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2019年7月

2019年7月30日 (火)

目には見えぬ相手  平成31年3月21日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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目には見えぬ相手    平成31321

春分の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  数週間前の3月11日頃の農場通信で8年前の福島第一原発事故についてのお話をさせていただきました。その後、皆さんより、原発事故による農産物への影響についてのご質問をいただくこともありましたので、改めてもう少し丁寧に現状をお伝えしたいと思います。

  原発事故によって広い土地に降り下りた有害な放射能物質はしばらく消えてなくなりませんので、今も警戒が必要です。栃木県では事故後は定期的に県産の米や野菜などを検査していますが、現在は農産物から高い放射線量は検出されず、安心して食べられる状態です。日本列島の田畑の土質では、放射能物質が農産物に移行しにくいことが分かってきました。

  いっぽう、人があまり立ち入ることのない、樹が生い茂っている山林の奥のほうには放射性物質が溜まりやすいようで、山林から採れる野生の山菜やキノコ、イノシシなどの獣肉からは今でも高い放射線量が検出されています。栃木県は、一部の例外を除いて、これらの出荷を規制しています。売り場には安全性が確認されているもののみが販売されています。

  私も山に入って野生のものを採集して販売したりはしません。ただ、堆肥の材料となる落ち葉は山林の付近でかき集めています。落ち葉が放射性物質に汚染されていないかどうか、今まで検査機関で検査をしてもらっていますが、いずれも放射線量は低く、安全性を確認しております。毎年、安全性が確認できた場所から落ち葉をかき集めるようにしています。

  放射性物質は花粉のように小さいので人の目には見えません。放射性物質に接触すると病気になりやすくなるのですが、必ずしもすぐに症状が現れるわけではなく、数年経った後に症状が現れることもあります。原発事故から数年経った後にその影響で病気になったとしても、病因は原発事故の影響なのか、それとも他の要因なのか、もはや判別できません。

  原発事故以降は、深刻な汚染を受けた地域の住人の中には、健康障害を心配して素早く福島から遠くへ避難する人もいました。いっぽう、「過剰に心配して無理をして避難したら、精神的にストレスをためてしまったりして逆に健康に良くない」と主張する人もいました。住人の間で意見が対立して共同体が分断されてしまった事例も少なくなかったようです。

もし放射性物質が、形や色があって人の目にも見えて、それに触れた人は全てすぐに病気にかかってしまうような、恐ろしいけれども分かりやすい相手ならば、住民たちも一致団結して放射能汚染に対処できたのかもしれません。目には見えぬゆえに放射性物質は人々にモヤモヤとした不安ばかりを与え、どう対処してよいのか判断しにくくしてしまいます。

現在は化学物質が次々に人工的に生み出され、自然環境に放出されています。無害な化学物質も多いですが、有害な化学物質もあると思います。それらは目には見えぬまま自然環境に溶け込んでしまっているので、知らず知らずのうちにこれらを自分の体に取り込まれることもあります。特に健康を大切にされている方々に、モヤモヤとした不安を抱かせます。

農薬も人にモヤモヤとした不安を与える化学物質だと思います。せめて小林農場の畑では農薬を使用することはやめて、少しでもモヤモヤとした不安を解消したいです。

2019年7月27日 (土)

令和1年7月26日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・トマトの収量が増える

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、小ネギ、ズッキーニ、キュウリ、ナス、ピーマン、トマト、オクラ、サヤインゲン、モロヘイヤ、青シソ、

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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今回の配送日は、真夏のように晴れていました。

気象庁からはまだ関東地方は梅雨明け宣伝をされていませんが、もう梅雨は明けたような感じがします。

その証拠に、ナス、ピーマン、トマトなどの夏野菜が、ようやく天気が回復してくれた言わんばかりに、急にたくさん実を実らせました。

今回はトマトも、この夏初めて、全てのご家庭にお届けできました。

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Imgp0402 Imgp0403_20190727141801 現在のトマト畑の様子。

