24日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・長引く梅雨の中の状況

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、中玉トマトまたはミニトマト、サヤインゲン、クウシンサイ、青シソ、ニンニク、ミョウガ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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とても長く感じる今年の梅雨。この7月は「梅雨の晴れ間」がほとんどありませんでした。

現在の作物の状況と今後の予測

・露地で育てているトマトは、畑が乾かず湿っているままなので病気が発生して、日が経つごとに病斑が広がり、梅雨が明けるまで無事に生き残ってくれるかどうか、見守るしかない。雨除けハウスの中で育てているトマトは普通に生育していて、間もなく収穫できると思う。

・ナス、ピーマンなどの夏野菜の樹も、おそらく日照不足のために勢いがなく、収量が落ちている。梅雨が明けて日差しが戻ったら回復してくれるのではないかと期待。

・キュウリは日照不足に強く、梅雨の時期にも順調に収穫できている。ただ、梅雨が明けた後に寿命を迎えて収量が落ちてゆくと思う。次に種まきして育てているキュウリが順調に育ってくれれば、真夏以降も安定して収穫できる。

・モロヘイヤ、クウシンサイなどの葉物野菜の樹も勢いがなく、収穫後に樹が回復するのが遅く、一時的に収穫を休まなくてはいけない。これらも梅雨が明ければ回復して、たくさん収穫できるようになると思う。葉物野菜の中では青シソだけは元気で、しばらくたくさん収穫できる。

・人参、ズッキーニ、サヤインゲンが収穫時期を終える。代わりにトマト、オクラ、トウモロコシが新たに収穫時期を迎えてくれることを期待したいが、まだ時間がかかりそう。ネギがまだ大きく育っていないが、他に出荷できる野菜がないのであれば、小さな状態でもネギを出荷してゆきたい。

・長引く梅雨の影響で全体的に収量が落ちている今は、ジャガイモ、玉ねぎ、ニンニクなど、すでに収穫して保存してある品目に頼りたい。

Dscn3258 6月に収穫して、網に詰めて吊るしながら保存している玉ねぎ。

今年の収穫された玉ねぎが、他の年に収穫されたものよりもおいしく感じるのは私だけでしょうか?

特に味噌汁に玉ねぎを入れると、「まるで味噌汁がコーン・ポタージュみたいにおいしくなる」と感じたりしています。

2020年7月25日 (土)

七十二候を追う・「鷹乃学を習う(たかわざをならう)」~ハスについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

7月17日から7月21日頃までの従来の七十二候は「鷹乃学を習う(たかわざをならう)」。タカのヒナが飛び方を覚える頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

7月17日から7月21日頃までの小林農場独自の七十二候は 「蓮の花 蜂の巣になる 散った後」

7月12日から7月16日頃の従来の七十二候は「蓮始めて開く」でした。昔も今も、この頃にハスが花を開きます。

Dscn3227_20200725052301 近所の池で開花しているハス。

Photo_20200725053203

Photo_20200725053201 花が散った後の様子。蜂の巣状の花托が姿を現します。

Photo_20200725053202 「蓮は泥より出でて泥に染まらず」

池で生育しているハスの全体像。根にはレンコンができます。(上の挿し絵をクリックすると、挿し絵が拡大されてもっと見やすくなります。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

  「うみ」 作詞:林柳波、作曲:井上武士  
   右をクリックするとこの曲を試聴できます。うみ.wav 

 

 

2020年7月22日 (水)

七十二候を追う・「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」~ニジュウヤホシテントウムシについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

7月12日から7月16日頃までの従来の七十二候は「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」。ハスの花が咲き始める頃とされています。

Dscn3227 近所の池のハスも花を咲かせています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

7月12日から7月16日頃までの小林農場独自の七十二候は 「梅雨寒よ 洗濯物も 乾きゃせぬ」

今年の梅雨は長く感じます。毎日必ず雨が降り、「梅雨の晴れ間」がほとんど見られません。

洗濯物が乾きません。まだ湿り気が残っている作業服を着て、自分の体温で乾かしながら畑仕事をしています。

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Dscn3234 ニジュウヤホシテントウムシ。

ナス畑やジャガイモ畑などでよくみかける害虫です。体に合計28個の黒斑があるテントウムシです。

Dscn3231 ニジュウヤホシテントウムシの食害を受けて葉が穴だらけにされているナスの樹の様子。

Dscn3242 おそらくニジュウヤホシテントウムシの食害を受けて傷がついたナスの果実の様子。

ナスの樹に勢いがあれば害虫に葉が食べられるよりも先にどんどん葉を茂らせてくれるのでしょうが、曇天が続いているこの梅雨は樹に勢いがなく、ニジュウヤホシテントウムシの被害が目立ちます。収量も最近は下がってしまっています。

