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2018年12月

2018年12月29日 (土)

平成30年12月24日と28日の野菜セット(旬野菜詰め合わせ)・今年最後の野菜セット

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12月24日(月)と12月28日(金)に出荷したの旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

里芋、人参、玉ねぎ、大根、カブ、長ねぎ、カボチャ、サツマイモ、白菜、サニーレタス、キャベツ、ほうれん草、水菜、ターサイ、小松菜

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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今週の月曜日と金曜日に、平成30年の最後の野菜セットを出荷いたしました。年末年始は1週間お休みをいただき、1月4日(金)より野菜セットの出荷を再開したいと思います。

冬に出荷できる野菜の種類は少ないので、冬の間は野菜セットの内容はあまり変化しません。

それでも今は年を越してゆく特別な時期なので、今まであまり出荷していない作物を少しだけ野菜セットの中に混ぜてみて、「特別な感じ」にしてみました。

Dscf2080写真の左の、少し形がずんぐりとしているネギは「下仁田ネギ」と言います。火を通すとトロリとして、甘味もあります。さっそく複数のご家庭より、「とてもおいしかった」というご好評をいただいております。

写真の右は、大カブではなく「聖護院大根」という京都生まれの丸い大根です。やはり火に通すとトロリとして甘味もあります。1000円セットに入れてみました。

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12月28日の野菜セットには、久しぶりにサツマイモを入れてみました。サツマイモは不作だったのでまだ3回くらいしか野菜セットに入れたことがありません。

ただ、12月にサツマイモを出荷できたのは、小林農場では初めてのこと。サツマイモはとても寒さに弱く冬に貯蔵するのは難しいので、今まで小林農場ではサツマイモの出荷は11月に終了していました。

でも、私の知り合いの農家の多くがしっかりとサツマイモを防寒して冬にも出荷しているので、手間をかければサツマイモを冬に出荷できることは知っていました。それで今回は少し、手間をかけてみることにしました。

今後も1月になっても2月になっても無事に貯蔵できるのか、見守っていこうと思います。うまくサツマイモを冬越しさせることができたら、来年はもっとたくさんサツマイモを作って冬もどんどん販売しようと思います。

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冬キャベツも少しだけ収穫できたので、2000円セットに出荷してみました。冬キャベツの栽培も今まで成功したことがなく、今回もほとんどが結球していません。でも、結球直前にまでは生育しているので、もしかしたら来年の3月、暖かくなってゆく頃に結球してくれるかもしれません。

出荷できる野菜の少ない冬から早春にかけて、サツマイモやキャベツが新たに出荷できるようになるかもしれないという期待を抱きながら、平成30年を終えようと思います。

野菜セットを定期購入してくださっている皆様、良いお年を。

2018年12月27日 (木)

農場の風景・「大雪」から「冬至」へ

「大雪」の風景(画面をクリックすると画面が拡大されて見やすくなります)

「明らかに季節が1歩進んだ」と感じる日が、年に何回かあります。

最近では12月10日。それまでは「今年の初冬は異常に暖かいですね」という会話がよく聞かれましたが、この日を境にしていっきに冷え込み、冬将軍が本気を出し始めて例年の冬の寒さが戻ってきたようでした。

Dscf2032連日、早朝には畑は霜で凍り付きます。写真は畑で立派に立ち上がっている霜柱。

冷え込みが強い日は、お昼になるまで露地の作物は凍ったままです。出荷日の当日ではなく前日のうちに全ての収穫を終わらせておかないといけなくなってきました。


Dscf2022Dscf2086

左の写真は、真っ白な霜に覆われた車のフロントガラス。右の写真は、出荷場の水道が凍ってつららが形成されている様子。小林農場の冬の風物詩です。

Dscf2094樹々もすっかり葉を落とし終えて、冬木立に。写真はケヤキの冬木立。

私は、葉を茂らせた夏のケヤキよりも、冬の冬木立のケヤキのほうが好きです。枝が天に向かってどこまでも伸びてゆこうとする力強い樹形をはっきりと見ることができます。


Dscf2050我が家のコブシの大樹も冬木立。

Dscf2089コブシの枝の先にはふっくらとした冬芽の姿が。この冬芽が春になれば膨らんではじけて花を咲かし、再び葉を茂らせてゆきます。すでに春の準備を整えた上で、葉を落としていったようです。
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七十二候を検証(自分の地域に合った現代版の七十二候を作ろう)

従来の「大雪」の七十二候

  初候・閉寒冬と成る(天地の気が塞がって真冬となる)

  次候・熊穴に蟄る(熊が穴に入って冬眠する)

  末候・鮭の魚群がる(鮭が群がって川を上る)

小林農場での実際の「大雪」の七十二候

  初候・肌、切れる(肌が乾燥して、あちらこちらにアカギレができる)

