七十二候を追う・「腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)」 ~クリについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
6月10日から6月15日頃までの従来の七十二候は 「腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)」。ホタルが飛び交う頃とされています。昔の人は、腐った草がホタルに生まれ変わると思ったそう。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
6月10日から6月15日頃までの小林農場独自の七十二候は 「梅雨入りし 何度も着替えを したくなり」。
関東平野では、だいたい6月10日より少し前あたりに梅雨に入ります。今年は6月11日に気象庁が関東地方の梅雨入りを宣言しました。
本当にこの日を境にしてよく雨が降るようになり、空気がジメジメと肌にまとわりつくようになりました。とても分かりやすい今年の梅雨入りでした。
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濃い緑に包まれた周辺の雑木林の中に、白っぽい塊があちらこちらに見られます。栗の木の花です。
この季節の雑木林に、栗の花が彩りを与えています。花が咲いて初めて、周りの雑木林でこんなにたくさんの野生の栗の木が自生していることに気付かされます。
栗の花は、たくさんの小さくて白っぽい花が集まって花序を形成して、しっぽのように細長く垂れ下がります。
秋になると、実がなります。栽培されている栗の実と比べると小さくて食べにくいですが、味はしっかりとおいしいです。
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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」
「あめふり」 作詞:北原白秋、作曲:中山晋平
右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 あめふり.wav
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