梅雨が明けて日差しが戻れば、樹は勢いを取り戻して害虫の被害も目立たなくなると思いますが。

ニジュウヤホシテントウムシの別名は「テントウムシダマシ」。ナナホシテントウムシなどの本物?のテントウムシは、アブラムシなどの害虫を食べてくれる益虫です。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

  「富士の山」 作詞・巌谷小波 作曲・不詳   
   右をクリックするとこの曲を試聴できます。富士の山.wav 



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2020年7月21日 (火)

令和2年7月20日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・モロヘイヤの樹の状況

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、中玉トマトまたはミニトマト、サヤインゲン、クウシンサイ、青シソ、ニンニク、ミョウガ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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今年の梅雨は長く、連日、曇天が続き、夏野菜の生育も勢いがなく、現在は全体的に収量が少ないです。

Imgp0355 夏の希少な葉物野菜、モロヘイヤ。

上の写真は収穫が始まったばかりの頃のモロヘイヤですが、やがて真夏の頃には樹の高さが1m以上に達して、たくさん葉を茂らせてくれます。それらの葉を手で1本1本摘みながら収穫します。

摘まれた後もまた葉が茂り、何度も収穫できます。

モロヘイヤ 野菜の王様収穫されたモロヘイヤの葉。「旬の食材百科」のページより写真をお借りしました。

この7月上旬に生協よりモロヘイヤのご注文をたくさんいただき、大量に出荷させていただきました。

しかしその後、樹の勢いが悪く、なかなか葉が再生してくれません。おそらく、曇天が続いているせいだと思います。

中には、葉を切り取った切り口から黒ずんでゆき、傷みが広まってしまった樹も複数あります。樹が回復するまで時間がかかるかもしれません。

ハーブのバジルもモロヘイヤと同じように収穫するのですが、収穫した後、樹が傷んでしまうことが多いです。「葉を収穫すること」とは「樹に切り口をつけて傷つけること」なのだと、バジルを見ていると思います。

1日でもすっきりと晴れれば、収穫後の切り口もすぐに乾いて樹も傷みにくくなって問題ないのですが、この数日間は1日すらすっきりと晴れてくれなかったので、樹の傷みが目立ちます。梅雨の時期には、モロヘイヤなどは収穫量を控えて、「傷」をできるだけつけないように注意したほうがよいかもしれません。

モロヘイヤの樹を回復させるため、この1週間はモロヘイヤを野菜セットに入れるの控えました。梅雨が明けて日差しが戻れば、モロヘイヤの樹もたくさん葉を茂らせてくれると思いますので、再び野菜セットに入れられると思います。

2020年7月20日 (月)

終わりのある命、燃焼させて    令和2年7月2日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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終わりのある命、燃焼させて    令和2年7月2日

長雨が続き、梅雨明けの待ち遠しい今日この頃です。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  先日、東京で暮らしていた私の伯父が亡くなり、葬儀に参列するために東京まで行ってきました。伯父さんが病院に入院している間、病院側は新型コロナウイルスが病院内に侵入することを厳重に防ぐために入院患者の家族にも病室に入ることを制限していたようで、伯母さんはなかなか伯父さんに面会をすることができずに辛い思いをしたようです。葬儀の合間に、親戚との会話の中で新型コロナウイルスのことも話題になりました。

例えば、もしも日本でエボラ出血熱のような致死率が高くて危険な感染症が流行したら、感染を回避するために外出を自粛したほうがよいかもしれません。いっぽうで、今までインフルエンザが流行しても私達は外出を自粛せずに普段通りに暮らしてきました。毎年、日本ではインフルエンザが原因で約1万人の人々が亡くなっていますが、その数を冷静に受け止めながら私達の社会はインフルエンザウイルスと共存してきました。