  次候・水道水、凍る(水道が凍って、蛇口から水が出なくなる。必ず水道の凍結防止対策が必要。)

  末候・畑、半日凍る(早朝にかなり冷え込むと、半日間は畑は霜で凍ったまま。露地野菜の収穫は、霜が溶けている午後に行うのが確実)

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これより「冬至」

  一年で最も昼が短くなり、夜が長くなります。言い換えると、この先はお日様が顔を出す時間が長くなってゆきます。冬至は「太陽が復活する日」ともされているようです。

カメラに納めておきたい「冬至」の風景

  初茜と初日の出、ふくら雀や初雀、ゆず、いろんな常緑樹、千両や万両の赤い実

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「冬至」に聞きたい歌・クリスマスに聞きたい歌

冬至の頃にクリスマスを迎えます。クリスマスは西洋の伝統行事ですが、日本人は海外の行事や文化を幅広く取り入れて、それらを自分たちの行事や文化に作り変えてゆきます。そんな「日本人らしさ」がよく発揮されているのがクリスマスという行事なのだと思います。

西洋の文化に触れる良い機会です。日本でも良く知られていて、私も好きな讃美歌とクリスマスソングをご紹介。

「主よ御許に近づかん」

  キリスト教の有名な讃美歌の一つです。小説「銀河鉄道の夜」やテレビドラマ「私は貝になりたい」など、数々の名作にもこの曲が登場しています。テレビアニメ「フランダースの犬」の最終回では、主人公の少年とその飼い犬が天に召される場面でこの曲が流されていました。

  キリスト教の讃美歌は、宗派を問わず、多くの人々の心を震わすことのできる美しい曲調があると思います。私はキリスト教徒ではないのに、讃美歌を聞くと心に染み入ります。

「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」作詞・作曲/ジョン・レノン&オノ・ヨーコ 試聴

  クリスマスソングといえば、やはりこれでしょう。「若き人にも老いた人にも、富める人にも貧しき人にも、肌が黒い人にも白い人にも、黄色い人にも赤い人にも、なにはともあれ、メリー・クリスマス!」

 

2018年12月24日 (月)

平成30年12月21日の旬野菜詰め合わせ・季節感のある野菜セットの内容

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今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

ジャガイモ、人参、玉ねぎ、大根、カブ、長ねぎ、カボチャ、白菜、サニーレタス、ほうれん草、水菜、ターサイ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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12月22日は「冬至」、12月25日は「クリスマス」、12月31日は「大晦日」で1月1日は「お正月」。重要な祝日が続く、賑やかな数日間です。

それぞれの祝日にちなんだ料理がありますので、野菜セットにできるだけそれらの食材を意識的に入れて、季節感あふれる内容にしたいと思います。

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「冬至」 12月22日(12月21日の野菜セットは「冬至セット」)

  冬至に「ん」のつく商品を食べると風邪をひかないという言い伝えがあります。

  12月21日(金)の野菜セットには、かぼちゃ(なんきん)、にんじん、だいこんなど、「ん」のつく野菜を複数、入れました。

  さらに「ん」のつくレンコンや、「ゆず湯」に使うゆず、「小豆粥」に使うアズキも栽培できれば、もっと冬至を楽しめるでしょう。

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「クリスマス」  12月25日  (12月24日の野菜セットは「クリスマス・セット」)

  クリスマスカラーの赤、緑、白も鮮やかな野菜を、12月24日(月)にお届けしたいです。

 Dscf2083サニーレタス。クリスマスに合いそうな赤と緑の色合わせ。

サニーレタスは主にサラダにして食べます。「こんな寒い時期にあまりサラダは食べないよ」と思う人もいるかもしれませんが、寒さに当たったサニーレタスの味はとてもとてもおいしく、「レタスの旬は春でも秋でもなく、冬なのではないか」と思いたくなるほど。冬でも食べたくなるサラダです。クリスマスには鶏肉といっしょにお召し上がりください。

ただ、あまり寒さに強くないので、もう寒さで傷み始めています。クリスマスに出荷して終了です。

Dscf2038ターサイ。緑色が鮮やかで、形もクリスマスリースに似ているので、2000円セットに入れてみようと思います。

P2020835

真っ白なカボチャ。冬の間ずっと保存できる品種で、今後は主にこのカボチャが出荷されます。

クリスマス・セットに初登場する予定です。

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そして12月28日(金)の今年最後の野菜セットは「お正月セット」にしたいと思います。

お節料理によく使われる里芋やお雑煮によく使われる小松菜などを出荷したいと考えています。カブは、酢の物にすると赤色がきれいに発色する「紫首かぶ」を出荷する予定です。

できればゴボウも出荷したいところ。

2018年12月22日 (土)

農場の風景・「小雪」から「大雪」へ

「小雪」の風景」(画面をクリックすると画面が拡大されて見やすくなります)

