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2019年7月17日 (水)

選挙は原発廃止への唯一の糸口  令和1年7月11日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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選挙は原発廃止への唯一の糸口  令和1年7月11日

梅雨寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  参議院選挙戦の真っ最中です。重要な争点がいろいろとありますが、私は「原発問題」のみに注目して、原発に対するそれぞれの立候補者や政党の姿勢を注視しています。

  8年前の東日本大震災によって引き起こされた福島第一原発事故では、福島県や東北・関東地方に大量の有害な放射性物質が飛散して、農産物からも放射性物質が検出され、東日本の農家は農産物を販売できなくなって苦しみました。日本列島は世界有数の自然災害多発地帯であり、自然災害によって原発が事故を起こす危険性は常にあります。

  現在の日本政府は、原発は電力の安定供給のために必要だと主張していますが、安全な農産物を生産してゆくことを仕事にしている私には原発廃止は悲願です。今までの選挙でも「全ての原発の即時廃止」を公約してくれる立候補者や政党に私は一票を投じてきました。

  原発の専門家によると、福島の事故では最悪の場合、首都・東京を含めた東日本全体が高濃度の放射性物質に汚染されて「人の住めない地域」となり、ものすごい数の人々が避難しなくてはいけなくなり、国は機能不全に陥っていた危険があったと振り返っています。本当にそうなっていたら、私も今頃、栃木県で農業を営んでいなかったでしょう。

もし原発事故発生時に東向きに風が吹いていたら、排出された放射性物質は風に乗って東日本の内陸を覆っていたでしょう。しかし風は西に吹いて放射性物質は人の住まない太平洋へと流れてゆき、最悪の事態は逃れました。それでも原発周辺の市町村は深刻な放射能汚染を受けて、約15万人もの住人が故郷を離れて避難しなくてはいけませんでした。

  選挙では原発問題よりも、自分の日常生活に直結する経済対策や社会保障制度などに注目が寄せられます。しかし、どんなに素晴らしい経済対策や社会保障制度を築くことができたとしても、原発事故で国が滅べばそれらもどこかへ吹き飛んでいってしまうでしょう。

今でも栃木県内に散らばった大量の放射性物質はそれぞれの個人の敷地内に積まれたまま、放置されています。国は栃木県内に放置されたままの放射性物質を保管するための施設を栃木県塩谷町に新設する計画ですが、塩谷町の住人の皆さんは猛反発しています。当然だと思います。危険な放射性物質を受け入れてくれる市町村なんて、どこにもないでしょう。

東京電力は自分達がまき散らしたこれらの毒物を早く回収して、自分達の敷地で処理してください。そのような回収の責任を果たさぬまま新たに原発を再稼働させてゆくために労力を注いでいこうとしている東京電力の姿勢に、憤りを感じます。

今、栃木県内から50kmも離れていない茨城県東海村にある東海第二原発事故が再稼働の準備に入りました。この8年間、東日本ではどの原発も稼働を停止していましたが、電力が不足することはありませんでした。なぜ原発を再稼働する必要があるのでしょうか。

原発事故は自国を滅ぼし他国にまで被害を及ぼす恐ろしい破壊力があることを、福島やチェルノブイリが示しました。原発を再稼働させようとしている現在の日本政府を、私は絶対に支持できません。私の想いを政治に反映させるための唯一の武器が「選挙権」です。

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