  新型コロナウイルスはヨーロッパやアメリカ大陸では猛威を振るいましたが、アジアではそれほど繁殖できず、日本では新型コロナウイルスによる死亡者数は、同じ頃に発生したインフルエンザウイルスによる死亡者数と大差がありませんでした。インフルエンザウイルスと同じように、今後は新型コロナウイルスとも共存してゆけばよいと、私は思います。

  畑には人の目には見えない菌がたくさん生息していて、酵母菌などに触れることによって作物は免疫力を高めてゆき、いっぽうで病原菌に触れることによっても、その病原菌に対抗してゆくための免疫を自ら身に付けてゆきます。人間も同様に、免疫力を維持してくれる有益な菌を体の中に保持しながら、病原体が体に感染してくる度に新たに免疫を身に付けます。有益菌も病原菌も、様々な菌が共存している環境で、生き物の免疫力が築かれます。

  病原菌を駆除するために農薬を畑に散布すると、病原菌だけではなく他の菌や小動物も死滅して、却って作物の免疫力が下がって、次に病原菌に感染したときに病気にかかりやすくなります。人間も、身の周りを過剰に消毒したり、様々な菌やウイルスに感染することを過剰に回避したりすると、免疫力を高めてゆくことができなくなるかもしれません。

  自治体が新型コロナウイルスの感染を回避するために住民に外出や経済活動の自粛を呼び掛けていますが、自粛をしてもウイルスが消えていなくなるわけではありません。それならば普段通りに外出して新型コロナウイルスに少しずつ感染しながら免疫を身に付けていったほうがよいと、私は考えます。今まで新型コロナウイルスに感染した人々の多くが全く発症せずにすみ、発症してもすぐに回復していました。感染して重症に陥るのは高齢や持病で免疫力が低下している人々がほとんどで、重点的に対策すべき対象は絞られています。

  私の伯父さんは83歳で天に召されましたが、人は年をとるにつれて免疫力が落ちて病気にかかりやすくなるのは自然なことで、それは天命です。最後は癌で亡くなったり、肺炎で亡くなったり、インフルエンザで亡くなったり、新型コロナで亡くなったりします。終わりのある人生を悔いなく燃焼させてゆくには、外出を自粛してばかりもいられません。

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追記(7月20日記入)

「新型コロナウイルスの感染者の数が拡大している」というニュースが連日、報道されています。

私は「感染者数」よりも「死亡者数」に注目しています。

この冬に新型コロナウイルスが日本に上陸してから今まで、1日の新型コロナウイルスによる死亡者数は少ないままで、死亡者数が急増してゆくような事態は発生していません。

新型コロナウイルスに感染した人のほとんどは回復しています。

外出を自粛していてもウイルスが消えていなくなるわけではありません。普段通りに暮らしながら少しずつ新型コロナウイルスに感染して免疫を身に付けていったほうがよいと、私は考えます。

2020年7月19日 (日)

令和2年7月17日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・病害対策について

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、キュウリ、ナス、ピーマン、丸サヤインゲン、平サヤインゲン、クウシンサイ、青シソ、ニンニク、ミョウガ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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Dscn3225 露地で育てているトマトの様子。

雨が続いて土が乾かず、病原菌が発生して疫病にかかって、下葉が真っ黒にヤケドしたように枯れてしまっています。

Dscn3222 Dscn3223

雨除けハウスの中で育てているトマトの様子。

雨に当たらず土は常に乾燥しています。トマトの葉は青々としていてきれいで、病斑は見当たりません。

トマト栽培は、雨除けすることによって病害を回避してゆくことができます。ただ、大きなハウスを建てなくてはいけません。

露地でも病気にかからずに栽培できるトマトの品種もありますので、小林農場でもそのような品種を試しに栽培しています。

今は疫病が発生している露地のトマトも、梅雨が明けて日差しが戻れば回復してゆくのではないかと思います。

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病原菌はどの畑にも生息していて、作物が病原菌に感染することを完璧に防ぐことは難しいです。

