« 2018年5月 | トップページ | 2018年7月 »

2018年6月

2018年6月30日 (土)

平成30年6月2㏨の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・夏野菜、最盛期へ

ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、キャベツ、キュウリ、ズッキーニ、ナス、ピーマン、サヤインゲン、モロヘイヤ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

若くて生きの良い夏野菜の樹が、たくさん実を実らせ始めました。

以下の写真は、その生きの良い状態の夏野菜の樹の様子。左はサヤインゲン。右はキュウリ。

Cimg0368Cimg0369

夏野菜の樹が出荷しきれないほどたくさん実をならしている状態を、私は「爆なり」と呼んでいますが、サヤインゲンはもう、爆なりの状態です。

7月に入るのを待たずに気象庁より梅雨明け宣言された今年の関東地方。夏は本番、夏野菜もたくさん実をならします。7月の中旬には、ナスやピーマンの他に、オクラやトマトも加わるでしょう。

2018年6月28日 (木)

平成30年6月25日、26日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)

ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、カブ、大根、葉ネギ、キャベツ、キュウリ、ズッキーニ、ナスまたはピーマン、サヤインゲン、青シソ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

6月はニンニクの収穫時期ですが、ニンニクの収穫はどの時期にすると一番良いのか確かめたくて、何回かに分けて収穫してみました。

今週になると、ニンニクの葉がほとんど茶色くなって枯れてなくなりそうになっていました。全部畑から収穫しました。今週収穫したニンニクは外皮が湿っていて傷みやすく、あまり良い状態ではありませんでした。

Cimg0284一番最初に収穫した時の、ニンニクの葉の様子。青かった葉に黄色く枯れた部分が目立ち始めていた頃。この時に収穫したニンニクは、良い状態でした。

葉が青いうちはまだ、地下のニンニクは大きくなってゆき収量が良くなります。でも、葉がほとんど枯れる頃まで収穫せずにいると、地下のニンニクも傷みやすくなっているようです。まだ葉に青い部分が残っているうちに収穫を終えると良さそうです。

次回はもう少し早い時期にニンニクの種を植えて、梅雨入りする前に収穫時期を迎えさせて、まだ土が乾燥している頃に収穫を終えるようにしたいです。

今年はいつもよりもたくさんニンニクを作ったので、このように何回にも収穫時期を分けて比較試験ができました。今年はたくさんニンニクを出荷できますので、もしたくさんニンニクを欲しい方は、私にご連絡ください。

2018年6月27日 (水)

種子をめぐる気になる話    平成29年3月30日

ブログのトップページへ

種子をめぐる気になる話    平成29年3月30日

花便りしきりの今日この頃です。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  去年の秋から今の時期まで出荷し続けてきた人参の品種は「小泉冬越し五寸」と言います。人参らしい香りが強くて私のお気に入りの品種で、去年の夏にこの品種から自分で種を採ってみました。秋にその種を播いてみると無事に発芽して生育してくれて、よく肥大した人参を収穫・出荷することができました。今後も毎年、この品種から種を採る予定です。

収穫した人参の中から形の美しい「母体」を選んで、それらを再び土の中に埋め戻すと、やがてそれらの母体から芽が出て、六月には花を咲かせて種を結実してゆきます。美しい形の人参を母体に選ぶことにより、次の世代もその遺伝子を受け継いで美しい形に育ちます。母体の選抜を毎年繰り返せば、年々、美しい形で良質な人参を収穫しやすくなります。

  人参の花は、大菊のように豪華できれいです。花が枯れてカサカサに乾いた頃、その中にはたくさんの種が結実しています。枯れた花ごと刈り取り、手でもんだりして粉々にします。ふるいにかけて大きなゴミを取り除き、風に当てて小さなゴミを吹き飛ばすと、きれいに種だけを取り出すことができます。それらを干して乾かし、袋に入れて保存します。長ネギからも、だいたい人参の種と同じようなやり方で種を採種しています。

  小林農場ではほとんどの野菜の種を種苗会社から購入していますが、気に入った品種を見つけたら自分で種を採るようにしています。母体を選ぶ作業は、自分はどんな姿の野菜を育てたいのか、改めて見直す良い機会になります。普段は見られない野菜の花と出会うことによって、より深くその野菜の生態を理解できるような気がいたします。作物は子孫を遺すために一生懸命に生きているのであり、少しでもその種を遺してあげたいものです。

