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2020年6月25日 (木)

手間のかかる作物の代表   令和1年11月14日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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手間のかかる作物の代表   令和1年11月14日

初冬の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  10月より秋キャベツを野菜セットに入れてまいりました。葉が柔らかくて甘味もあり、おいしいキャベツを皆さんにお届けできたと自負しております。キャベツはたくさんの肥料を必要とする作物で、肥料の足りない畑では結球してくれませんので、キャベツを栽培する畑には前もって肥料を施すようにしています。過剰に肥料を吸収してもキャベツの味はえぐくなって良くありませんが、とりあえず小林農場のキャベツの味は良いので、味質だけを考慮するなら今までの肥料の種類や量でちょうど良かったと思います。

肥料には虫を引き寄せるような香りがあるようで、肥料を与えると害虫も発生しやすくなります。肥料を散布しながら育ててゆくキャベツは最も虫害に遭いやすい作物の一つです。まだ苗が幼い頃にまるで集中砲火を浴びたように葉のあちらこちらが虫に食われて穴だらけにされてしまうこともあり、それが致命傷となってその後の生育が停滞します。

キャベツを無農薬栽培で育てるために、最近では目の細かな防虫ネットをキャベツ畑全体に覆ってチョウなどの害虫をキャベツに近づけないようにする方法が広く普及されるようになりました。防虫ネットを導入するには手間と費用がかかりますので、私は今までその導入に躊躇していました。去年、すぐお隣の私の農業の師匠が畑に防虫ネットを導入されて虫食われ穴のないとてもきれいなキャベツを栽培されていましたので、それに背中を押されて今年初めて、小林農場のキャベツ畑でも防虫ネットを導入してみました。   

期待通りに防虫ネットの中でキャベツは順調に育ち、費用対効果はそれなりに望めそうだということを確認いたしました。虫食われ穴のない外葉の内側で結球してゆくキャベツの姿は美しく、芸術作品のようでした。美しいキャベツを皆さんにお届けできました。

キャベツは暑さに弱い作物です。現在出荷中の秋キャベツは猛暑の7月、8月頃に種を播いて育てるので、栽培が難しいです。冬の寒さがやって来てキャベツの生育が止まってしまう前に収穫時期を迎えさせるには、猛暑の頃に種を播かないと間に合いません。

手間がかかって収量が少ないため、今後は一部のご家庭のみに秋キャベツをお届けしてゆくことになります。遮光ネットも導入して防虫ネットの上にかぶせれば、畑に植えられたキャベツの苗を直射日光による暑さから防げて、収量を増やせるかもしれません。いつの間にかに野菜栽培が資材に依存したやり方になってきているのが、少し気になりますが。

  肥料を多く欲しがる性格のため、キャベツは育てるのに手間がかかり、肥料を吸収しながらまん丸に結球してゆく姿から「暴飲暴食を好む肥満体の作物」などと揶揄する人もいます。でも結球してゆくことにより球の内側の葉はたくさん詰まって柔らかくなっておいしくなり、球が貯蔵器官の役割をして葉の日持ちも良くなり、料理するのに都合が良くなります。多くの家庭で愛用されている野菜ですので、手間がかかっても栽培する価値はあります。

間もなく全てのご家庭に白菜をお届けしてまいりたいと思います。これもキャベツに似て肥料好きな性格の作物で、キャベツと同じくらいに手間をかけて育てました。

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