しかし、作物が健全に育っていれば、病原菌が感染しても症状は重くならないと思います。


現代の一般的な農業では畑に農薬を散布して消毒して病原菌を駆除しますが、無農薬栽培では農薬を使用しません。
作物は酵母菌や乳酸菌などの土着の有益な菌の助けを借りながら生育してゆきます。
農薬を畑に散布することによって、病原菌だけではなく、有益な菌にまで害を及ぼしてしまうかもしれません。
病原菌を駆除することばかりに気をとられていると、過剰に農薬で消毒してしまい、畑を「無菌状態」にしてしまいます。
しかし、多様な菌が共存している豊かな生態系の中でこそ、作物は健全に育ってゆけると思います。
そのような豊かな生態系の中では、病原菌だけがいつまでも繁殖するということはありません。
作物のまわりの日当たり・風通しを良くしたり、病害に強い品種を選んで栽培したり、有益菌がたくさん生息している堆肥を畑に散布したりして、畑に病原菌が繁殖しすぎないようにしています。
病害菌は繁殖しすぎると農家の「敵」になりますが、普段は畑に豊かな生態系を築いてゆくための一員として働いてくれていると思います。
「有益菌だけを残して、病原菌だけを駆除する」というのは難しいと思います。
生態系の中で全ての菌は密接に関わり合っているので、病原菌を農薬などで駆除すれば、その影響は有益菌にも及ぶ危険性があります。
有益菌と共生してゆきたいのであれば、病原菌とも共生してゆく度量が必要だと思います。

 

 

2020年7月16日 (木)

七十二候を追う・「温風至る(おんぷういたる)」~ミョウガについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

7月7日から7月11日頃までの従来の七十二候は  「温風至る(おんぷういたる)」。夏の風が熱気を運んでくる頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

7月7日から7月11日頃までの小林農場独自の七十二候は 「空気蒸す ひっきりなしに 蝉の声」

鳥の鳴き声に混じって、蝉が鳴き始めました。いろいろな虫も鳴き始め、昼も夜も、ひっきりなしに何かが鳴いています。

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Dscn3212

上の写真の中央の薮は、ミョウガです。

毎年、この時期になると畑の片隅の日陰に勝手に生えてきます。

繁殖力が強く、地下に茎を伸ばしてゆき、次々に地上に葉を生やして茂らせ、薮を形成してゆきます。

Dscn3217

ミョウガの薮の中に顔を突っ込んでよく見てみると、その株元に穂の姿が見られました。、

Dscn3221

この穂が「ミョウガ」と呼ばれて食材に利用されています。

私自身がミョウガを食べる習慣がなかったので、今までミョウガを収穫せずそのまま放っておいたのですが、ちゃんと収穫すれば商品として出荷できます。

私が何も世話をしなくても勝手に育って収穫物を授けてくれるのだから、よく考えてみたらありがたい植物です。

ミョウガを野菜セットに入れてみることも検討したいと思います。私もミョウガの食べ方を学んでみようと思います。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

  「この道」  作詞/北原 白秋  作曲/山田 耕筰 
   右をクリックするとこの曲を試聴できます。 39曲目 この道 




2020年7月14日 (火)

令和2年7月13日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・クウシンサイについて

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、キュウリ、ズッキーニ、ナス、ピーマン、丸サヤインゲン、平サヤインゲン、モロヘイヤまたはクウシンサイ、青シソ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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Dscn3207 Dscn3205

クウシンサイ。夏の暑い時期に収穫できる希少な葉物野菜です。

雑草のごとく生命力が旺盛で盛んに葉を茂らせて、害虫もその勢いについてゆけずに虫害が少なくて、無農薬栽培のやりやすい作物です。

昔から沖縄や東南アジアなどの暑い地域で食べられてきた葉物野菜です。

クウシンサイは漢字で「空心菜」と書きます。また、「筒菜」とも呼ばれています。その名のとおり、茎の部分が空洞になっているのが特徴です。

他にも「ヨウサイ」、「朝顔菜」、「エンサイ」、「ウンチェーバー」など、いろいろと別名がありますが、どれも同じクウシンサイです。
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炒め物によく使われる食材です。

葉が少しモサモサとした食感で、茎が少しコリコリと固い食感なので、私はクウシンサイをできるだけ細かく切って、蒸すような感じで炒めて食べるのが好きです。

Dscn3210 クウシンサイと豆腐とニンニクの蒸し炒め。

ニンニクがクウシンサイとの相性が良いと思います。

味にクセのない葉物野菜なので、いろんな料理に利用できます。

火を通すと少しネバネバして、おひたしにして醤油やかつお節をかけると、それらが葉によく絡んでおいしいです。

2020年7月12日 (日)

