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2018年9月16日 (日)

最も出荷にふさわしい野菜   平成30年5月30日

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最も出荷にふさわしい野菜   平成30530

衣替えの季節となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

 5月は玉レタスの旬でした。開いていた葉が内側に丸まって結球したら収穫の適期です。結球しても収穫しないでいると、葉が固くなったり傷みやすくなったりして品質が落ちてゆきます。結球したらすぐに収穫する必要があるので、なかなか収穫に忙しい作物です。

  そんな玉レタスの収穫をできるだけ長く楽しめるように、時期をずらしながら何回にも分けて種まきをしてきました。そうすると、結球する時期もずれて、長い間常に収穫時期を迎えたばかりの初々しくて品質の良い玉レタスを収穫して出荷することができます。

 5月に入ると一番最初に種まきされた玉レタスが結球しましたが、それがまだ全部収穫されぬうちに、次に種まきされた玉レタスが結球して収穫時期を迎えました。先に結球した玉レタスか、後に結球した玉レタスか、どちらを先に出荷すべきか選択に迷いました。

  最も品質の良いものを選んで出荷しようとするのであれば、結球したばかりの玉レタスを選ぶべきでしょう。しかし、先に結球した玉レタスを収穫せずにそのまま畑に残しておくと傷んで無駄にしてしまいます。収穫時期に至るまで、苗作りをしたり除草したり手間をかけて育ててきたので、一つたりとも無駄にせずに出荷したいという気持ちが強くありましたので、けっきょく、先に結球した玉レタスを選んで出荷することが多かったです。

  よって、小林農場が出荷してきた玉レタスは、結球してから少し時間が経ってから収穫されているので、結球した葉の巻きが詰まっていて、持った時にズシリと重みを感じました。この状態でも歯応えの良いシャキシャキとした食感の葉を楽しめておいしく食べられますが、レタスらしいふんわりとした柔らかな食感はなくなっています。

  収穫時期を迎えた作物を全て出荷しなくてはいけないと考えてしまうと、いろいろと無理をしなくてはいけなくなります。出荷しきれなければ、そのまま鋤きこんで土に還してもよいかもしれません。土に還った作物はやがて分解されて、土を肥やしてくれるでしょう。

  定期的に保険金を支払っても自分が病気に罹らなければそのお金は自分には戻ってきませんが、「いざ病気に罹っても治療費は保険で補うことができる」という安心感を得られるのであれば、支払った保険金は無駄になりません。出荷する予定の量よりも多めに苗をあらかじめ作っておいて「保険」をかけていますが、「出荷できる野菜が常に畑に余っている」という安心感を得られるので、たとえそれらを出荷しきれなくても無駄にはなりません。

  ただ、私はどうしても先の事を心配してしまうので、収穫時期を迎えてもすぐに出荷してしまわずに、できるだけ「貯金」しておこうとする癖があります。よって、収穫適期よりも少し遅れて収穫して出荷することが多いです。この癖は見直してゆきたいところです。

  収穫時期を迎えた数ある個体の中からどの個体を選んで収穫・出荷するのか。いろんな事を考慮しながら選択してゆくのですが、基本方針は「その時に最良の状態の作物を選ぶ」です。今後はキャベツがたくさん収穫時期を迎えますが、玉レタスと同じように、結球したらすぐに収穫したほうがよい作物です。適切な選択をして出荷してゆけるよう、心掛けます。

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