Imgp0398 このくらいに実が赤くなったら、すぐに収穫するようにしています。

本当はもっと真っ赤に熟してから収穫してもよいのですが、実が真っ赤になるまで待っていたら、先に虫に食われてしまいます。

収穫したトマトは、出荷するまで数日間、冷蔵庫に保管しています。収穫後も日が経てば、トマトは追熟して、次第に赤くなって甘味が増します。

皆さんにお届けしたトマトも、すぐに食べずに数日間置いておくと、もっと赤く熟して甘くなります。

私は真っ赤に熟して甘いトマトも好きですが、まだ青さが残っていて酸味のあるトマトも好きです。私と同じように酸味のあるトマトが好きだという方もけっこういます。

味の好みも人それぞれです。酸味が残っているうちにすぐに食べるか、赤く熟すのを待って甘くしてから食べるのか、その人の好きなように食べられるのもトマトの魅力です。

 

 

2019年7月25日 (木)

梅雨の時期の種の発芽の様子

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左上の写真は発芽したばかりの人参の芽。右は発芽して数週間経ったゴボウの芽。左下は発芽して数週間が経ったダイズの芽。(写真をクリックすると写真が拡大されて、もっと見やすくなります。)

この梅雨の時期に種まきをして育てている作物です。

種を発芽させるには水分が必要なので、雨が降る時を狙って種まきしています。

しかし雨が降っても次の日から連日晴れて気温が上がると、地表は乾きやすくなって、種を播いてもなかなか発芽しません。

夏の暑い時期に秋ニンジンの種を播くのですが、暑さで地表は乾きやすく、発芽するまでに10日間ほどかかったりして、ヤキモキする場合が多いです。

去年はダイズの種を播いた後、全く雨が降らず、種も全く発芽せず、収穫を断念しました。

今年の梅雨は見事に曇天が続いて晴れることがなく、地表が乾くわけがなく、人参やダイズの種を播くとあっさりと発芽してくれました。

この曇天のため、ナスやトマトなどの夏野菜が不調であまり収穫できませんでしたが、悪いことばかりでもありませんでした。

2019年7月24日 (水)

ガクアジサイ  命名百科~小林農場で出会える自然~

私の住まい玄関で咲いているガクアジサイをご紹介します。
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(画面をクリックすると、画面が拡大されて見やすくなります。)
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「命名百科」では、「小林農場で出会える自然」を写真と挿し絵で紹介しております。よろしければ、下記をクリックしてご覧ください。

2019年7月23日 (火)

令和1年7月22日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・サヤインゲン、収穫全盛期

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、ネギ、ズッキーニ、キュウリ、ナス、ピーマン、トマトまたはオクラ、サヤインゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、青シソ、

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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小林農場が現在、出荷しているサヤインゲンは2種類。左の写真は丸さやインゲン。右は平さやインゲン。

少し食感が違いますが、どちらも同じように料理して同じようにおいしく食べられます。

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Imgp0382 現在のサヤインゲン畑の様子。

たくさんの細長い緑色の実が樹にぶら下がって、収穫されるのを待っています。

先週から毎日、実がたくさん実るようになり、全部収穫するのに時間を費やしています。

樹にたくさん実が実る様子を「鈴なり」と呼ばれたりしていますが、今のサヤインゲンがまさに「鈴なり」です。

出荷しきれないほど爆発的にたくさん実を実らせる様子を「爆なり」と呼んでいます。これは私が作った造語です。

現在、収穫されているサヤインゲンの量は、野菜セットのみでは出荷しきれないので、複数の直売所にもたくさん出荷しています。

爆発的に実が実っていますが、ありがたいことにだいたい直売所で売れ残らずに売り切れています。だから「爆なり」ではなく「鈴なり」。

「爆なり」になると、せっかく手間かけて収穫しても売れ残ってしまいます。売れないからといってそのまま実を収穫しないまま放置していると、重たい実をぶらさげたまま、樹が弱ります。

実はなりすぎても困ります。「爆なり」にならないように、苗の数を抑えたり、剪定をしたりします。

2019年7月22日 (月)

農家が生計を成り立たせてゆくには   平成31年3月14日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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農家が生計を成り立たせてゆくには   平成31年3月14日

春の気配に心躍る季節となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  確定申告の時期を迎え、小林農場の去年1年間の収支を決算いたしましたが、赤字でした。去年の今頃は貯金に余裕ができましたので、野菜を出荷するための配送車を新たに購入したりしていましたが、あの頃が嘘のように現在の農場の貯金は少なくなりました。

