七十二候を追う・「 葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」 ~山桜についても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
4月20日から4月24日までの従来の七十二候は 「葭始めて生ず(あしはじめてしょうず)」。水辺の葦が芽を吹き始める頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
小林農場独自の4月20日から4月24日までの七十二候は 「新緑に 桜が混じり 山、笑う」
上の写真の右側に、山桜の姿も見られます。
山桜は、雑木林などで自生している桜です。
ソメイヨシノよりも遅い時期に花をさか咲かせます。雑木林でコナラなどが新緑を迎える頃と同じ時期に開花します。
山桜の花は、葉とほぼ同時に姿を現すようです。ソメイヨシノと比べて花の色は地味で、よく見ないとどこに花があるのか分からない場合もあります。
新緑の雑木林を歩いていると、桜の花びらがひらひらと舞い落ちてきて、その時にはっと、雑木林の中に山桜が混じっていたことに気付かされます。新緑の中で桜の花が舞い落ちる様子に、風情があります。
小林が選曲した「この季節の歌」
「シャボン玉」 右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 しゃぼんだま.wav
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