令和2年7月10日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・病害対策について

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、キュウリ、ズッキーニ、ナス、ピーマン、サヤインゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、青シソ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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最近、キュウリの苗を育てていると、葉に斑点のような病斑が現れます。

おそらく、水を与えすぎたり、天候が晴れずに床土が乾きにくかったりして、湿度が高くなりすぎているのが原因だと思います。

湿度が高くなると病原菌が繁殖して、症状が現れやすくなります。

でも 、その後は回復して、現在、キュウリがたくさん、実をならしています。

どうやらキュウリは病原菌と共生しながら、自然治癒したようです。

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小林農場では、病原菌を退治するために農薬を散布して消毒することはしません。

作物が病原菌と接しながら、自らの力で免疫を身に付けて、病原菌に感染しても自然治癒してゆくように見守ってゆきます。

農薬を散布すると、むしろ作物の自然治癒力が落ちる危険があります。薬には副作用があります。

病原菌に対しては、薬ではなく、生き物が本来もっている免疫力で自然治癒してゆくのがよいと思います。

いろんな病原菌が空気中に存在していて、それらが常に、作物に感染しています。これらの感染を防ぐことは不可能で、必ずしも防ぐ必要もありません。その生き物が健康ならば、症状は重くなりません。病原菌に感染しても症状が重くならなければ問題はありません。

あまり病原体の存在を恐れすぎて消毒しすぎると、病原菌以外の有益な菌まで傷つけてしまい、副作用は大きくなると思います。作物のまわりの風通し、日当たりなどを良くして、病原菌が繁殖しすぎないように気をつければよいと思います。

病原体に感染することにより、作物の免疫力も鍛えられたりします。免疫力向上のためにも病原体すらも味方にしてゆくのが、無農薬栽培の理想的な姿だと思います。

病原体を過剰に恐れすぎて過剰に消毒することを慎み、病原体とも共存してゆく姿勢を大切してゆくのが無農薬栽培だと、私は考えます。

 

 

 

2020年7月11日 (土)

七十二候を追う・「半夏生ず(はんげしょうず)」~キイチゴの仲間についても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

7月1日から7月6日頃までの従来の七十二候は  「半夏生ず(はんげしょうず)」。半夏(カラスビシャク)が生え始める頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

7月1日から7月6日頃までの小林農場独自の七十二候は 「雨脚が 駆け足になる 梅雨末期」

梅雨の前半と梅雨の末期は、同じ梅雨でも様子が違ってきます。

前半は雨の降り方も大人しくて、「梅雨の晴れ間」もあって畑が乾く時もあるのですが、

6月が終わる頃から雨の降り方が強くなって、わずかな晴れ間すらなくなり、畑も乾きません。トラクターを畑に入れて耕すことができません。

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毎年、梅雨の末期には、特に西日本で大きな豪雨災害が発生しています。(東日本では9月・10月の台風の季節に豪雨災害が発生しやすい)

日本政府は治水にお金をかけて取り組んでほしいです。この季節には日本のどこかで豪雨災害が発生すのは分かり切っているのだから。

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道端の木苺の樹。梅雨の時期に果実が実って、つまんで食べられます。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

  「たなばたさま」  作詞:権藤はなよ •補作詞:林柳波 •作曲:下総皖一
   右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 たなばたさま.wav 

2020年7月 8日 (水)

魅惑の甘い芋    令和1年12月5日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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魅惑の甘い芋    令和1年12月5日

寒さがひとしお身に染みる頃となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  12月1日の日曜日に、地元の市貝町で手作り青空市「SATOYAMAヘルシーマーケット」が開催されて、小林農場も出店して野菜を販売しました。師走の寒い時期に会場まで足を運んでくださった皆さんに感謝を申し上げます。寒さを感じさせぬ晴天の一日でした。

  10月に収穫したサツマイモの中には、収穫中に傷つけてしまって商品として出荷できない芋がたくさんありました。そこでこれらのキズ芋を今回の催しの最中に焼いて「焼き芋」にして、来場者の皆さんに振る舞うことを思いつきました。みんな、焼き芋は大好きですので、皆さんに喜んでもらえるだろうと思い、焼き芋を簡単に作れる方法を探りました。

