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2020年6月18日 (木)

遺伝子操作技術の今後   令和1年10月31日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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遺伝子操作技術の今後   令和1年10月31日

向寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  作物の遺伝子を操作して有益な品種を作り出す「遺伝子組み換え技術」や「ゲノム編集」の研究が進んでいます。海外では遺伝子操作を施された作物の栽培面積が増え続け、それらが収穫されて人の食糧や家畜の飼料として出荷され、日本にも輸入され始めています。

今まで種苗業界ではさまざまな品種を交配させながら時間をかけて有益な新品種を開発してきましたが、それと比べると遺伝子操作技術は時間をかけずに効率的に新品種を作り出せます。よって、複数の種苗会社が遺伝子操作技術を広く普及させたいと考えています。

いっぽうで遺伝子を操作することにより新たな副作用も生み出されることも懸念されていて、多くの人々が遺伝子操作食品の安全性に不安を感じています。また、遺伝子操作作物が栽培中にそのまわりの野生の野草とも自然交雑してその遺伝子が自然環境に増殖してゆく可能性もあり、その結果、生態系を乱してしまうことも懸念されています。今までこの世に存在していなかった未知の遺伝子を人工的にたくさん生み出すことによって、それが自然環境や私達の健康にどのような影響を与えてゆくのかは予想がつきません。

遺伝子操作技術を普及させたい種苗業界は、これらの技術の有益性を宣伝しています。害虫に食べられにくいように遺伝子が操作された作物の品種を開発して、「農薬を散布する量を減らすことができるので、環境に優しい栽培ができる」と農家に宣伝しています。

花粉症の症状を和らげたり糖尿病を予防したりできる米の品種を遺伝子操作によって作る研究もされているようです。花粉症や糖尿病で悩んでいる人は多いので、これらの新品種の米は消費者に歓迎されて常食されるかもしれません。今は農薬散布されて栽培された食品や様々な添加物が含まれている食品が一般的に販売されていますが、今後は遺伝子操作食品も一般的に販売されるようになり、安全性への警戒心は消えてゆくかもしれません。

遺伝子操作技術の品種の需要が増えれば種苗会社もその技術を取り入れた品種の種ばかりを販売するようになるでしょう。遺伝子操作されていない品種の種を購入することは難しくなり、小林農場でも遺伝子操作された品種を栽培しなくてはいけなくなるでしょう。

以上、遺伝子操作技術の今後について、「もしかしたらこうなるのではないか」と予測してみました。予想どおりになって遺伝子操作されていない品種の種が入手できなくなることを避けるには、農家は種苗業界から作物の種を購入するのではなく、自分の畑から作物の種を自分で採り、遺伝子操作されていない品種を自分で育成してゆくしかありません。遺伝子操作技術によってもたらされる副作用は心配なので、この技術に依存したくないです。

遺伝子操作は人間の体にも応用できます。自分の遺伝子を操作してもらえば、簡単に美男・美女になることもできるでしょう。自分の子供の身体能力も簡単に向上させられます。自分の子供の遺伝子を操作しようとしない親は、「せっかく子供がもっと幸せに暮らせるようになるのに、なぜ遺伝子を操作してあげないのか」と、周りの人から注意されるかもしれません。自分や自分の家族の遺伝子を操作できる便利な社会を、皆さんはどう思いますか?

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