  所有する自動車が増えればその維持費も増えるわけで、去年はその維持費を支払うだけで数十万円のお金が消えてなくなりました。また、今まで使用してきた農機が壊れてしまい、新たに購入しなおしたりもしました。このように大きな出費が重なるとたちまち黒字から赤字に転じて貯金が減っていってしまうのが、現在の小林農場の経済力です。

  農場の経営を立て直してゆくためにはもっと収量を増やして収入を増やさなくてはいけないと考えがちですが、そうすると畑に農薬や化学肥料を多用したり、ビニールハウスや機械を導入したりするなど、自然からかけ離れた栽培方法となってゆきます。自然環境を大切にしたい小林農場は、出費を削減してゆくことに力を注いで経営を立て直したいです。

  例えば、小林農場では作物の種の購入費に1年間で数十万円を費やしていますが、手間をかければ購入しなくても栽培している作物から自分で種を採ることができます。昔の農家は自分で種を採っていましたが、現在は種苗会社から種を購入することが当たり前となり、農家が種採りの技術を忘れてゆくことが懸念されています。種を採るのは手間なので、手元にお金がたくさんあればどうしても手間を省いて種を購入したくなるでしょう。お金がないほうが種採りに取り組みやすく、その技術も継承されやすくなるかもしれません。

  近年の農業は、農薬や機械やビニールハウスなどが必要とされて、お金がかかります。でも昔は、それらがなくても農家は農業を営んでいました。知らず知らずのうちに農業はお金がかかるようになり、生計が成り立たなくなって離農する農家が増えてしまいました。昔の農業を見直して、農薬や機械などに頼らなくてもよい栽培方法を確立してゆきたいです。

  今の農家は売れる見込みのある作物のみを栽培することに専念して、それらを売って得たお金でスーパーに行って自分達が食べる食材を購入しています。昔の農家のように自分達が食べる食材を自分達の田畑で自給自足すれば、食費はかからなくなるでしょう。農業は、収入を増やすのは苦手ですが、自給自足して出費を減らすことを得意とする産業です。

  病気や怪我をしたら治療するのにお金がかかります。自然災害にあって生活基盤が破壊されれば、生活を再建するためにお金がかかります。何かが起こればたちまちお金は消えてなくなります。どんなにがんばってお金を貯めてみても「もっと貯金をしなくてはいけないのではないか」という漠然とした不安は消えてなくならないでしょう。

お金を使わずに生活してゆける力を身に付け、「そんなにお金がなくても暮らせてゆける」という自信も身に付けて不安を取り除いてゆくことが、気分を明るく保つために大事です。とりあえず私の場合は1年間の出費を200万円以内に収めれば農業を続けてゆけそうなので、このざっくりとした数字を頭に入れて農場の収支を管理してゆこうと思います。

2019年7月20日 (土)

令和1年7月19日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・クウシンサイの料理方法

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、ネギ、ズッキーニ、キュウリ、ナス、ピーマン、大玉トマトまたはミニトマト、サヤインゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、青シソ、

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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Imgp0377 現在のクウシンサイ畑の様子。

Imgp0379 新芽を一本一本、手で積んで収穫。数日経つと、新たに新芽が伸びきて、再び収穫できます。

モロヘイヤもクウシンサイと同じような感じで収穫されてゆきます。

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夏の暑い時期でも元気に生育する葉物野菜、クウシンサイが、ようやく遅れて収穫時期を迎えました。

おそらくクウシンサイを知らない方も多いと思います。このようなあまり日本で馴染のない野菜を野菜セットに入れるときは、料理方法も農場通信に書いてお伝えしております。今まで知らなかった新たな野菜との出会いを楽しんでいただければ嬉しいです。

クウシンサイの料理方法

クウシンサイは油との相性が良いので炒め物にすると良いと料理本には書いてありますが、私は最近、おひたしにして食べることが好きになりました。ゆでるとモロヘイヤのような粘り気が目立つようになり、おもしろい食感のおひたしとなります。 

クウシンサイの上部は葉、下部は茎ですが、それぞれ火の通り方が違い、最初に葉と茎を切り分けて別々に料理すると扱いやすいです。葉だけではなく、茎の部分もおいしく食べられます。

茎はコリコリとした食感ですが、できるだけ細かく切って炒め物に加えて炒めるとこのコリコリとした食感をもっと楽しめます。 

 

2019年7月18日 (木)