(現在の季節は「大雪」が終わって「冬至」まで進み、ずいぶん前に「小雪」は終わっていますが、遅ればせながら「小雪」の風景をお届けします。「大雪」の風景もできるだけ早くこのブログに載せたいと思います。)

Dscf0016「小雪」に入ってから、畑の付近の雑木林が紅葉の見頃を迎えました。樹々の葉が紅や黄に力強く色づいてゆきました。

Dscf2002農場のご神木のコブシの落葉直前の姿。風が吹く度に葉が1枚づつ、パラパラと舞い落ちていました。

イチョウやイロハモミジを見上げてその紅葉に見惚れた後、ふっとその株元に目を移すと、紅や黄色に染まった葉が「じゅうたん」のように地面を覆っていました。その色彩の美しさににはっとさせられたりします。「じゅうたん」も写真に撮っておきたかったです。

Img_0011冬が本格的に寒くなってゆくこの時期に、貯蔵穴を掘って野菜を埋めて貯蔵してゆきました。

上の写真は大根を埋めている様子。人参やカブにはたっぷりと土をかぶせて防寒し、里芋や白菜は畑から収穫して寒くない場所に移して保管します。

次の春がやって来るまで貯蔵穴から少しずつ野菜を取り出しながら食べ、長い冬を乗り切ってゆきます。

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七十二候を検証(自分たちの地域に合った現代版の七十二候を作ろう)

従来の「小雪」の七十二候

  初候・虹蔵れて見えず(虹が見えなくなる)

  次候・朔風葉を払う(北風が木の葉を払う)

  末候・橘始めて黄ばむ(橘の葉が黄色くなる)

小林農場での実際の「小雪」の七十二候

  初候・西高東低に気圧が配置す(太平洋気候の栃木県では、雨が降ることは滅多になくなり、晴れる日が多くなる)

  次項・雑木林の紅葉、燃ゆ(近所の雑木林の紅葉がこの頃に見頃を迎える)

  末候・朔風葉を払う(北風が木の葉を払う)

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次の季節は「大雪」

豪雪地帯では大雪が降るようになります。太平洋気候の栃木県の平野部では、冬は寒いですけれども雪はあまり降りません。

天気予報が連日、豪雪地帯での降雪の様子を伝えているのを聞く度に、「豪雪地帯では雪に取り囲まれながら人々はどのようにして暮らしているのだろうか」と、しみじみ思ったりもします。

「大雪」にカメラに納めたい風景

  樹々の冬木立(ケヤキ、コナラなど) さぎの仲間  野いばらや千両や万両  たくあん漬け用の大根を干している様子

「大雪」に聞きたい歌・雪山に魅せられた山男たちの賛歌

「雪山賛歌」  アメリカ民謡 日本語詞/西堀榮三郎  試聴

  大学山岳部の男たちが「山岳部の歌を作ろう」と、仲間うちで気に入られていたアメリカの民謡「いとしのクレメンタイン」の曲に即興で日本語の歌詞をつけて作られた1曲。

「山男の歌」  作詞/神保 信雄  作曲/不詳  試聴

  山に挑む男たちの心意気を粋な感じに歌った、私のお気に入りの歌です。

2018年12月20日 (木)

平成30年12月18日の旬野菜詰め合わせ・冬の葉物野菜

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今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

ジャガイモ、人参、玉ねぎ、大根、カブ、長ねぎ、カボチャ、白菜、サニーレタス、ほうれん草、水菜、ターサイ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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寒さに強くて霜枯れしない葉物野菜の種類が、けっこうたくさんあります。害虫も寒くて土に潜って野菜の葉を食べることがなくなりますし、冬こそが葉物野菜の旬だと私は思っています。

冬から春にかけて小林農場が出荷してゆく予定の葉物野菜

  ほうれん草、小松菜、油菜、水菜、ターサイ、みぶ菜、しろ菜、かき菜 などなど

12月上旬まで出荷していたシュンギクは霜枯れしているので、出荷は終了しました。シュンギクは寒い時期に鍋で煮込んで食べたりすることもあるので冬の葉物野菜という印象が強いのですが、実際は寒さに弱い作物です。

Dscf2044水菜。最近は茎葉が細くてサラダなどの生食にして食べるとおいしい水菜もよくみかけますが、今回栽培した品種は茎葉がしっかりと太い水菜です。白菜とともに鍋で煮込んで食べてもおいしいと思います。

Dscf2038久しぶりに栽培してみたターサイ。ペッチャンコのおもしろい形をしています。油との相性が良く、炒め物によく使われて、炒めた後の色合いも良いです。

Dscf2036お雑煮などに使われる小松菜。今年は11月が暖かかったので、小松菜や油菜やしろ菜などが勢いよく育ち、思わず「そんなに伸びすぎなくてもいいのに」と思ってしまうほどでした。