  種子をめぐって気になる動きがあります。農林水産省は種苗業界の「育成者権」を保護するため、農家の自家採種を規制してゆく方針のようです。書籍や音楽には「著作権」がありますが、同じように種苗業界が開発した品種にも「育成者権」があります。今後は種苗会社が開発した品種から採種してその品種の作物を無断で自分の田畑で栽培して増殖すると、育成者権を侵害したとして罰則を受けることになるかもしれません。

  「食料の自給」が農家の使命だと思いますが、作物は種から育つもので、その種を自分の手で確保できなければ、本物の「食料の自給」は実現できません。農家が自家採種することが大事なのですが、現在の農水省の方針では、農家が自由に種を採種しにくくなります。

「著作権」が必要な書籍や音楽などとは違い、種子は人類が共有すべき財産です。その所有を誰かが独占できるような仕組みが作られると、「食料の自給」は危うくなるでしょう。ある程度「育成者権」は必要なのでしょうが、その権利が過度に強化されぬよう願います。

現在の日本で栽培されているほとんど野菜の原産地は海外です。昔、海を渡って日本列島にやってきた人々によってこれらの野菜の種が播かれ、年月をかけて母体を選んで採種することを繰り返し、日本列島の気候に合った遺伝子を携えた種を遺してきました。こうした壮大な歴史があったから、小林農場の畑でも多様な野菜を栽培することができるのです。

2018年6月24日 (日)

平成30年6月22日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・ジャガイモの品種について

ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、カブ、大根、葉ネギ、キャベツ、白菜、ブロッコリーまたはズッキーニ、キュウリ、サヤエンドウまたはサヤインゲン、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Cimg0327ジャガイモの出荷が始まっています。

品種は「インカのめざめ」。最も早く収穫時期を迎えて早い時期から出荷できる早生の品種です。

今の時期、皆さんにジャガイモをお届けすると、「新じゃがですか?」とよく聞かれます。私も「はい、そうです」と何も考えずにお答えしていましたが、そもそも、「新じゃが」の定義とは何か?改めて調べ直してみました。

「新じゃが」とは、春から6月にかけて収穫されたばかりのジャガイモのことを言うそうです。掘り出されたばかりのジャガイモは、肉質がみずみずしくて、外皮は薄くて食べやすく、丸ごと蒸して食べるとおいしいという特長があります。

ジャガイモの外皮は収穫時期を迎えてから日が経つごとに厚くなります。早い時期に収穫時期を迎える「インカのめざめ」は、6月に掘り出した時点ですでに外皮は厚くなっています。

外皮の食感が気になる方は、外皮を取り除いて料理することをおすすめします。「インカのめざめ」は小さいジャガイモで、丸ごとイモを茹でると、その後に手で簡単に外皮を取り除くことができます。ちなみに、私は外皮も取り除かずにいっしょにおいしく食べています。

「インカのめざめ」は肉質がち密で煮崩れしにくく、カレーなどの煮込む料理に合います。イモの色はきれいな黄色で、ポテトサラダに料理されたりします。

「インカのめざめ」を全部出荷し終えたら、次に「ワセシロ」を出荷したいと思います。食感がホクホクとする品種です。

次には小林農場のジャガイモの主力品種である「シンシア」、その次に「メークイン」が続きます。今年初めて栽培してみた「とかちこがね」の味わいにも注目。

品種によって味や食感や形が違いますので、いろんな品種のジャガイモを皆さんに楽しんでいただきたいと思います。

2018年6月20日 (水)

畑の花の見頃    平成30年3月22日

畑の花の見頃    平成30年3月22日

仲春の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  秋に数種類の葉物野菜の種を播き、冬にそれらを収穫する予定でしたが、今年の冬の寒さは例年以上に厳しくて小松菜などはほとんど大きくならず、全く収穫できませんでした。3月に入って暖かくなるとみぶ菜などが新たに新芽を生やして見た目が若返りましたので、あまり大きくはならず小ぶりのままではありますが、ようやく収穫してみました。

