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2018年12月15日 (土)

危険を察知する直感力  平成30年9月6日

 

危険を察知する直感力  平成3096

 

朝夕は日毎に涼しくなってまいりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

 

 8月から10月にかけて、畑に秋野菜の苗を畑に植えてゆきます。根が張るまでは、畑に植えられたばかりの苗にはかん水してあげる必要があります。自分でかん水するのは大変なので、雨が降る日の直前に苗を植えるようにしています。

 

現在は気象庁が先進科学技術を駆使して天気を予報してくれます。私も必ず毎日天気予報を確認しながら、いつ畑に苗を植えたり種を播いたりするのかを決めています。

 

人の心のように変わりやすい秋の空は気象庁でも予報しにくいようで、8月下旬は「晴れ、または、曇り、所によって雨」という予報が多く、晴れるのか曇るのか雨が降るのかよく分かりませんでした。ただ連日、「突然の雷雨にお気を付けください」とつけくわえられていたので、近いうちに夕立が降るのだろうと判断して、苗を畑に植えてゆきました。

 

その後、入道雲が立ち上り雷鳴が聞えてきたりもするのですが、いくら待っても肝心の雨が降りませんでした。日中は残暑の厳しい日差しにさらされて、苗は次第にしおれてゆきました。自分でかん水しようかと思いましたが他にも終わらせたい畑仕事がありましたし、気象庁は毎日「夕立があるかも」と予報しているので、その言葉を信じて雨を待ちました。

 

けっきょく雨は降らず、苗はそのまま枯れて消えてゆきました。悔しいので気象庁に八つ当たりしたくなりましたが、もちろん、悪いのは自分です。苗がダメになってしまう速度が、私が思っていたよりもずっと速かったです。慌ててかん水しましたが、手遅れでした。

 

  ところで先日の91日の「防災の日」に、地元の役場が作成した「災害予想地図(ハザードマップ)」を見直してみました。小林農場の周りには大きな崖や河川はなく、町が想定している土砂災害や洪水の危険地帯からは外れていました。

 

  ただ、あまりそのような災害予想図を過信しないほうが良いとも思っています。東日本大震災で大津波の被害を受けた沿岸部では、安全な場所として避難場所に指定されていた施設も大津波に飲み込まれて、そこに避難していた方々の多くが犠牲になっています。

 

  防災に関する情報は気象庁から詳しく公表されていて、災害での被害状況を想定することもできます。それらの情報を基にして非常食などを準備しておいたり避難場所を確認しておいたりすることは最低限必要なことです。

 

しかし、自然災害は想定どおりに発生するとは限らず、災害に備えて準備してきたことが全部無駄になってしまうような想定外のことが起きることもあるでしょう。そのような状況に直面したときは、自分の直感を頼りにして、即座に行動を選択しなくてはいけません。気象庁からの情報ばかりに頼ろうとする心構えでは、自分の身を守ることができません。

   天気予報がなかった昔の農家は、雲の様子や風の香りなどから自分で天気を予測していたようです。今の農家は天気予報に頼ることが多いので、自分の五感で天気を予測する直感が退化しています。自分の五感でまわりの状況を把握する直感は、普段から養っておきたいです。非常時が発生して情報が遮断された時は、危険を察知できる直感が必要となります。

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