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2019年8月 5日 (月)

新たな作物が芽吹いている頃   平成31年3月28日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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新たな作物が芽吹いている頃   平成31328

花冷えの候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  去年の秋に収穫時期を迎えて長期間貯蔵しながら出荷してきた根菜類も、春になるにつれて食べ頃をすぎてゆき、次々と出荷が終了してゆきます。間もなく人参、大根、里芋なども出荷が終了するでしょう。いっぽう、今年に入ってから種を播いて育てている作物が収穫時期を迎えるまでまだ時間がかかります。4月は毎年、一年間で最も出荷できる野菜の種類が減る「端境期(はざかいき)」となり、ここをどう乗り切るかが課題となります。

  少しでも早くいろいろな作物を出荷できるようにするため、まだ寒さの厳しい2月の頃から暖かなビニールハウスの中でキャベツやブロッコリーやレタスの苗を育て、露地では簡単なビニール資材を利用してカブなどを防寒しながら育てています。2月に種まきした葉物野菜が新たに収穫されるのは4月の上旬より、レタスやカブが収穫されるのが4月下旬より、キャベツやブロッコリーが収穫されるのは5月下旬からとなる見込みです。

  6月の下旬頃になれば、ナスやキュウリなどの夏野菜が豊富に収穫されて、出荷できる野菜の種類が多すぎて、どれを野菜セットに入れていいのか迷うくらいになります。「今から夏野菜の話をするなんてずいぶん気が早すぎる」とお感じになる方もいるかもしれませんが、もう小林農場ではナスなどの苗を育てていて、私の頭の中では夏が始まっています。

  2月には種苗会社のカタログから良さそうな夏野菜の品種の種を選んで注文しました。品種によって味も生育具合も全く違い、品種の選択からすでに作物栽培は始まっています。  

カボチャでは、皮が白い品種「白爵」が冬の間ずっと貯蔵できて、味も好評なので、今年もこの品種をたくさん栽培する予定です。ピーマンでは、甘味があって赤や黄色に染まって色も鮮やかな品種、「パプリカ」も選択しました。去年は全くパプリカを収穫できませんでしたが、今年はもっと栽培しやすそうなパプリカの品種の種を見つけましたので、もう1度挑戦いたします。他のピーマンの品種も、大きくて苦味が和やかなものを選んでみました。

端境期の今は出荷できる野菜が少なくて野菜セットの内容が少し寂しく感じられるかもしれませんが、現在の小林農場では次々に種が播かれて、新たな作物の生命が芽吹いています。今の畑は「収穫の時期」ではなく、「芽吹きの時期」です。数か月後に訪れる「収穫の時期」の野菜セットの内容を皆さんに想像していただき期待していただけるよう、芽吹いた作物がどの段階まで生育しているのか、随時、この農場通信で実況中継してゆきたいと思います。小林農場はインターネットにブログを開設していますが、今後しばらくはマメに更新して、作物が生育してゆく様子を写真にたくさん撮って公開してゆきたいと思います。

端境期はどうしても出荷できる良質な野菜は減ります。野菜セットのすばらしいところは、農場通信を通して皆さんに現在の作物の生育状況をお伝えしてゆけることです。なぜ今の時期は出荷できる野菜が減るのか、丁寧にお伝えできます。これから農家が消費者と顔の見える信頼関係を築いてゆくには、良質な農産物を消費者に届けてゆくだけでなく、その農産物が育って収穫されてゆくまでの過程を物語にして伝えてゆく「伝え方」が大切です。

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