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2018年11月 4日 (日)

その土地の「らしい暮らし」  平成30年7月26日

その土地の「らしい暮らし」  平成30726

大暑の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  私はサッカー・ワールドカップが好きなのですが、今年のロシア大会もとても盛り上がりました。世界中の多くの人々が試聴する世界最大規模の祭典。普段はサッカーファンではない人々もこの時期だけは「にわかサッカーファン」になってこの祭典に加わります。

 32か国もの代表チームが大会に参加していて、中にはドイツ代表チームやブラジル代表チームのように強くて魅力的なチームがあるにも関わらず、大多数の日本人は日本代表チームばかりをえこひいきして応援していました。私も、日本代表チームの選手達とは全く面識がないのに、「同じ日本人だから」という理由だけで、熱を入れて応援していました。

  人はどのように生きてゆくかを考えるとき、自分自身の原点を見直そうとします。自分の人格は生まれ育った母国の風土に影響されながら形成されてゆくので、自分自身の原点を母国の中から見出そうとします。母国の代表チームを応援することによって自分の母国がどこかを再確認でき、無意識のうちに応援に熱が入ります。熱烈に母国の代表チームを応援している人々の姿は、自分の原点を再確認できた喜びを爆発させている姿にも見えます。

フランス人はフランス人らしく、ロシア人はロシア人らしく、そして日本人は日本人らしく暮らしてゆくことで、その人の心は安定するのだと思います。では、「日本人らしい暮らし方」とは、具体的にどんなことをいうのでしょうか?それは、日本人の頭の中で勝手に決めることではなく、日本列島の自然から教わることなのだと思います。

日本列島は温暖な気候で雨もよく降るため、植物がよく生育し、多様な生き物が暮らしやすい環境がありあます。特に稲が育つので、食事の主食はお米となります。発酵菌がたくさん棲んでいて醤油やみそや漬物が作りやすく、ご飯の良いお供になります。四季の変化が豊かで、季節ごとに採れる野菜や魚が違い、旬の食材が人々に季節感を授けくれます。

稲を生産するには付近の人々と共同で水を管理しなくてはいけないので、「協調性」が必要となります。また、日本では雑草がよく生えるので、作物を栽培するには何度も草とりしなくてはいけなく、「勤勉」であることが求められます。ご先祖様達は身近な自然から「協調性」や「勤勉」が大切であることを教わり、「日本人らしさ」が形成されたと思います。

日本列島は自然災害の多い地帯です。今月発生した西日本豪雨の悲惨な被害状況を見ていると、「科学技術が進歩しても人間は自然にはかなわない」と謙虚な気持ちになります。大自然が荒ぶる度に人は謙虚な気持ちを思い出すようで、日本列島に暮らしていれば「人間が自然界を支配できる」などと傲慢なことを思わなくなると思います。

日本人は今までに何度も自然災害で大規模な破壊を経験しているので「無常観」が染みつき、被災後の被災者の方々は本当に忍耐強いです。世界中の人々も被災後の日本人の国民性に心を打たれながら眺め、自分たちの国の国民性と比較してみたりしているようです。

身近な自然と密接に暮らしてゆくと、その国の「らしさ」が見えてくると思います。昔から自然環境と一体となって営われてきた農業には、その国の「らしさ」の起源があります。

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