令和1年7月15日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・夏に出荷しているネギについて

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、ネギ、ズッキーニ、キュウリ、ナス、ピーマン、サヤインゲン、モロヘイヤ、青シソ、ニラ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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今年の関東地方の梅雨は本当に日照不足で、ナス、ピーマン、トマトなどの夏野菜がわずかにしか収穫できません。

それでこの7月は、いつもは6月までに出荷を終了している大根、ニラ、春ネギなども代わりに出荷してみました。これらの春野菜が7月になってもおいしく食べられるということを知り、新鮮な発見でした。

来週には関東地方も梅雨が明ける予報です。お日様が顔を出して夏野菜の様子が回復してゆく姿を見るのが楽しみです。

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Imgp0359 現在、収穫しているネギの様子。

去年の3月にネギの種を播き、9月から今年の5月まで収穫し続けて、出荷しきれなかったネギはそのまま畑に放置していました。

やがてネギは花を咲かせて種を実らせましたが、それでもネギは枯れて消えたりせず、ちゃんと若い新芽を生やして生き続けました。ネギは一年草ではなく、多年草の植物です。

上の写真に写っているとおり、すでに花を咲かせた古い株から青々として柔らかそうな新芽がたくさん生えてきています。7月頃になるとその新芽もずいぶん伸びているので、これを出荷しています。

今年の3月に新たに種まきして育てているネギは、この秋に収穫時期を迎えるでしょう。それまでは、去年から畑で生育している2年目のネギに活躍してもらおうと思います。

2019年7月17日 (水)

選挙は原発廃止への唯一の糸口  令和1年7月11日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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選挙は原発廃止への唯一の糸口  令和1年7月11日

梅雨寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  参議院選挙戦の真っ最中です。重要な争点がいろいろとありますが、私は「原発問題」のみに注目して、原発に対するそれぞれの立候補者や政党の姿勢を注視しています。

  8年前の東日本大震災によって引き起こされた福島第一原発事故では、福島県や東北・関東地方に大量の有害な放射性物質が飛散して、農産物からも放射性物質が検出され、東日本の農家は農産物を販売できなくなって苦しみました。日本列島は世界有数の自然災害多発地帯であり、自然災害によって原発が事故を起こす危険性は常にあります。

  現在の日本政府は、原発は電力の安定供給のために必要だと主張していますが、安全な農産物を生産してゆくことを仕事にしている私には原発廃止は悲願です。今までの選挙でも「全ての原発の即時廃止」を公約してくれる立候補者や政党に私は一票を投じてきました。

  原発の専門家によると、福島の事故では最悪の場合、首都・東京を含めた東日本全体が高濃度の放射性物質に汚染されて「人の住めない地域」となり、ものすごい数の人々が避難しなくてはいけなくなり、国は機能不全に陥っていた危険があったと振り返っています。本当にそうなっていたら、私も今頃、栃木県で農業を営んでいなかったでしょう。

もし原発事故発生時に東向きに風が吹いていたら、排出された放射性物質は風に乗って東日本の内陸を覆っていたでしょう。しかし風は西に吹いて放射性物質は人の住まない太平洋へと流れてゆき、最悪の事態は逃れました。それでも原発周辺の市町村は深刻な放射能汚染を受けて、約15万人もの住人が故郷を離れて避難しなくてはいけませんでした。

  選挙では原発問題よりも、自分の日常生活に直結する経済対策や社会保障制度などに注目が寄せられます。しかし、どんなに素晴らしい経済対策や社会保障制度を築くことができたとしても、原発事故で国が滅べばそれらもどこかへ吹き飛んでいってしまうでしょう。

今でも栃木県内に散らばった大量の放射性物質はそれぞれの個人の敷地内に積まれたまま、放置されています。国は栃木県内に放置されたままの放射性物質を保管するための施設を栃木県塩谷町に新設する計画ですが、塩谷町の住人の皆さんは猛反発しています。当然だと思います。危険な放射性物質を受け入れてくれる市町村なんて、どこにもないでしょう。

東京電力は自分達がまき散らしたこれらの毒物を早く回収して、自分達の敷地で処理してください。そのような回収の責任を果たさぬまま新たに原発を再稼働させてゆくために労力を注いでいこうとしている東京電力の姿勢に、憤りを感じます。

今、栃木県内から50kmも離れていない茨城県東海村にある東海第二原発事故が再稼働の準備に入りました。この8年間、東日本ではどの原発も稼働を停止していましたが、電力が不足することはありませんでした。なぜ原発を再稼働する必要があるのでしょうか。