  これらの葉物野菜が出荷できる期間も、間もなく終わります。葉物野菜は暖かくなるこの頃になるとつぼみを膨らませて花を咲かせ、葉は固くなって食用に向かなくなります。

  今、葉物野菜の株元から「薹(とう)」と呼ばれる一本の太い茎が高く伸び出し、そのてっぺんにつぼみをつけています。この姿を「とうがたつ」と呼び、「薹が立つ」と書きますが、まるで高い塔が建ったような姿なので、「搭が建つ」と書いた方が分かりやすいかも。

  でも、薹が立った後にもお楽しみがあります。薹とつぼみの部分にはほどよい甘味と苦味がありおいしく食べられ、「菜の花」として出荷しています。花を咲かせるための養分がぎっしりと詰まっていて、花粉症の症状を改善する効用もあるという噂もよく耳にします。

  大きく育たなくて収穫するのに手間がかかる小松菜や油菜を、収穫せずにそのまま畑に残していました。今、それらから薹が伸びてきています。ただ、やはり元の体が小さいままなので、そこから伸びてくる薹も細くて、収量は良くありません。「菜の花」は春を感じさせる食材ですので、なんとかかき集めてできるだけ多くのご家庭にお届けしたいです。

  ほうれん草の薹やつぼみの味はおいしくないので、薹が立つ前に急いで出荷しています。ほうれん草だけはこの厳しい冬にも大きく育ち、その抜きんでた耐寒性をまざまざと示してくれました。そのほうれん草も薹を立たせ始めて、間もなく出荷が終了いたします。

冬の間は土に埋めて保存してきた人参や大根からも薹が伸びてきています。食用部の根は薹に養分を渡して縮んでゆき、間もなくおいしく食べられなくなるでしょう。   

小松菜などの多くの葉物野菜はアブラナ科の植物で、他にはカブもアブラナ科に属しています。それらは花びらが十字形に並んだ、よく似た姿の花を咲かせます。外見上、カブは小松菜とは全く違う野菜ですが、花が咲くと同じ家族であることが分かります。害虫は植物の科によって選り好みをしますが、確かに小松菜とカブは同じ種類の害虫に狙われます。

  同じ葉物野菜でもほうれん草はアカザ科の植物です。小松菜などの花とは全く違う地味な花を咲かせ、これらが違う家族であることが分かります。確かに、ほうれん草は小松菜と違って、あまり虫に食べられることがありません。アカザ科は虫の好物ではないようです。

ほうれん草には雄花しかつけない「オス」と雌花しかつけない「メス」があります。動物にはオスとメスがいるのは当たり前ですが、植物では珍しいことです。ほうれん草の花が咲いて初めて、それが「オス」なのか「メス」なのか見分けをつけることができます。

  花が咲いて初めてその野菜の生態に気づくこともあります。今は梅や桜だけではなく、畑では野菜の花も楽しめる季節です。

2018年6月19日 (火)

平成30年6月18日、19日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・畑での夏野菜の様子

ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、カブ、大根、葉ネギ、キャベツ、白菜、ブロッコリーまたはズッキーニ、キュウリ、サヤエンドウまたはサヤインゲン、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Cimg0312Cimg0321
Cimg0324夏の果菜類の野菜が採れ始めてきています。今回は初めて、サヤインゲン、キュウリ、ズッキーニを出荷してみました。

まだ収量は少なくて一部のご家庭のみへの出荷となっていますが、来週からたくさん収穫できるようになり、もっとたくさんこれらの夏野菜をお届けできると思います。

Cimg0325写真の右にモロヘイヤ、左に青シソ。真夏でも葉がしおれることなく収穫できる、夏の葉物野菜です。

シュンギクや小松菜や水菜などの春の葉物野菜は食べ頃をすぎました。それらに代わって、夏の葉物野菜が間もなく収穫されてゆくでしょう。

2018年6月17日 (日)

数字との対峙   平成30年3月16日

ブログのトップページへ

数字との対峙   平成30年3月16日

春便りの嬉しい季節となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  先週の3月11日、東日本大震災が発生して7年目を迎えました。当時は福島第一原発事故も発生して放射性物質が拡散し、栃木県産の農産物も放射能汚染の影響を受けました。

  放射性物質に触れてしまうと人体が損傷してしまう危険性があるのですが、それらは花粉のように小さすぎて姿が見えません。でも、測定機を使用すれば、どこにどれだけの放射性物質があるのかつきとめることができます。行政が大掛かりに調査を行ってきました。

