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2019年10月19日 (土)

春の苗作りの反省    令和元年5月30日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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春の苗作りの反省    令和元年5月30日

衣替えの季節となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  2月から5月までの3カ月間、たくさんの春野菜や夏野菜の苗をビニールハウスの中で育てて、6月に入るまでに次々と畑に植えてゆきました。反省の多い今回の苗作りでした。

2月に種を播いて育てたキャベツやブロッコリーなどの春野菜の苗は4月までに畑に植えられ、通常なら5月下旬より収穫されてゆきます。ところが今回はこれらの作物の生育が停滞していて、6月に入ろうとしている今になっても少ししか収穫できていません。

  まだ寒さの厳しい2月頃からハウスの中でこれらの春野菜の苗を防寒しながら育ててゆきました。苗が大きくなったら畑に植えられてゆくのですが、その頃はまだ畑は早朝に霜が降りるほど寒いので、畑に植える前に苗を徐々に寒さに馴らしてあげる必要があります。苗が大きくなるにつれて、少しずつ保温資材を取り除き、寒さに当ててゆきます。

  今回はその過程で、私が苗に当てた寒さが強すぎたようで、畑に植える前にずいぶん苗の葉が寒さで傷んでしまいました。案の定、苗が畑に植えられた後、多くが根を張る前に枯れてしまいました。生き残った苗も根を張るまでに時間がかかり、順調に育ちませんでした。

  幼い頃の経験が大人になった後にも影響を及ぼす人間と同じように、作物も幼い苗の頃にたくましく育てば、その後に畑に植えられた後もたくましく生育しやすくなります。人間の子供と同じように、作物の苗もたくましく生育させるには少し厳しい環境で育てたほうが良いです。でも私が「スパルタ教育」で苗を育てると、苗を枯らしてしまいやすいです。

  3月から育て始めた夏野菜の苗には、「ちょっと甘やかししすぎなのでは」と思えるくらいにしっかりと暖めてたっぷりと水を与えて育てました。十分に外が暖かくなる5月中旬頃になるまで待ってから、夏野菜の苗を畑へ植えてゆきました。ところがこの5月は、畑を耕すトラクターが突然に故障してしまって、畑の準備に時間がかかりました。ハウスの中では苗はすっかり大きくなっていて、狭いポットの中で根を窮屈そうに伸ばしていました。

特にトマトの苗はポットの外にまで根がはみ出してビニールハウス内の土に根を張ってしまい、ハウスから苗を持ち出して畑に植えてゆく時にプチプチと根が切れてしまいました。畑に植えられた翌日には葉がしおれてしまい、このまま放っておいたら死んでしまうので、それから毎日、水を畑まで運んで苗の株元に与えました。なんとか葉が立ち上がってくれて、このまま無事に苗が根付いてくれるかどうか、しばらく様子を観たいと思います。

ハウスの中で十分に大きく育った苗をそのまま広い畑に移さないでいると、狭いポットの中で苗の根はぐるぐるとトグロを巻いて伸びてゆきながら茶色に変色し、老化します。葉の色も黄ばみ、茎もヒョロヒョロと間延びして、いかにも弱々しい姿に変わります。

苗が若くて葉色が爽やかなうちに畑に植えれば勢い良く畑に根を張ってゆくので、本当はもっと早い時期に良い状態で苗を畑に植えてあげたかったです。1か月前から畑に自家製の堆肥を鋤きこんで土作りをして、苗を植える準備をしておきました。私は苗の良い育て親にはなれませんでしたが、後は母なる大地の底力に苗を委ねたいと思います。

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