七十二候を追う・ 「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」~シデコブシについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
3月20日から3月24日までの従来の七十二候は「雀始めて巣くう(すずめはじめてすくう)」 。スズメが巣を作り始める頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
小林農場独自の3月20日から3月24日までの七十二候は 「百花咲き ウグイス鳴いて ハチが飛ぶ」。
コブシ、ハクモクレン、レンギョ、ユキヤナギ、ボケなど、葉を出すよりも先に花を咲かす樹々。いっせいに花を咲かせています。
すると、今年は初めてウグイスの鳴き声を聞き、今年初めてキジが歩いている姿が見られ、今年初めてミツバチが飛んでいる姿も見られました。
花が咲くのと同時に、鳥や虫も動き始めました。花と鳥、虫の間には、何か深い関係があるように思えます。
花弁が多くて、それぞれがうねりながら伸びてゆき、色は薄い紅色の花。近所に咲いていた印象的な花です。おそらく、シデコブシではないかと思います。
百花繚乱。そして、少し遅れて、いよいよ桜が花を咲かせます。
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次の七十二候は 「桜始めて開く(さくらはじめてひらく)」
初めて桜の花が咲く頃とされています。
期間: 3月25日(水)~3月29日(日)
月齢: 3月25日は1、3月29日は5
小林が選曲した「この季節の歌」
「さくらさくら」 右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。さくらさくら.wav
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