「ベクレル」という単位で放射性物質の量を表します。行政は科学的な知見から、食品は100ベクレル/kgを安全基準値として定め、原発事故以後、測定器を使用して食品を定期的に検査しています。100ベクレル/kg以上の数値が検出される品目は出荷が制限され、100ベクレル/kg以下の品目のみを安全として出荷されることになっています。

各自治体が継続的に行ってきた検査の数値を見ると、栃木県内の田畑で採れる農作物はほとんどが測定器に検出されないほどの低い数値で、安全だと言えるようです。いっぽうで、野生のキノコ、山菜、獣肉などの「山の幸」からは事故から7年経った今でも安全基準値を超える高い数値が検出されて、出荷が制限されています。人の手の届かない山林には放射性物質が溜まりやすいようで、「山の幸」の汚染の長期化が懸念されています。

堆肥の安全基準値は400ベクレル/kgと定められ、この数値以下の堆肥のみが使用可能となります。小林農場では周囲の雑木林からかき集めた落ち葉で堆肥を作っていますが、落ち葉は「山の幸」で注意が必要と考え、堆肥を検査機関に提出して検査しています。

同じ雑木林でも、放射性物質が溜まりやすい所と溜まりにくい所があり、検体をどの箇所から採取したかによって、検査結果が変わってきます。一つだけでなく、複数の検体を提出して検査してもらうようにしています。また、検体が湿っていると数値が実際よりも低くなる傾向があるので、できるだけ検体を乾かしてから提出するように注意しています。

小林農場の堆肥の数値はいつも400ベクレル/kgを大きく下回り、過剰に心配する必要はなさそうです。ただ、堆肥を検査してもらいながら感じたのは、検体を採取した場所や提出した検体の湿り具合などによって数値は左右されやすく、測定値と実状の間に「誤差」はどうしても生じるものなのだろうということです。検査の精度にも限界があります。

だからと言ってこれらの検査は無意味だとは思いません。検査を繰り返せば安全性の傾向が分かってくるので、今後も定期的に検査をしてゆくことは良い習慣だと思います。

今回の原発事故では作物の安全性を確認するために数値を頼りにしてきましが、今後小林農場の畑の土作りにも「数値」を活用してみたいと思っています。簡易な測定器があれば自分で畑の酸度や硬度などを測れるので、測定値を見ながら効率的に土作りができます。

ただ、前述のとおり、ちょっとした要因で検査結果の数値は左右され、誤差が生じると思います。数値をどこまで信用するのか?誤差をどこまで許容するのか?その最終判断を私の直感で下してゆくことになります。数字との付き合い方を学んでゆこうと思います。

2018年6月16日 (土)

平成30年6月15日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・夏の果菜類とカレー3点セットが登場

ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

玉ねぎ、人参、カブ、大根、コールラビ、ブロッコリー、キャベツ、白菜、サヤエンドウ、シュンギク、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Cimg0310今回初めて出荷してみました。人参とピーマン。

実を食用とする野菜を「果菜類」と呼びますが、今年初めて収穫された夏の果菜類はピーマンでした。まだ収量は少なくて一部のご家庭のみの出荷となりましたが、来週になればたくさん収穫できると思います。

さっそくピーマンをニンニクといっしょにごま油で炒めてしょうゆで味付けして試食してみましたが、すごくおいしかったです。初物はどう料理してもおいしく感じるみたいです。

夏の人参も収穫時期に入りました。玉ねぎは今週中に畑から全部収穫し終えました。そして、今年度のジャガイモの収穫も始めました。間もなく「カレー3点セット」が詰め合わせの中に入ることになると思います。

2018年6月13日 (水)

農場の風景 小満から芒種へ

ブログのトップページへ

季節は「小満」から「芒種」へ移りました。「芒種」とは、芒(のぎ)のある稲の種を播く頃という意味(実際は、稲の種はもっと早い時期に播かれます)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「小満」の風景」(画面をクリックすると、画面が拡大されてみやすくなります)

Cimg0293Cimg0300
農場の近所の水田地帯を撮影。まわりを雑木林に囲まれながら、複数の田んぼが細長く連なっています。このような地形は「谷津田」と呼ばれ、多様な生き物が暮らしやすい自然環境だと言われています。