Dscf2006そして、多くのご家庭に最も馴染みの深い葉物野菜・ほうれん草。この冬もたくさん栽培してありますので、毎週、野菜セットに入れられるかと思います。(上の写真では、ほうれん草の周りの雑草も元気に生育しています)

2018年12月17日 (月)

平成30年12月14日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・今後の冬野菜の出荷の見通し

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今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

ジャガイモ、人参、玉ねぎ、大根、カブ、長ねぎ、カボチャ、白菜、キャベツ、サニーレタス、ほうれん草、しろ菜

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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冬に出荷する野菜の防寒・貯蔵作業がだいたい終わっています。

来年の2月まで、野菜セットに継続して入れることができそうな野菜は以下のとおりです。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、長ネギ、カボチャ、白菜、ほうれん草などのいろんな種類の葉物野菜

他にも里芋やゴボウやヤーコンなどがときどき出荷されると思います。サツマイモも出荷できるかもしれません。

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いろんな品種の玉ねぎを栽培してみて、どの品種が長期間、保存できるのか、試しています。

「ノンクーラー(ナント育成)」という品種が比較的良い状態で保管できていますので、この品種は一番最後に出荷したいと思います。今は、比較的早く貯蔵が効かなくなりそうな品種から先に出荷しています。

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11月下旬にはたくさんの白菜を畑から収穫して屋内に移して並べ、防寒しました。

この12月の初め頃までは暖かかったので、畑に残していた白菜の生育も思いの外進み、立派に結球してくれました。これらも全部収穫して、防寒いたしました。

今年の白菜は不作で出荷できる量は少ないと予測していましたが、思っていたよりもたくさん収穫して防寒できたので、これからはしばらく、たくさんのご家庭に白菜をお届けしてまいりたいと思います。白菜があれば鍋料理も楽しくなるでしょう。

Img_0499収穫した白菜を屋内に移して並べている様子。このように一つ一つの白菜を新聞紙で包むと、良い状態で長く貯蔵できます。

2018年12月16日 (日)

農場の風景・「立冬」から「小雪」へ

「立冬」の風景(画面をクリックすると画面が拡大されて見やすくなります)

(季節はすでに「小雪」が終わって「大雪」まで進み、「立冬」はかなり前に終わっていますが、遅ればせながら「立冬」の風景をお届けいたします。「小雪」や「大雪」の風景もできるだけ早く、このブログに載せたいと思います。)

Img_0005Cimg0988

暖かな11月です。

去年の11月はとても寒くて葉物野菜が全く育ちませんでしたが、この秋は葉物野菜が順調に大きくなっています。

Dscf2006順調に育っているほうれん草の様子。しかし、ほうれん草の間にはびっしりとハコベやオオイヌノフグリなどの草も繁殖しています。

この暖冬は、作物だけではなく雑草も元気に生育させています。いつもの年ならこの時期は雑草はすっかりおとなしくなって、10月に種まきされたほうれん草は除草をしなくても雑草よりも先に生育してくれるのですが、今年の場合は1度、除草をしておいたほうが良さそうです。

Cimg100311月の20日頃になってようやく強い霜が降り始めました。

畑の雑草も霜焼けして黒く焦げ、凍死してゆきました。上の写真では見にくいかもしれませんが、雑草がよく霜焼けして黒く変色してるところです。

Dscf0004冬の華・サザンカ。左の写真は私の住まいのすぐ近くに植えられてるサザンカの樹より。


Dscf0011サザンカの樹の株元には、深紅の花びらがパラパラと散っています。

サザンカの花とよく似ているツバキは、花ごとポトリと丸ごと落ちるようで、散り方が違うようです。

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七十二候を検証(自分の地域に合った現代版の七十二候を作ろう)

従来の「立冬」の七十二候

  初候・山茶始めて開く(サザンカが咲き始める)

  次候・地始めて凍る(大地も凍り始める)

  末候・金盞香し(スイセンの花が咲く)

小林農場での実際の「立冬」の七十二候

  初候・山茶花、すでに満開(サザンカの花が見頃を迎えている)

  次候・地始めて凍る(十一月に入ってから薄っすらと霜が早朝に降りるようになっていた。今年は11月21日に初めて気温が0℃まで下がり強い霜が降り、寒さに弱い雑草が霜焼けした。)

  末候・紅葉、進む(辺りの雑木林のほとんどの樹がはっきりと紅葉して、風が吹く度に少しずつ葉が地面に散ってゆく。)

