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2019年1月27日 (日)

稲作という遺産   平成30年9月27日

稲作という遺産   平成30927

涼風の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  雑木林に取り囲まれながら何枚もの水田が延々と並んでいる水田地帯の近くに小林農場は位置しています。春に田んぼに水が入れられ始めると、待っていましたとばかりにカエルたちが歓喜の鳴き声をあげて、一晩中、合唱しています。初夏の夜に水田地帯を散歩していると、飛び交っているたくさんのホタルの光に出会えることもあります。

  小林農場が管理している田んぼはなく、私はお米は生産していません。去年まで私の主食は、近所の稲作農家さんから購入した玄米で補っていました。自給自足を目標にして農業をやっているのに主食を自給自足できていないことをもどかしく思っていました。

今は畑で大麦を栽培して、それを押し麦に加工して食べています。普通の炊飯器で押し麦をふっくらと炊くコツも身につけ、去年から私の食事の主食はお米から押し麦に変わりました。自分が作った麦で主食をまかなえることが嬉しく、この食生活を気に入っています。

先日は近所で行われた催しに参加して、その時に我が家で炊いた押し麦にごま塩をかけて持参して昼休みに他の参加者の皆さんにも押し麦を味見していただきましたら、とても好評でした。小林農場の押し麦を販売していますが、多くの方々に試食していただける機会があれば、そのおいしさを知って買ってくださる方も増えるでしょう。特に麦は繊維などの栄養をたくさん含んでいるので、健康に関心のある方々に喜ばれるかもしれません。

お米を食べることが激減した私も、稲とは深く関わっています。稲が生産するものは食用のお米だけではなく、稲わら、モミガラ、米ヌカなど、野菜栽培に必要な資源も生み出してくれます。私は近所の稲作農家を回ってこれらの副産物をいただいております。

稲わらはセーターのように通気性と保温性が良く、寒い時期に貯蔵している里芋などの上にかぶせると防寒できます。モミガラは畑で作物の株元に敷いて雑草を生えにくくしたり、蒸し焼きして炭にして肥料にしたり、いろんな場面で大活躍。そして米ぬかはすぐに発酵しやすく、堆肥を作るときに混ぜると堆肥がよく発酵してくれます。

水を入れることによって水田には豊かな生態系が育まれたりするなど、稲作は日本列島の自然環境の保全にも重要な役割を果たしてきました。水田が連なる田園地帯の美しい光景は、日本人の原風景です。お米を生み出すだけではなく多面的な価値を持っている稲作は、日本人の暮らしの要であり、この先も遺さなくてはいけない遺産だと思います。

小林農場の野菜を購入されている方々の中には無農薬栽培のお米をご希望される方もいらっしゃいますので、私の知り合いの無農薬栽培の稲作農家さんをご紹介したこともあります。毎年、近所の田んぼで催されている田植えや稲刈りにも参加させていただいていますが、稲を栽培している農家の方々と接して、少しでも稲作に関われたらよいと思います。そうしているうちに、私も自分で稲を栽培する機会に恵まれることもあるかもしれません。

今は麦飯を楽しんでいる私も、やはり麦よりも米のほうがおいしいと思います。麦と米を混ぜることにより、健康で食味の良い主食ができあがります。稲も自分で育てたいです。

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