小林農場は、そのような谷津田に囲まれた位置にあります。

Cimg0278Cimg0138

左の写真は、収穫時期を迎えた現在の大麦の様子。ちなみに右側は、1か月前の大麦の様子。青き衣をまとっていた麦が金色の野と化してゆく様子がわかります。

Cimg0276

Cimg0262人参の花。皆さんは人参の花を今まで見たことがありますか?大菊のような豪華な花なんですよ。

Cimg0264こちらはネギの花。たいして美しい花ではありませんが、コガネムシやハチやチョウには人気のあるようで、いろんな虫が集まってきます。

Cimg0302我が家の庭では、アジサイよりも少し先に、アマリリスが可憐に花を咲かせました。

そして関東地方は、梅雨に突入。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
七十二候を検証(自分の地域に合った現代版の七十二候を作ろう)

従来の「小満」の七十二候

  初候・蚕起きて桑を食む(蚕が桑の葉を盛んに食べるようになる)

  次候・紅花栄う(紅花が盛んに咲く)

  末候・麦秋至る(麦が熟して黄金色となる)

小林農場での実際の七十二候

  初候・蛍、現る(近所の水田地帯で蛍の光に出会えるようになる)

  次項・衣、替える(空気がジメジメと湿り、衣替えをしたくなる)

  末候・麦秋至る(大麦が黄金色に熟して収穫時期を迎える)

---------------------------------------------------------

カメラにおさめたい「芒種」の風景

  いろんな虫(カマキリ、コガネグモ、コガネムシなど)、梅の実が実っている様子、ホタルの光の乱舞(カメラには撮れないので、目に焼き付ける)

今年の「芒種」から「夏至」にかけては、人類史上最大規模の世界の祭典、サッカーワールドカップが開催されます。

ここでご紹介したい名曲は、1998年フランス・サッカーワールドカップの公式ソングとして世界中の人々に知られたラテン・ポップスの名曲、「The Cup of  Life」です。

今でも私はこの名曲が好きです。この曲を聴きながら気分を盛り上げ、ロシアでの大会を楽しみたいと思います。

「The Cup of Life」を試聴

2018年6月12日 (火)

平成30年6月11日、12日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・梅雨の時期の出荷の注意点

ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

玉ねぎ、カブ、大根、コールラビ、ブロッコリー、キャベツ、白菜、サヤエンドウ、シュンギク、水菜、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回の出荷日はシトシトと長雨が降っていて、梅雨の趣でした。

5月の下旬頃より空気は明らかに湿っぽくなり、衣替えをすぐに行いたくなる季節になっていました。ナスやキュウリなどの夏野菜はこのような高温多湿が好きなのですが、レタスや小松菜などの春野菜はこのような高温多湿に弱く、傷みやすくなります。

夏野菜が収穫時期を迎えるのは、あと数週間後。その間はなんとかして、春野菜を良い状態で収穫・出荷してゆけるよう、気をつけてまいりたいと思います。

梅雨入り後は特に、春野菜は収穫時期を迎えたらすぐに収穫してゆくことが大事です。収穫時期を迎えた後は、数日経てば、高温多湿で傷んでしまいます。

今年の春はホウレン草の生育が良くなく、収穫時期を迎えても小さなままで、もっと大きくなるまでしばらく収穫を待っていましたが、あまり大きくなりませんでした。

そのホウレン草を収穫してみましたが、その次の日には葉が黄色になって、傷んでしまいました。このように収穫が遅れると、収穫後のモチが悪く、すぐに傷んでしまいやすいです。

特にブロッコリーはすぐに収穫しないと、かなり高い確率ですぐに傷みます。採り遅れてしまったブロッコリーは出荷しないようにしています。皆さんにも、ブロッコリーはすぐに冷蔵庫にしまっていただき、できるだけ早く食べきっていただくようにお願いしております。

また、「予冷」といって、収穫したらすぐに冷蔵庫に入れて急速に冷やしておくと、その野菜のモチが良くなると言われています。ブロッコリーや葉物野菜は収穫したらできるだけすぐに農場の野菜冷蔵庫に入れて、しばらく冷やすようにしています。

