農場の風景・「白露」から「秋分」へ
「白露」の風景(画面をクリックすると、画面が拡大されて見やすくなります。)
小林農場が管理している畑に隣接している雑木林では栗の実がイガから顔を出して、地面にたくさん落ちて散乱しています。
雑木林から拾ってきたクリの実。自生しているヤマグリの実は、栽培されている栗の実よりも小さいですが、味は良いです。
雑木林のコナラもたくさん実をつけてたくさんその実を地面に落としています。いわゆる「どんぐり」の原型です。
アケビのような丸い実がいくつも、私の手の届かない高い位置にぶら下がっていました。
丸くて茶色い物体は、ナガイモの茎から生じている「ムカゴ」です。
ムカゴとは、ナガイモの種のようなもので、ドングリと同じように地面に落ちれば発芽して、新たな個体が生育します。ムカゴを拾ってポットに播いて育ててやれば、うまく育てば何年かした後に立派なナガイモが収穫できるかもしれません。
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七十二候を検証(自分の地域に合った現代版の七十二候を作ろう)
従来の「白露」の七十二候
初候・草の露白し(草についた露が白く見える)
次候・鶺鴒鳴く(セキレイが鳴くようになる)
末候・玄鳥去る(ツバメが南に帰る)
小林農場での実際の「白露」の七十二候
初候・大地、湿って乾かず(雨が度々降り、天気が晴れることが少なく、畑が乾かなくなる)
次候・虫の声、澄む(雑多にいろんな鳴き声が混じり合っていた虫の合唱が、だんだん「リーン、リーン」と鈴のように澄んだ鳴き声のみが目立つようになる。セミの鳴き声は消える)
末候・栗の樹、実を落とす(栗の木の下に、たくさん栗の実が落ちている。どんぐりも)
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これより「秋分」
これより次の「春分」まで、昼よりも夜のほうが長くなります。秋の夜長が始まり、秋が深まってゆきます。
「秋分」にカメラに納めておきたい風景
茅場(すすき野原)、ヒガンバナ、中秋の名月、銀杏、キンモクセイ、赤く染まったカラスウリの実、田んぼの稲架かけの風景
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日が短くなり、夕方5時がすぎると暗くなるのも早くなってきました。
そこで注目したいのが夕方5時を知らせる時報。多くの地域では童謡が流れます。
毎日、耳にしている童謡の時報ですが、「あなたの地域ではどんな童謡が時報で流れますか?」とたずねられると、「そういえば、なんだったけ?」と答える人が多いようです。時報を意識して耳を澄まして聴いている人は少ないようです。
地域によって時報の童謡が違いますし、同じ地域でも季節が変わると童謡も変わります。意識して時報の童謡を聴くのもおもしろいかもしれません。
小林農場の地域で流れる夕方5時の時報の童謡は、たしか、以下の4曲だったと思います。私もあまり意識して時報を聴いていなかったので、間違っているかも。
春・「朧月夜」 作詞/高野 辰之 作曲/岡野 貞一 試聴
夏・「夕日」 作詞/葛原しげる 作曲/室崎琴月 試聴
秋・「夕焼け小焼け」 作詞:中村雨紅 作曲:草川信 試聴
冬・「遠き山に日は落ちて」 作曲/アントニン・ドヴォルザーク 作詞/堀内 敬三 試聴
ちなみに、ときどき早朝にも時報が流れることがありますが、「牧場の朝」が流れています。
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