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次の季節は「小雪」

雪が降りそうになるくらいに寒さが進みますが、まだ大雪が降るほどには寒さは進みません。

「小雪」にカメラに納めたい風景

  木枯らし(落ち葉が風に舞う様子) 樹々の冬木立ち 野いばらのような植物の赤い実 コゲラ

「小雪」に聞きたい童謡

  オリオン座、北斗七星、スバル、そしてシリウスとペテルギウスとプロキオンが描く冬の大三角形。凍えるほどに夜が冷えれば冷えるほど、夜空の星がいっそう輝いて見えます。

そんな季節に聞きたくなる、星を歌った童謡です。

星めぐりの歌  作詞・作曲/宮沢 賢治  試聴

  宮沢賢治の小説「双子の星」や「銀河鉄道の夜」に登場する歌です。宮沢賢治自身によって作詞・作曲されています。

冬の星座   作詞:W.S.Hays,作曲:W.S.Hays  訳詞:堀内敬三 試聴

  もともとはアメリカで甘いラヴソングとして親しまれてきた歌ですが、日本では原詩とは全く関係のない日本語訳がつけられました。でも、ここで歌われている星空の様子は甘くて美しく、雰囲気は原詩を受け継ぎながら、唱歌として長く歌い継がれています。 

2018年12月15日 (土)

危険を察知する直感力  平成30年9月6日

 

危険を察知する直感力  平成3096

 

朝夕は日毎に涼しくなってまいりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

 

 8月から10月にかけて、畑に秋野菜の苗を畑に植えてゆきます。根が張るまでは、畑に植えられたばかりの苗にはかん水してあげる必要があります。自分でかん水するのは大変なので、雨が降る日の直前に苗を植えるようにしています。

 

現在は気象庁が先進科学技術を駆使して天気を予報してくれます。私も必ず毎日天気予報を確認しながら、いつ畑に苗を植えたり種を播いたりするのかを決めています。

 

人の心のように変わりやすい秋の空は気象庁でも予報しにくいようで、8月下旬は「晴れ、または、曇り、所によって雨」という予報が多く、晴れるのか曇るのか雨が降るのかよく分かりませんでした。ただ連日、「突然の雷雨にお気を付けください」とつけくわえられていたので、近いうちに夕立が降るのだろうと判断して、苗を畑に植えてゆきました。

 

その後、入道雲が立ち上り雷鳴が聞えてきたりもするのですが、いくら待っても肝心の雨が降りませんでした。日中は残暑の厳しい日差しにさらされて、苗は次第にしおれてゆきました。自分でかん水しようかと思いましたが他にも終わらせたい畑仕事がありましたし、気象庁は毎日「夕立があるかも」と予報しているので、その言葉を信じて雨を待ちました。

 

けっきょく雨は降らず、苗はそのまま枯れて消えてゆきました。悔しいので気象庁に八つ当たりしたくなりましたが、もちろん、悪いのは自分です。苗がダメになってしまう速度が、私が思っていたよりもずっと速かったです。慌ててかん水しましたが、手遅れでした。

 

  ところで先日の91日の「防災の日」に、地元の役場が作成した「災害予想地図(ハザードマップ)」を見直してみました。小林農場の周りには大きな崖や河川はなく、町が想定している土砂災害や洪水の危険地帯からは外れていました。

 

  ただ、あまりそのような災害予想図を過信しないほうが良いとも思っています。東日本大震災で大津波の被害を受けた沿岸部では、安全な場所として避難場所に指定されていた施設も大津波に飲み込まれて、そこに避難していた方々の多くが犠牲になっています。

 

  防災に関する情報は気象庁から詳しく公表されていて、災害での被害状況を想定することもできます。それらの情報を基にして非常食などを準備しておいたり避難場所を確認しておいたりすることは最低限必要なことです。

 

しかし、自然災害は想定どおりに発生するとは限らず、災害に備えて準備してきたことが全部無駄になってしまうような想定外のことが起きることもあるでしょう。そのような状況に直面したときは、自分の直感を頼りにして、即座に行動を選択しなくてはいけません。気象庁からの情報ばかりに頼ろうとする心構えでは、自分の身を守ることができません。

   天気予報がなかった昔の農家は、雲の様子や風の香りなどから自分で天気を予測していたようです。今の農家は天気予報に頼ることが多いので、自分の五感で天気を予測する直感が退化しています。自分の五感でまわりの状況を把握する直感は、普段から養っておきたいです。非常時が発生して情報が遮断された時は、危険を察知できる直感が必要となります。

2018年12月11日 (火)

12月10日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・冬の出荷、配送について

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今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

ジャガイモ、人参、玉ねぎ、大根、カブ、長ねぎ、カボチャ、サツマイモ、白菜、サニーレタス、ほうれん草、シュンギク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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いつもと比べて暖かい初冬でしたが、今回の配送日の早朝はぐっと冷え込み、農場に設置している温度計もマイナス5℃まで下がっていました。

出荷場の水道も凍ってしまい、しばらく水が使えませんでした。今まで暖かかったのですっかり忘れていましたが、今日の朝、水道管が凍結して破裂しないように凍結防止対策をしておきました。

