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2018年10月21日 (日)

羽音が聞こえる  平成30年7月12日

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羽音が聞こえる  平成30712

盛夏の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  ハチの中では体が大きくて黒と黄色の縞模様のスズメバチ。毎年、小林農場の敷地に姿を見せ、私の知らないうちに巣を作り、大家族を形成しています。その針には猛毒があり、うっかりとスズメバチの巣に近づいてしまった人が刺されて死亡してしまう事故が全国で発生しています。私も巣を見つけたら駆除して、スズメバチを追い出しています。

  去年は私が気付いた時には物置小屋の天井にソフトボールほどの大きさの巣ができていて、その周りで数匹の働きバチが飛び回って巣作りをしていました。これ以上に巣を大きくさせまいと、巣より少し離れた場所から長い棒を使って狙いを定めて巣を突きました。巣が天井から落ちるのを確認するとすぐに、棒を投げ捨てて全力疾走で遠くへ避難しました。

  数日後に確認すると、同じ場所にまた巣ができていて、また叩き落しました。それでもスズメバチの家族はあきらめず、私に叩き落されても何度も巣を作り直していました。その姿は健気で、思わず「がんばれ」と応援したくなりましたが、やはり困るので、私も何度も叩き落とし、5回ほど繰り返した後、ようやくスズメバチはどこかへ去ってゆきました。

  自分の敷地内にスズメバチの巣を発見したら、スズメバチの駆除を仕事にしている業者に依頼して駆除してもらうとよいでしょう。業者の方々がスズメバチを自分で駆除している私の姿を見たら、「危ないからやめとけ」と注意するかもしれません。

  数種類のハチは一つの巣に数百匹、数千匹が役割分担をしながら共に暮らしています。これらのハチがたった一匹で気ままに暮らしてゆくということはありえません。短い生涯を自分の家族を守るためのみに捧げるハチの生き様は、人の心をうつ何かがあります。

  ミツバチの働きバチは家族の食料を獲得するため、巣を飛び出して野山の植物の花から蜜を持って帰ります。植物のほうもハチの来訪を歓迎します。ハチが蜜を手に入れる最中にハチの体に花粉がつき、そのハチが花から花へと飛び回っている最中に雌しべへ花粉が運ばれるので、受粉がしやすくなります。植物の花の形はミツバチが蜜を吸いやすいように進化して、ミツバチもその植物の花のみを来訪して、確実に花粉を雌しべに渡します。

  この季節に収穫されるキュウリなどの夏野菜の多くは実の部分を食べますが、受粉が順調に行われなければ実が実らないので、ハチの存在が必要となります。もしハチがいなければ、私達がこの季節に食べられる野菜の種類はかなり少なくなると言われています。

  最近、世界のあちらこちらでミツバチが大量に死ぬ現象が報告されています。その原因として、最近開発されて急速に世界中で使用されるようになった新型の農薬の影響が推測されています。農薬は害虫にだけではなく、ハチなどの他の生き物にも無差別に害をおよぼしてしまう危険性があります。だから私は農薬を自分の畑に使いたくありません。

  毎朝、夏野菜の実を収穫していますが、その最中にブーンという羽音が聞こえてきます。見るとミツバチが花から花へと飛び回って、その顔を花の奥の方へ突っ込んでゴソゴソと蜜を探しています。そんな羽音の聞こえる風景に出会えると、安心いたします。

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