« 平成30年10月8日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・今後の出荷状況について | トップページ | 平成30年10月12日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・野菜の量について »

2018年10月10日 (水)

夏野菜、青年期  平成30年6月28日

ブログのトップページへ

夏野菜、青年期  平成30628

梅雨晴れの候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  四季のある日本列島では、時期によって出荷できる野菜が極端に減ります。そのような時期を「端境期(はざかいき)」と呼び、一年で最も大きな端境期は3月、4月の冬から春へと移行する時期です。気温が暖かくなるにつれて冬野菜は傷んでしまい、いっぽうでまだ十分には暖かくないので春野菜の収穫時期を迎えるまで時間がかかる時期です。

  そして次に、6月上旬の春から梅雨に移行する時期に、短期間ではありますが、出荷できる野菜が少なくなります。気候がジメジメと湿気ってゆく中、レタスなどの多湿に弱い春野菜が傷んでゆき、いっぽうでまだ十分に暑くないのでナスなどの夏野菜が収穫時期を迎えるまで時間がかかります。仮にこの時期を「プチ端境期」と名付けてみました。

 5月の食べ頃のサニーレタスの姿は、噴水のようにふんわりと広がった葉がいかにもおいしそうですが、6月上旬になると、茎が妙に縦に細長く伸びたりして、変な姿に変わってゆきます。そのようなサニーレタスを味見してみると苦味が強く、食べにくかったりします。シュンギクも葉が固そうに見えるようになり、味見してみると苦味が強くなっています。  

  プチ端境期の6月上旬はまだ夏野菜ができないので、食べ頃をすぎようとしている春野菜の中からまだ状態が良さそうなものを注意深く選びながら出荷しました。お届けした野菜の状態が悪ければ詰め合わせ全体の印象を悪くなるので、選別に神経をつかいました。

 6月も下旬になると、サヤインゲンやキュウリやズッキーニも実をならし始めて収穫されるようになりました。7月に入る今の時期には、サヤインゲンの樹は毎日たくさんの実をならし、それらを全部収穫するのにも時間がかかって、うんざりとしてしまうほどです。  

サヤインゲンはゴーヤなどと同じつる性の植物で、支柱や網に絡みつきながら上へと伸びてゆきます。現在はサヤインゲンの葉が青々と茂って「緑のカーテン」を形成し、それらの葉陰にはたくさんの花と実が隠れています。樹が若々しく青年のようです。収穫される実はどれも肌が美しくておいしく、食べ頃です。いちいち注意深く選別せずにそのまま出荷しても心配ないです。

7月に入ればナスやピーマンの樹も毎日たくさんの実をならすようになり、オクラやトマトの樹もそれに続くでしょう。詰め合わせの内容はいよいよ夏本番となります

  次に「プチ端境期」を迎えるのは、お盆がすぎた後の9月に入る頃です。気候が涼しくなってゆくにつれて夏野菜の樹勢が衰えて実の数が減り、いっぽうでまだ十分に涼しくなっていないため、暑さに弱い秋野菜が新たに収穫時期を迎えるまで時間がかかります。

その頃は夏野菜の樹の「老化」が目立つようになり、実も固くなって食感が劣るようになります。実はなかなか大きくならずに縮こまり、その姿に勢いが感じられなくなります。

 9月のプチ端境期までは、青年のように若々しい夏野菜の樹の姿が畑の風景を若返らせ、収穫される実はどれも柔らかくて瑞々しいでしょう。気象庁によると、今年は7月に入る前の早い時期に関東地方では梅雨が明けたようです。夏は真っ盛り、夏野菜の樹は青春です。

« 平成30年10月8日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・今後の出荷状況について | トップページ | 平成30年10月12日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・野菜の量について »

農場通信」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 夏野菜、青年期  平成30年6月28日:

« 平成30年10月8日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・今後の出荷状況について | トップページ | 平成30年10月12日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・野菜の量について »

フォト
無料ブログはココログ