私の手足の肌も乾燥して切れて痛くなってきたので、薬用ハンドクリームを購入しました。これからはハンドクリームが手放せなくなることでしょう。

冬の寒さがいよいよ本気を出してきた感じがいたします。それに伴って、収穫・出荷方法も変わってゆくでしょう。

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葉物野菜などの鮮度が大事な野菜は、出荷日の当日に収穫して鮮度の良い状態で出荷するようにしています。

今回の配送日の早朝も、野菜セットに入れる長ネギや葉物野菜を収穫しようとしましたが、お昼になるまで霜で凍り付いたままの状態で、やむを得なくお昼になるまで収穫を待ちました。

長ネギだけは無理をして、まだ凍っている状態で収穫しました。全ての野菜の仕分けが終了して箱に詰めてゆこうとしていたとき、仕分けした長ネギを手に取ると、フニャフニャとしていました。

凍ったままの状態で収穫すると、体内の氷が溶けた後、このようなだらしのない姿になってしまいます。これでもおいしく食べられはしますが、あまりに見た目がだらしなさすぎて商品として出荷しにくいです。

しかたがないので箱詰めをいったん中断して、またネギ畑まで行ってネギを収穫し直すことになりました。やはり野菜は、しっかりと霜が溶けた後に収穫しないといけません。

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今後は配送する当日ではなく、配送日の前日に全ての野菜を収穫しておこうと思います。これだけ気温が低くなれば、収穫された野菜の鮮度もすぐに落ちたりはしません。配送日には仕分け・箱詰めのみを行うことにします。

収穫を配送日前日にすましますので、野菜セットの配送の時間帯も今までよりも早めることができます。配送日には皆さんのお宅に順番に野菜セットをお届けしておりますが、今までは順番が最後の方のお宅には遅い時間帯にお届けすることが多かったです。この季節の変わり目をきっかけにして、もっと早い時間帯に全ての皆さんのお宅にお届けできるようにしてまいりたいと思います。

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寒くなると野菜の味は濃くなります。「味がのっている」ような感じです。

このブログをご覧になってくださっている方々の中にはまだ小林農場の野菜セットを食べたことのない方々もいらっしゃるかと思いますが、一度どんな野菜の味か試してみたい方々には、「お試しセット」もご用意しております。

よろしければ冬の季節の「味がのっている野菜」をどうぞお試しください。冬の寒さが厳しくなるとスーパーなどで販売されている野菜の値段が高騰する傾向がありますので、冬の小林農場の野菜の値段が相対的に安く感じられるかと思います。小林農場は冬に備えて、出荷できる野菜を蓄えてきました。

また、以前に小林農場の野菜セットを購入されていた方々も、また野菜セットをご希望される場合はいつでもご連絡ください。

小林農場はもっと多くのご家庭に野菜セットをお届けしたいと考えております。

2018年12月 9日 (日)

平成30年12月7日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・大根の貯蔵と新たな栽培方法

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今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

人参、玉ねぎ、大根、里芋またはジャガイモ、長ねぎ、カブ、カボチャ、白菜、サニーレタス、ブロッコリー、ほうれん草、シュンギク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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大根を畑から掘り出して、貯蔵穴に埋めて防寒しました。来年の春まで、少しずつ貯蔵穴から取り出しながら出荷してまいりたいと思います。

小林農場ではいろんな品種の大根を作っていますが、特におでんなどのように煮込んで食べるとおいしい品種をたくさん栽培してみました。

私も最近はよく大根を長ネギといしょに煮て食べています。かつおぶしと昆布を合わせてダシをとり、塩と醤油のみで味つけをしていますが、そんな簡単な料理方法でもとてもおいしい煮物が出来上がります。寒くなってきて、大根の味がのってきています。

小林農場の大根の多く品種は「短形」で、あまり長く伸びずに冷蔵庫にしまいやすく、食べきるのがそんなに大変ではない大きさではないかと思います。野菜セットの中に入れる大根は短形のほうが良いと考えています。

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今回の大根栽培では、ある実験をしてみました。

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通常の大根栽培では、最初に種をたくさん播いた後、発芽して生育した芽をいくつか間引いて、上の写真のように大根1本づつ、空間を十分に広く空けて、1本の大根が十分に太れるようにします。間引きをしないで空間が込み合ったままにしていると、1本1本の大根は太れません。

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今回の実験区では、上の写真のように、1か所に1本ではなく2本残し、あえて密にして栽培してみました。

Img_0019
1か所から収穫した2本の大根。2本とも縮こまることなく、立派に育っていました。

1か所に2本の大根を栽培しても良い大根が作れることが分かりました。つまり、通常どおりに「1か所に1本」で育てるやり方と比べて、「1か所に2本」で育てるやり方ならば、同じ栽培面積でも2倍の本数の大根が収穫できるというわけです。

良い実験結果でした。また来年も「1か所2本」を試してみたいと思います。

2018年12月 8日 (土)

野菜代のお支払い方法について   平成30年8月30日

 