2月から3月にかけて、レタス類やキャベツなど春野菜の種を何回にも小分けしながら播いてきました。そうすると、だいたい5月に順番に収穫時期を迎え、収穫時期を迎えたばかりの生きの良い春野菜を常に出荷してゆくことができます。

来年は、6月にもちょうど収穫時期を迎えたばかりの春野菜が出荷できるように、試しに4月上旬にもそれらの種を播いてみようかと考えています。

Dscf2242春の白菜をこの春初めて出荷。

2018年6月10日 (日)

平成30年6月8日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・今後数週間の詰め合わせの内容について

ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

玉ねぎ、カブ、大根、サニーレタス、ブロッコリー、キャベツ、サヤエンドウ、ソラマメ、シュンギク、水菜、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

関東地方も梅雨入りして、空気が高温で多湿になってきました。高温多湿に弱い春野菜が収穫時期を終えようとしています。

レタス類、ソラマメの出荷が終了しました。サヤエンドウも間もなく終了します。

カブも出荷できないことはないですが、食べ頃がすぎた感じがします。シュンギクなどの葉物野菜の出荷も間もなく終了し、シュンギクはきれいなキクの花を咲かせ始めています。

いっぽうで、夏野菜が安定して収穫されるのは、6月下旬か、7月に入った頃より。よって、6月中旬の数週間は、出荷できる野菜が少なくなる「プチ端境期(はざかいき)」となり、ここをどう乗りきるかが、毎年、課題となります。

6月下旬か7月入ってすぐの頃に出荷される予定の野菜は、以下のとおり。

  キュウリ、ズッキーニ、サヤインゲン、青シソ、ナス、ピーマン、夏の人参、モロヘイヤ、クウシンサイ、夏のネギ、早生のジャガイモ

  人気の高いトマトは7月の中旬より、トウモロコシは8月より出荷となります。詰め合わせの内容もだんだんと夏らしくなってゆきます。

2018年6月 7日 (木)

平成30年6月4日、5日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)




ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

玉ねぎ、カブ、大根、コールラビ、サニーレタス、ブロッコリー、キャベツ、サヤエンドウ、ソラマメ、シュンギク、水菜、ニラ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ニンニクの収穫を始めてみました。

Cimg0279収穫されたニンニクは、こんな感じ。

あまり早く収穫しすぎても、あまり遅く収穫しすぎてもいけません。収穫後に良い状態を保ちながら貯蔵してゆくには適期に収穫することが大切ですが、その「適期」を見極めるのが難しいです。

今年はたくさんニンニクを栽培したので、いっせいに全部収穫してしまわず、4回くらいに分けて収穫してみて、どの時期に収穫すれば最も良かったのか、後で検証してみたいと思います。

Cimg0284現在のニンニク畑の様子。茎葉が黄色く枯れた頃が収穫適期だけれども、まだ茎葉は青い部分を残していて、収穫するには少し早すぎるような感じ。

今年はいつもよりも多めにニンニクを栽培したので、旬野菜詰め合わせにも頻繁に入れられると思います。

2018年6月 5日 (火)

「もしも」の時の食べ方   平成30年3月9日

ブログのトップページへ

「もしも」の時の食べ方   平成30年3月9日

日ごとに春めいてまいりました。皆さん、いかがおすごしでしょうか。

  今年も3月11日を迎えますが、7年前の東日本大震災では私が暮らす市貝町も震度6強の強震に襲われ、数日間は電気や水道が使えなくなり、流通が寸断されて物資も手に入りにくい状態がしばらく続きました。多くの人々が被災時の備えの重要性を感じました。

  被災時は特に、人の体に元気を与える食料の確保が必要です。被災後には食材を店から入手しづらくなるので、普段から非常時に備えて常温でも長期間保存できる缶詰や乾物や穀物などを常備するようにしたいです。さらに必要になるのが水なので、私は長期間保存できるように処理された水を箱ごと購入して、我が家の棚の中に常備するようにしています。

  被災後は電気や水道やガスが使えなくなって普段通りには料理ができなくなる場合が多いと思います。私は熱源を確保できるように、カセットコンロを用意しています。

試しに小林農場の農産物を使って「災害時の予行練習」を行ってみました。被災後に冷蔵庫が使えなくなっても常温で保存できるものといえば、小林農場産の乾麺です。これをできるだけ熱源と水を節約しながら料理するため、ほんの少しの水を鍋に入れて沸騰させて、乾麺を短く切って鍋に入れて1分間だけ茹でて、その後は火を止めて10分間ほどそのまま蒸しました。すると、良い塩梅に乾麺がほぐれて、おいしく食べられました。