原発事故は自国を滅ぼし他国にまで被害を及ぼす恐ろしい破壊力があることを、福島やチェルノブイリが示しました。原発を再稼働させようとしている現在の日本政府を、私は絶対に支持できません。私の想いを政治に反映させるための唯一の武器が「選挙権」です。

2019年7月16日 (火)

アマリリス  ~命名百科~小林農場で出会える自然

「命名百科」では、「小林農場で出会える自然」を写真と挿し絵で紹介しております。よろしければ、下記をクリックしてご覧ください。
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(画面をクリックすると、画面が拡大されて見やすくなります。)
今回は農場の住まいの傍らに植えたアマリリスの花です。
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6月頃に撮影。

2019年7月15日 (月)

令和1年7月12日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・モロヘイヤのネバネバ丼

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、ズッキーニ、キュウリ、ナスまたはピーマン、ミニトマト、サヤインゲン、モロヘイヤ、青シソ、ニラ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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小林農場の野菜を使ったおすすめの料理方法です。

モロヘイヤのネバネバ丼(ネバネバが好きな方におすすめ)

1.モロヘイヤをさっとゆでる。

2.できるだけ細かくモロヘイヤを刻む。

3.納豆、オクラ、ヤマイモなど、他にネバネバとした食感の食材とよく混ぜ合わせて、ご飯にかける。

  (いっしょに醤油やかつお節なども混ぜて味を調整)

モロヘイヤは火に通すとネバネバとした食感になります、刻むことにより、そのネバネバ感をさらに楽しむことができます。

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Imgp0355 現在のモロヘイヤ畑の様子。

今は草のように見えるモロヘイヤですが、もうしばらくするともっと高く伸びて、樹のようになります。

新たに伸びてきた新芽を摘んで収穫し、出荷しています。人の手で簡単に摘めるくらいに柔らかな部分のみを収穫しています。

皆さんにお届けしているモロヘイヤは、葉だけではなく、茎も柔らかくておいしく食べられます。

2019年7月11日 (木)

梅雨の時期の種まき

梅雨の時期に、ゴボウ、秋ニンジン、ダイズなどの作物が種まきの時期を迎えます。

Img_0092 この梅雨はずっと晴れず、土が乾きません。小林農場の土は粘土質なので、耕すとゴロゴロとした塊になってしまいます。

このゴロゴロとした状態で、無理矢理、種を播きます。

Img_0089 種を播いた後、その上を一輪車を走らせて、種を土と密着させます(そうすると、発芽が良くなります)。

Img_0095 土がゴロゴロでうまく種の上に覆土できない場合は、土の代わりにもみ殻を種の上に散布します。

現代の農業では、種を播くのに「播種機」という便利な道具がよく使われているようですが、小林農場の畑のようなゴロゴロの土ではその道具もうまく機能しないと思います。だから私は自分の手で種を播いています。

種といっしょに一輪車ともみ殻も畑に持ち込みながら、種を播いています。

Img_0093 発芽したばかりのゴボウの芽。

2019年7月 9日 (火)

令和1年7月8日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・キュウリの花

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、細ネギ、ズッキーニ、キュウリ、ナス、ピーマン、ミニトマト、サヤインゲン、モロヘイヤ、青シソ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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今年の梅雨は、本当に晴れる日がありません。

日照不足の影響でしょうか、ナスやピーマンなどの夏野菜が勢いにのれず、夏野菜の収量がまだ少ない状態が続いています。

そんな中、キュウリが比較的、安定して収穫されています。キュウリは曇天でも実をよくならしてくれます。

去年の9月にも梅雨のような曇天が続く時期がありましたが、その時もナスやピーマンは日照不足で収量が減ってゆくいっぽう、キュウリだけはそんなに収量が落ちませんでした。曇天が続く季節に、キュウリは頼りになる作物だと言えます。

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左の写真はキュウリの雌花。右は雄花。花を真正面から見ると、雄と雌の区別が分かりにくいです。

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花を横から撮った写真。左は雄花、右は雌花。

雌花が開花している頃には、右の写真のように、花の付け根にキュウリの赤ちゃんのような小さくて長細い実がすでに姿を見せています。この実がわずかな間にどんどん肥大してゆき、大きくなったらキュウリとして収穫されてゆきます。

