七十二候を追う・「款冬華 さく(ふきのはなさく)」 ~春キャベツについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
以下は七十二候の「款冬華さく(ふきのはなさく)」(1月20日~1月24日頃)の頃の小林農場周辺の風景です。
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上の写真は、5月に収穫時期を迎える予定の春キャベツ。秋の遅い時期に苗を畑に植えました。良い状態で生育しています。
上の写真は、秋の早い時期に苗を畑に植えた春キャベツ。ずいぶん葉が虫に食われて穴だらけにされました。
気温が下がって害虫の活動が止んでゆく秋になってから、春キャベツの苗を植えるよういしています。しかし、最近は秋になっても気温の高い日が多く、害虫も活動し続けてゆく傾向があります。いつまでもダラダラと作物の葉を食べ続けています。
12月にはキャベツの葉の上にアオムシの姿が目立ちました。その頃には連日、畑に霜が降りていましたが、アオムシは凍死することなくしぶとく生き残っていました。
1月になると、ようやくアオムシの姿は見かけなくなりました。
時期によって、害虫が発生する時としない時があります。時期をずらしながら何回にも小分けして苗を植えてゆけば、全ての苗が害虫の被害にあうことを回避できます。いずれかの苗が害虫の被害にあわずに無事に育ちます。
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独自の七十二候の作成(自分の地域に合った現代版の七十二候を作ろう)
従来の1月24日~1月29日頃の七十二候は 「款冬華さく(ふきのはなさく)」 (フキの花が咲き始める)
小林農場独自の1月20日~1月24日の七十二候は 「土の中 大根の芽が ひょろひょろと」(秋に畑から収穫して、葉を切り落として土に埋めて防寒していた大根の頭から、新芽が伸びてきた。土の中なので、新芽はもやしののよう白くてひょろひょろとしている)
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次の七十二候は「水沢腹く堅し(みずさわあつくかたし)」
期間:1月25日(土)~1月29日(水)
月齢:1月25日は0、1月29日は4 1月25日に新月
天気予報(気象庁):くもりの日が多い。雪が降るかも。
注目:沢の水が厚く張りつめる頃とされている。
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