我が家は石油ストーブで暖をとっていますが、試しに火を灯したストーブの上に乗せたフライパンに小石を敷いて、その上にサツマイモを入れてフタをして密封して、そのまましばらく置いてみました。数時間後にフタを空けてみると、芋は中まで箸で突き刺せるほど柔らかくなっていました。割って食べてみると甘味が口の中に広がり、煮たり蒸したりして料理された芋とは一味違ったホクホクとした食感を楽しめることを確認できました。

開催日当日には、キズ芋を一つ一つきれいに水洗いしてアルミ箔に包んで用意し、石油ストーブやフライパンも会場に持ってゆきました。催しが開催されて芋を焼き始めようとしたとき、フライパンのフタを持ってくるのを忘れたことに気付きました。フタなしで芋を焼いてみましたが、これでは十分に加熱できず、いつまでたっても芋は固いままでした。

けっきょく来場者に焼き芋を振る舞うことができず、つまらない忘れ物をやらかした自分には腹が立ちましたが、催しで焼き芋を作るという思いつきは良かったと思います。火に焼かれて甘く柔らかくなってゆく芋の様子は、催しの賑やかな場所で「絵」になります。

サツマイモは収穫後に長期保存ができるのですが、寒さには弱く、今まで小林農場では11月下旬には低温障害によってサツマイモは傷んで出荷できなくなっていました。今年は防寒対策を強化して、冬季のサツマイモ出荷に挑戦してみることにしました。

地下は気温が下がりにくいので、雨の当たらないハウスの片隅に土を深く掘って貯蔵穴を作りました。新聞紙は野菜の水分を適度に調整してくれるので芋を新聞紙に包んで貯蔵穴の中に重ねてゆき、その上には保温力の高いモミガラを厚くかぶせておきました。温度計を貯蔵穴の中に入れて、穴の中の温度が適度に保たれているかどうか、確認しています。

12月に入りましたが、サツマイモは低温で傷んでゆく気配を全く見せぬまま、良い状態で出荷されています。収穫中に傷ついたキズ芋はすぐに腐敗して食べられなくなる場合が多いのですが、今年はキズ芋ですら傷む気配を見せず、傷の部分を切り落とせばおいしく食べられます。年の暮れに近所で多くの人が集まって餅つきが行われるので、その時期までキズ芋が良い状態を保てていれば、次こそは焼き芋を上手に焼いて皆と楽しみたいです。

サツマイモは寒い時期に長く貯蔵されているうちに、寒さで凍ってしまわないように体内の糖分を濃くしてゆくので、甘味が増してゆくようです。味の変化も楽しみです。

2020年7月 7日 (火)

令和2年7月6日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・ハーブについて

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、白菜、キュウリ、ズッキーニ、ナス、ピーマン、サヤインゲン、モロヘイヤ、青シソ、ニラ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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Dscn3203 Dscn3194 バジル。

今年はバジルが病気にかかることなく無事に育っているので、収穫して野菜セットに入れてみようと思ったのですが、

それほど一般的に食べられている食材でもなく、バジルの料理方法や保存方法をご存じではないご家庭も多いと思いますので、やっぱり野菜セットに入れるのをやめました。

「追加の注文」という形で、バジルをご希望されるご家庭にのみ、お届けしてまいりたいと思います。バジルをご希望されるご家庭は、どうぞ小林までお伝えください。

Dscn3200 先日、畑に植えたパクチーの苗。

パクチーも、大好きな方は大好きなのですが、苦手な方は苦手で、野菜セットには入れづらい食材です。無事に収穫時期を迎えたら、「追加の注文」という形で希望される方々にお届けしたいと思います。

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上の写真は畑と道路の境で自生しているミント。

繁殖力が強くて、辺り一面を覆い、刈られても刈られても再生します。刈ると、清涼感あふれる香りを、辺り一面に振り撒きます。

畑の端で勝手に自生しているミントも、ちゃんと収穫してちゃんと出荷すれば、商品として販売して商売できるのかな?

