七十二候を追う・「魚氷に上がる・うおこおりにあがる」 ~すじ雲についても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
以下は七十二候の 「魚氷に上がる・うおこおりにあがる」 (2月14日~2月18日)の小林農場周辺の風景です。
上の写真では、はけでさっとなでたようなすじ状の雲が見られます。
「すじ雲」と呼ばれる雲で、低気圧が近づいてくると上空に形成されるようです。
すじ雲が青空に現れると、1~2日後に天気が崩れて雨が降る確率が高いようです。
関東平野の冬は、連日、よく晴れて、あまり雨が降りません。(この1月は例外的によく雨がふりましたが)
今年も立春に入ってからは雨が降らず、畑は乾いていました。
立春を迎えてからは畑で種播きが始まりますが、水を与えないと種は発芽しません。
先日の日曜日と月曜日にまとまった雨が久しぶりに降り、畑を潤してくれました。種も目覚めて発芽してくれると思います。
畑に種を播きを始めたばかりの立春の頃に降る希少な雨はとても印象的で、私は「春告げ雨」と呼んでいます。
まだ寒い時期なので、畝に種を播いた後、その上にビニールを張って保温します。
雨が降る日にはビニールを開けて、畝に雨を当てます。
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独自の七十二候の作成(自分の地域に合った現代版の七十二候を作ろう)
従来の2月14日~2月18日頃の七十二候は 「魚氷に上がる・うおこおりにあがる」 (湖の氷が割れて、魚が跳びはねる頃とされている。)
小林農場独自の2月14日~2月18日の七十二候は 「膨らんだ つぼみ弾けて 梅の花」(梅の花がチラホラと咲き始めた)
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次の七十二候は 「土脉潤い起こる」(どみゃくうるおいおこる)
暖かな雨が降り注ぎ、大地が潤い目覚める頃とされている。
期間:2月19日(水)~2月23日(日)
月齢:2月19日は25、2月23日は29
天気予報(気象庁):前半は穏やかですごしやすい。週末に雨が降るかもしれない。
この時期にやっておきたい仕事:
育苗 種まき(露地に。トンネルビニール建てる) 堆肥の散布 除草(ほうれん草など) 倉庫の片づけ 切り干し大根作る サヤエンドウのネットを張る 小麦を加工場に持ってゆく 落ち葉堆肥作り ジャガイモの芽かき
小林が選曲した「この季節の歌」
「春が来た」 右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 春が来た
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