2019年7月 7日 (日)

農業は原発とは共存できない   平成31年3月7日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、数か月前の過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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農業は原発とは共存できない   平成3137

東日本大震災から8年が経とうとしています。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  8年前、東日本大震災によって、福島第一原発が事故を起こして有害な放射性物質が大量に東北・関東地方に飛散されました。農作物からも放射性物質が検出されて売れなくなり、農家は苦しみました。多くの農家は、全ての原発をなくしてゆくことを強く望んでいます。

  自然災害の多い日本列島では、原発が災害で事故を起こして放射能汚染が生じる危険があります。そのことを8年前に思い知ったはずなのに、日本政府は「原発がなければ国民に電力を安定的に供給できなくなる」と説明して、今後も原発を稼働してゆく方針です。

  福島第一原発事故以来、東日本では原発の稼働は停止しています。それでも電力の供給は十分に足りています。私達の日常生活に原発は必要ないことがすでに証明されています。

  「原発は発電時に温暖化効果ガスの排出量が少ないので、地球温暖化対策に有効」と政府は言います。しかし、原発が事故を起こせば放射能汚染という究極の環境破壊が生じます。さらに発電後には有害な放射性廃棄物も蓄積され続けてゆきます。地球環境問題を真剣に考えている人ならば、「温暖化対策のために原発を稼働しよう」とは思わないでしょう。

  政府が原発を稼働させたい真の理由は、「原発利権」を保持していたいからだと私は思っています。原発のような大きな施設の周辺では大きなお金も動きますので、利権が生じやすいです。その利権から政府は大きな恩恵を受けていると考えられています。

  よって原発廃止を実現できるかどうかは技術の問題ではなく、政治の問題だと思います。「原発利権」を投げ捨てて原発廃止を真剣に実行してくれる国会議員が増えれば、日本の政治は原発廃止に向けて舵を切ることでしょう。今年の夏には参議院選挙が行われます。私も原発廃止を目指している立候補者や政党に1票を投じたいと思います。

  原発事故を起こした東京電力は、今でも他の原発を再稼働させようとしていますが、私には理解できません。新たに原発を再稼働することに労力を費やすのなら、それよりも先に、東日本全体に飛散してしまった放射性物質を回収して処理することに全ての労力を費やすべきでしょう。私が暮らしている地域では今でもキノコや山菜や獣肉から基準を超える放射性物質が検出されて、出荷制限の対象になっています。これらを安心して食べられるように山林を完璧に除染するべきなのに、「それは無理だ」とほったらかしにされたままです。

  数年前に電力自由化が始まり、東京電力以外の電気会社から電力を購入することができるようになりましたので、私はすぐに東京電力から電力を購入することをやめました。電力自由化について私もまだまだ勉強不足ですが、もし原発に頼らない発電方法で生産された電力を供給してゆくことに力を注いでいる電力会社があれば、応援したいと思います。

  私のような一般人には原発政策をすぐに止められるような巨大な権力はありません。原発廃止のために私にできることは「選挙で投票する」「電力会社を選択する」などといったことしかありません。本当に微力なのですが、数十万人、数千万人の日本人が同じようにその「微力」を着実に行使すれば、この社会から原発がなくなってゆくのでしょう。

2019年7月 6日 (土)

令和1年7月5日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・ジャガイモの皮

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、細ネギ、ズッキーニ、キュウリ、ピーマン、サヤインゲン、キャベツ、モロヘイヤ、青シソ、ニラ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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Img_0062_20190706132301 現在のジャガイモの様子。

通常は6月の後半にはジャガイモの葉のほとんどが枯れているのですが、今年は7月に入っても妙に葉が青々としています。

Img_0065_20190706132401 まだ花を咲かせているジャガイモもあります(ジャガイモもかわいらしい花を咲かせるのですよ)。

葉が青々としているなら地下ではイモがまだ太ってゆくかもしれないと思って、今までイモを掘り出さずにいました。今回は試しに掘り出して、2000円セットに入れてみました。