「ジャパニーズ・ハーブ」のミツバや青シソなどは小林農場でも栽培していますが、西洋ハーブについても勉強したいです。

2020年7月 6日 (月)

令和2年7月6日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・コロナ禍と農業を絡めて農場通信に書く

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、白菜、キュウリ、ズッキーニ、ナス、サヤインゲン、モロヘイヤ、青シソ、ニラ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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連日、コロナ禍の話題がニュースで報じられています。

最近は新型コロナウイルスの「感染者数」が増えていると大きく報じられて、不安を感じている人も多いようです。

しかし、正確な「感染者数」は国民全員を検査してみないと分からず、現実的にそれは不可能で、正確な「感染者数」は把握できません。

正確な「死亡者数」ならば分かりますので、より正しく現状を把握するには「感染者数」よりも「死亡者数」に注目したほうがよいと思います。最近の1日の新型コロナウイルスによる死亡者数は0~3人くらいで、少ないです。心配しすぎることはないと、私は思っています。

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新型コロナウイルスを過剰に恐れてしまうと判断を誤って、新たに問題を生み出してしまいます。

新型コロナウイルスのことばかりを過剰に恐れることを慎しみたいです。

梅雨の終わりの時期になると毎年、西日本では大きな豪雨災害が発生するので、今は自然災害の備えに力を入れたほうがよいと思います。

コロナ禍対策で行政は全ての家庭に10万円の給付金を支給していますが、小林農場はあまりコロナ禍の被害は受けていないので、私の生活には給付金は必要ないです。給付金をいただいたら、自然災害の被災地に寄付したいと思っています。

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無農薬栽培は、害虫や病原体とも共存してゆく道を探る栽培方法です。

この無農薬栽培の哲学を、今後、新型コロナウイルスと共存してゆこうとする私達の社会にも適用してゆけないだろうかと考えています。

野菜セットには農場通信もいっしょにお届けしていますが、農業の話と絡めながら新型コロナウイルスを農場通信に登場させています。

コロナ禍がいろいろとネタを提供してくれるので、農場通信のネタも尽きません。

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2020年7月 5日 (日)

霜からの冬入り宣言     令和1年11月28日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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霜からの冬入り宣言     令和1年11月28日

霜寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  11月の中旬頃の冷えた早朝、この秋に初めて霜が降りているのをはっきりと確認。畑の作物が薄っすらと白色に輝いていました。11月の下旬にはさらに強い霜が降り、夏の頃からずっと畑に茂っていたハキダメギクなどの背の高い雑草が真っ黒に霜焼けして枯れてゆきました。これらはこの季節の毎年恒例の風物詩で、霜の登場が冬の到来を宣言します。

  里芋の大きな葉も豪快に霜枯れして、収穫の時期を迎えています。大根やカブは寒さに強く、まだ葉が青々としているので葉もいっしょに出荷していますが、霜が絶え間なく降りるようになれば大根やカブの葉も霜枯れして、葉を切り落として出荷することになります。

  長い時間、土や水に触れている私の手の肌にもアカギレができました。アカギレもまた、空気が乾燥するこの季節の風物詩です。指のあちらこちらが切れてしまい、痛くて痛くて仕事になりませんので、毎晩寝る前にはハンドクリームを丁寧に塗って肌を手入れしておかないといけません。水道管も凍結して破裂してしまうので、防寒対策を忘れてはいけません。

  最近は地球全体が温暖化しているようで、私は特に、その影響をこの季節に感じます。11月になっても霜が降りにくくなってきています。寒くなれば害虫も冬眠するものですが、今は11月になってもいつまでもだらだらと害虫が畑の作物を食べ続けていたりしています。温暖化すると害虫が長く活動しやすくなると予想されています。今年の秋は特に暖かく、その影響で東日本に甚大な被害を及ぼした大型台風が発生したと言われています。

  せっかく温暖化しているのならば、それを逆手にとって利用することもできるでしょう。キャベツはそれほど寒さに強い作物ではなく、冬が始まる頃に出荷が終了することが多いですが、この秋は寒さに強い品種のキャベツを探してたくさん栽培してみました。最近の冬のこの暖かさならば、冬にもキャベツを安定して出荷できるようになるかもしれません

  来年の5月より収穫される玉ねぎの苗を、11月に畑に植えてゆきます。苗は寒さが厳しくなる前に植えてあげないと根が畑に根付きにくくなるのに、今年は苗を植えるのを後回しにしてしまいました。この11月は妙に暖かく、私も妙にのんびりとしてしまいました。