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野菜代のお支払い方法について   平成30830

 

夏休みが明けて新学期が始まろうとしています。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

 

  小林農場の経営の大部分は野菜セットの販売によって成り立っていて、主に定期的に野菜セットを購入してくださっている皆さんからの収入によって農場は支えられてきました。野菜代のお支払い方法は、基本的には月々にその月の購入金額の合計を、小林農場が郵便局に開設している口座に振り込んでいただくよう、皆さんにお願いしております。

 

  稀ではありますが、数か月間、野菜代のお支払いを滞納したまま野菜セットの定期購入をおやめになるご家庭もありました。ご本人達は「必ずいずれはまとめて代金を振り込む」とおっしゃっていたので、その言葉を信じてひたすら待つことにしています。

 

  皆さんもお忙しいので、毎月、郵便局に足を運んで野菜代を振り込むのは手間なことだと思います。郵便局がお住まいの近くにないなど、事情があってなかなか郵便局に通えないというご相談もいただくことがあります。このような場合は、皆さんのお宅に野菜を配送する時に直接、手渡しで野菜代をいただくようにしております。

 

  また、毎月野菜代を支払う手間を省くために、数か月分の野菜代を前払いされることをご希望されるご家庭も複数ありました。まとまった収入をいただければ、購入したいけれど高価で購入できなかった農具や農業機械などを購入できるようになって仕事の効率が良くなったりしますので、まとめて前払いしてくだることは農場としてはありがたいことです。

 

  万が一、私が事故などで突然に死んで皆さんに野菜をお届けできなくなったときには、前払いしてくださった方々に代金をお返しできなくなってしまいますので、基本的には小林農場へのお支払いは前払いではなく後払いとさせてもらっております。それでも前払いを希望されるご家庭がありましたら、ありがたくそのご希望を受け付けております。しっかりと今後も途切れることなく野菜をお届けし続けてゆかなくていけないと背筋が伸びます。

 

  以上のように野菜代のお支払い方法については、それぞれのご家庭のご希望を考慮しながら個別に対応をしてまいりました。郵便口座への振り込みが難しくて代金のお支払いを滞納されているご家庭や、事情があって代金のお支払いを遅らせてほしいというご家庭がありましたら、お支払い方法について遠慮なさらずに小林までご相談ください。どのようなお支払い方法が皆さんのご都合に適するのか、探ってまいりたいと思います。

 

  私もお米は自分で作っていないので、知り合いの農家から購入しています。それは無農薬で手間をかけて栽培されたお米で、安全性の高いお米を身近に購入できて本当にありがたいです。稲作農家の方への感謝の気持ちを、お金を支払うことで形にしています。

最近はお金をめぐる汚職事件が後を絶ちませんので、お金の印象が悪くなっているような気がします。でも本来、「自分の役に立つ生産物を生産してくれてありがとう」と、購入者が生産者に対して感謝の気持ちを形にして伝えるために、お金はとても有益な道具だと思います。小林農場の口座通帳を開いて皆さんから野菜代が振り込まれている様子を確認していると、お金だけではなく、皆さんからの激励も振り込まれているような気がします。

2018年12月 5日 (水)

平成30年12月3日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・人参と玉ねぎの母選

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今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

人参、玉ねぎ、大根、里芋、長ねぎ、カブ、カボチャ、サニーレタス、ブロッコリー、ほうれん草、シュンギク、しろ菜

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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今回、出荷した人参の品種は、もともとは「小泉冬越し五寸(みかど協和育成)」という名前の品種でしたが、数年間、育った人参から私が自分で種を採り続けてその種を畑に播いて繰り返し育ててきたものです。今は小林農場の自前の品種といってよいと思います。品種名を「小林冬越し五寸」に改めさせていただきます。

発芽率も良く、収穫された人参の香りも良いです。今までのところは、なかなか上手に自分で品種を育成できているかと思います。

そして今回の収穫では、収穫した人参の中から姿の良いものを20本ほど、「母体」に選び、再び畑に埋め戻しました。来年の春には母体から芽が伸び、夏には花を咲かせて最後はたくさんの種を生み出してくれるでしょう。

Dscf0026今年、母体として選ばれた人参。

今年は玉ねぎの調子が良かったので、初めて玉ねぎの種採りにも挑戦してみたいと思います。品種は「ノンクーラ(ナント育成)」。上手に小林農場でも種を採り続けられるようになって小林農場の自前の品種となったら、新しい品種名をつけてあげようと思います。どんな名前にしようかな。

Img_0002玉ねぎの母体を畑に埋め戻している様子。

2018年12月 2日 (日)

平成30年11月30日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・年末年始の予定

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今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