Img_0067 掘り出したばかりのイモ。

曇天が続き土が湿り続け、掘り出されたイモも泥だらけ。出荷する前には簡単に水洗いをしておかないと。

まだ収穫時期を迎えてから日が経っていないようで、イモの姿が若いです。つまり、皮が薄いです。

今のジャガイモなら、薄くて柔らかな皮もいっしょにおいしく食べられます。イモの皮のあたりにたくさん栄養が含まれているらしいので、私は皮ごと食べています。

今は皮が薄いので収穫作業中に皮を傷つけてしまうこともあり、その後、貯蔵中にイモが傷んでしまったりすることもあります。

日が経つごとにジャガイモの皮も厚くなって固くなります。皮も傷つきにくくなるので、小林農場では梅雨が明けた後に本格的にジャガイモの収穫作業を行います。

その頃には皮はかたくなっていて食べてもおいしくありませんので、皮を切り除いてから料理します。

2019年7月 4日 (木)

玉ねぎの長期保存

玉ねぎは5月から6月にかけていっせいに収穫されます。

玉ねぎは収穫後、長期間、貯蔵できる作物です。そのためには収穫後にできるだけ乾燥させるのが大切で、乾燥できないと短期間で傷んでしまうこともあります。

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収穫した玉ねぎをビニールハウスの中に転がして、1~2週間ほど直射日光に当てます。

やはり洗濯物にしろ玉ねぎにしろ、直射日光が最も乾かす力があります。

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そのまま直射日光に当てたままにすると、高温のため玉ねぎが傷んでしまうので、風通しのある日陰に移します。

いろんな品種の玉ねぎを栽培しましたが、すぐに出荷する早生品種の玉ねぎはコンテナに詰めて、しばらく貯蔵しておきたい晩生品種の玉ねぎはできるだけ風に当てられるように吊るしてみました(風通しが良いほうが蒸れにくくて良い状態で長期保存ができます)。

この時期から来年の2月まで、玉ねぎを上手に貯蔵しながら皆さんにお届けし続けてゆければよいと思います。

2019年7月 3日 (水)

トノサマガエル  ~命名百科~小林農場で出会える自然~

「命名百科」では、「小林農場で出会える自然」を写真と挿し絵で紹介しております。よろしければ、下記をクリックしてご覧ください。
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(画面をクリックすると、画面が拡大されて見やすくなります。)
今回は「トノサマガエル」の写真です。(トウキョウダルマガエルかもしれない)
Img_0378 去年の9月頃に撮影。

2019年7月 2日 (火)

令和1年7月1日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・キュウリのイボ

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、カブ、大根、細ネギ、ズッキーニ、キュウリ、ピーマンまたはサヤインゲン、キャベツ、モロヘイヤ、青シソ、ニラ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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キュウリ畑の様子。

6月の末にキュウリが収穫時期を迎えました。

Img_0030 キュウリの表面には細かなイボが複数あり、キュウリが新鮮ならそのイボもチクチクと感じるくらいに鋭いことが多いです。

小林農場が皆さんにお届けしているキュウリも、チクチクとするようなイボがついているかと思います。

もちろんそのまま食べてもおいしいですが、もっと食感にこだわりたい方は「いたずり」をすると、キュウリの表面もなめらかになってもっと食べやすくなります。

いたずり・・・キュウリに塩を振って、まな板の上で手でゴロゴロと転がします。そうすると表面がなめらかにになり、色も鮮やかになります。

2019年7月 1日 (月)

令和1年6月28日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・青シソの冷凍保存

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、人参、カブ、大根、ズッキーニ、キュウリ、ピーマン、キャベツ、ブロッコリー、モロヘイヤ、青シソ、ニラ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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Img_0026_20190701060501 ジャパニーズ・ハーブ、青シソが収穫され始めています。

Img_0024 炊いたご飯に細かくちぎった青シソをちらした「青シソご飯」。塩やゴマなども加えるとおいしいです。

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葉物野菜は鮮度が大切なので、お届けしたらできるだけ早く食べていただくようにおすすめしています。

もしすぐに食べきれないようならば、下茹でして、よく水気をしぼって、冷凍庫に入れて冷凍保存すれば長期間保存できて、好きな時に冷凍庫から取り出して料理できます。

もし冷凍庫の中が空いているのならば、下茹でする手間を省いて、生のまま葉物野菜入れて冷凍保存することも可能です。

私は青シソを生のまま冷凍庫に入れて、青シソご飯を作る時にカチカチに凍った青シソを手でパリパリと細かくちぎってご飯にかけたりしています。葉を凍らせると、簡単に細かくちぎれます。

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