のんびりとしていたら曇天が続くようになって畑が雨で湿り、苗を植える作業がなかなかはかどりませんでした。すでに霜が降り始めている寒い時期に苗を畑に植えることになったので、今年の苗は畑に根付くのに時間がかかって霜柱に持ち上げられやすくなるかもしれません。この冬には持ち上げられた苗を埋め戻す作業が必要になるかもしれません。

寒くなる速度がのんびりとしているこの初冬ですが、周りの雑木林もようやく紅葉を迎え、確実に季節は進んでいます。露地野菜が霜で傷んでしまう前に、早く防寒作業を終わらせないといけません。寒さが厳しくなるにつれて、私の気持ちも引き締まってゆきます。

ほうれん草は霜に当たると糖分が増して甘くなり、その味がはっきりと変化します。ほうれん草の味の変化も、この季節の舌で味わう風物詩です。今年はほうれん草の収穫が遅れていますが、これからほうれん草や他の野菜の味が冬の寒さによっておいしくなります。

2020年7月 4日 (土)

七十二候を追う・「菖蒲華さく(あやめはなさく)」~ネムノキについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

6月26日から6月30日頃までの従来の七十二候は  「菖蒲華さく(あやめはなさく)」。アヤメが花を咲かせる頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

6月26日から6月30日頃までの小林農場独自の七十二候は 「ネムノキが 日没前に 花開き」

近所のネムノキ。Dscn3186

Dscn3187 ネムノキの花が咲きました。

紅色の長い雄しべがたくさん集まって傘のように開きます。

上の写真はお昼に撮ったのですが、一般的にはネムノキの花は夕方に新たに開き始めて、その後に萎んだりしているようです。

葉も1日の間に開いたり閉じたりしているようで、夕方になると眠るように葉を閉じて垂れ下がってゆくようです。

Dscn3170 ネムノキの葉。羽根状に連なっています。

地域によっては「ネムノキの花が咲いたらアズキの種を播け」と言われ、種まきの目安に使われる木でもあるようです。

私も、ネムノキの花が咲くと、「そろそろダイズの種を播く準備を始めよう」と思ったりします。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

 「ねむの木の子守歌」  作詞:美智子皇后陛下  作曲:山本正美
 右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 ねむの木の子守歌

2020年7月 1日 (水)

令和2年6月29日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・モロヘイヤについて

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、白菜、キュウリ、ズッキーニ、ナス、サヤインゲン、モロヘイヤ、青シソ、ニラ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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モロヘイヤが収穫され始めています。

古代からエジプトなどの地中海沿岸部で食べられてきた葉物野菜ですが、最近になって日本でも食べられるようになってきました。

モロヘイヤのすばらしさを箇条書きすると・・・

  ・葉は真夏の暑さでもしおれてしまうことがなく、夏の希少な葉物野菜となる

  ・加熱するとぬめりが出て、ネバネバとなる。納豆、オクラ、里芋など、ネバネバとする食材を好む日本人に向く(ネバネバする食材の多くは、栄養価が高い。特にモロヘイヤは栄養価が高いことで知られている)

  ・味にクセがなく、いろいろな料理に適用できる。味噌汁の具材にもなるし、おひたしにして醤油とカツオ節をかけて食べてもおいしい。

  ・雑草のような旺盛な生命力で、次々に葉を伸ばす。害虫もその旺盛な生命力には追いつけず、葉が虫に喰われて穴だらけにされることが少ない。無農薬栽培がやりやすい。

小林農場ではたくさんの野菜を栽培していますが、特にモロヘイヤは多くの日本人に好まれやすく、しかも無農薬栽培がやりやすいので、モロヘイヤを「夏の農場経営を支える目玉商品」として力を入れて栽培し、たくさん収穫・出荷してまいりたいと思っています。

増収を目指して、今年はモロヘイヤの苗の株間をいつもよりも2倍ほど、間隔を広げて植えてみました。日当たりも風通しも良くなって、1枚1枚の葉がたっぷりと大きく開いてくれると思います。

Dscn3182 現在のモロヘイヤ畑の様子。

今は「草」のような姿ですが、これからグングンと伸びて「樹」になり、たくさんの葉を茂らせてゆきます。

そしてその葉を摘んで収穫された後も再び新しい葉を生やしてくれるので、何度も収穫できます。

 

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