じゃがいも、人参、玉ねぎ、長ねぎ、カブ、カボチャ、とうがん、サニーレタス、白菜、ほうれん草、油菜、シュンギク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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間もなく年末年始を迎えますが、年末年始の野菜セットの出荷予定をお知らせする通知を、今後、野菜セットといっしょに皆さんのお宅にお配りいたします。

以下はその通知の内容です。

毎週月曜日に野菜セットをお届けしているご家庭への通知

師走の候、今年も残りわずかとなりました。

今年の12月31日(月)はお大晦日のため、野菜セットの出荷をお休みさせていただきたいと思います。

大掃除など、なにかと気ぜわしくなる頃です。ご自愛ください。

毎月第1火曜日に宅急便にて野菜セットをお届けしているご家庭への通知

師走の候、今年も残りわずかとなりました。

来年の11日(火)はお正月のため、野菜セットの出荷をお休みさせていただきたいと思います。

代わりに、18日(火)に野菜セットをお届けしてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

大掃除など、なにかと気ぜわしくなる頃です。ご自愛ください。

毎週金曜日に野菜セットをお届けしているご家庭への通知

師走の候、今年も残りわずかとなりました。

年末年始の出荷予定ですが、年末の1228日(金)と来年の年始の14日(金)は、休まずに通常通りに野菜セットをお届けしてまいりたいと思います。

年末年始は帰省されて野菜セットを受け取れないご家庭も多いかと思います。もし年末年始の野菜セットのご購入をお休みされることをご希望される場合は、お手数をおかけいたしますが、小林農場までご連絡していただくよう、よろしくお願いいたします。

大掃除など、なにかと気ぜわしくなる頃です。ご自愛ください。

 

2018年12月 1日 (土)

夏の終わりに反省会   平成30年8月23日

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夏の終わりに反省会   平成30823

立秋とは名ばかりの暑い日が続いております。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  命の危険すら感じさせる猛暑に襲われた今年の夏ですが、現在は暦の上では秋に入り、暑さの峠は越えました。先週には湿度が下がってベタベタとした汗が噴き出てこなくなり、カラリとした気持ちの良い空気に触れながら秋の到来を感じました。最近はまた蒸し暑い空気が戻ってきて夏に逆戻りしていますが、私の頭の中は秋に移り、秋野菜の栽培に力をいれています。夏休みが間もなく終わる子供達も、気分的には秋に移っているかもしれません。

 8月上旬には秋に収穫される秋キュウリの苗を植えました。苗が土に根を張るまでは土に十分に水分がないといけません。天気予報ではしばらく曇天が続いて雨も降るかもしれないということだったので、苗を畑に植えてゆくには良い時期だと思っていました。

  ところが雨が降りそうで降らず、天候も回復してしまい強烈な日差しが降り注ぎ始め、土は乾いてたちまち苗はしおれてゆきました。苗にかん水をしようか迷いましたが、他にも早く終わらせたい畑仕事がたくさんあったし、もしかしたら夕立があるかもしれないと思って、もう一日だけかん水作業を省いて様子を見守ることにしました。

  しかし次の日には苗は回復が不可能なまでにクシャクシャにしおれて、ほとんどの苗は消えてなくなりました。残念ながらこの秋はキュウリの出荷が難しくなりそうです。

  キャベツや白菜などの秋野菜の苗作りは、真夏の暑い時期より始めています。今年は強烈な日差しに焼かれて消えてしまった苗が多いです。夏の太陽はか弱い苗を容易に焼き殺せるくらいに凶暴です。わずかな時間であっても水をきらしてはいけませんでした。夏の苗の管理では、かん水作業を省いたりすると痛い目にあいます。

  冬から収穫されるゴボウの種は初夏の頃に播くのですが、今年は真夏の頃になってゴボウの種を播くのを忘れていたことに気づき、遅い時期になって慌てて種を播きました。おそらく今回のゴボウは冬には間に合わず、来年の春からの遅い収穫開始となるでしょう。

  種まきは過去の作業日誌を確認しながら行われます。畑仕事に馴れてくるといちいち作業日誌を開いて確認することを省くようになってしまいます。だから今回のようにゴボウの種まきを忘れてしまったりします。

今は毎日、過去の作業日誌を開いてその日の畑仕事の予習をしておく習慣を取り戻しています。もちろん今年行っている作業もしっかりと日誌につけています。この記録が来年以降の仕事をすすめてゆく上で大事な道しるべとなります。

  長い間、同じ仕事に馴れてくると妙に賢くなって、面倒な仕事を省こうとするようになりますが、それで失敗したりします。それがこの夏に得た貴重な教訓です。この教訓を来年からではなく今から生かそうと思い、苗の様子をもっとマメに確認するようにしています。

  農業は毎年、同じ作業の繰り返しなので「馴れ」が生じ、それが「油断」を生み出します。でも、どの年も全く同じ天候で推移してゆくわけではなく、年によって作物との接し方を変えてゆかなくていけないので、馴れたり油断したりしている場合ではありません。

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