  今まで乾麺はたっぷりのお湯でそれなりに時間かけて茹でて料理していましたので、蒸しても乾麺は調理できて、しかも茹でて食べるのとは違った食感を楽しめるということを新たに発見しました。非常時でも食事をおいしく味わえる知恵を身につけてゆくことは楽しいですし、普段の食事にも「非常食」を取り入れると、新たに料理の幅が広がります。

  小林農場の小麦粉も、ほんのわずかな水を合わせて練って短時間炒めるだけで、簡単においしい「おやき」が作れます。ここに小林農場の人参やカボチャを原料として作ったジャムを乗せて食べれば、被災で疲れた心身を甘味が優しく癒してくれることでしょう。

  「被災時でも、体力を保つためにいつも食べ慣れている食事をすることが大事」と防災の専門家が言っていました。小林農場の加工品を、非常食として見直しているところです。

  野菜は鮮度がすぐに落ちやすくて非常食には向いていませんが、中にはジャガイモや人参やカボチャなど、常温でも長く保存できる食材もあります。これらがたくさん収穫できれば安心できますので、小林農場は長期保存できる野菜の栽培に特に力を入れています。

  人の体にとって食べることと同じくらいに大切なのが排泄することです。被災後は水洗トイレが機能しなくなりますので、簡易トイレなどの準備が必須です。

  自然災害多発地帯の日本列島では、頻繁に大きな災害が起こります。被災地が長い時間をかけて復興してゆくために最も必要とされる救援物資は、「お金」だと思います。私も、日本のどこかで大災害が発生したら、「ふるさと納税」などを利用して被災地に支援金を送りたいと思います。そんなに貯金がないので大した金額を送ることはできませんが、1億人の日本人が少しずつ寄付すればたくさんの金額になり、被災地を勇気づけるでしょう。

2018年6月 2日 (土)

平成30年6月1日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)

ブログのトップページへ

今回の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)の内容です。

玉ねぎ、カブ、大根、コールラビ、サニーレタス、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、サヤエンドウ、ソラマメ、ほうれん草、シュンギク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

明日、6月3日の日曜日に市貝町の観音山・梅の里にて、地元の生産者による手作り青空市「SATOYAMAヘルシーマーケット」が開催され、小林農場も農産物を持参して出店いたします。

天気予報では、日曜日はカラッと晴れて、お祭り日和となるようです。

「SATOYAMAヘルシーマーケット」のページでは、青空市の詳細や出店者の紹介や過去の開催の様子などが公開されていますので、ご覧ください。

  「SATOYAMAヘルシーマーケット」のページ

小林農場の店で販売する予定の品目は、以下のとおり。

 ・小麦粉 ・乾麺 ・押し麦 ・人参ジャム ・カボチャジャム ・大豆 ・小豆 ・人参の葉 ・コールラビ ・レタス ・キャベツ ・サヤエンドウ ・シュンギク ・夏野菜の苗(ナス、ピーマンなど)  ・もし収穫できれば玉ねぎやニンニクも

Cimg0266これは別の惑星から飛来してきた未知の野菜か?いいえ、西洋からやって来た「コールラビ」という野菜です。

姿がおもしろいので、店内に飾っておこうと思います。もちろん、希望される方には販売いたしますので、料理方法などをどうぞご質問ください。

Dscf0585小林農場の野菜で作ったジャムも販売。

試食もご用意しています。興味を持ってくださったお客さんには、小林農場の小麦粉を焼いて作った生地にジャムを乗せて、試食していただこうかと思います。

また、畑から間引いた人参の葉も販売する予定です。「どうやって食べるの?」というご質問をいただくことを想定して、人参の葉で作った「おやき」を用意して、試食していただこうかと思います。

押し麦も販売いたしますが、「麦飯」も用意してご試食していただこうかと思います。

できるだけ試食コーナーを充実させたいと思います。

Dscf2159Dscf2157

青空市には毎回、野菜といっしょにけん玉と折り紙も持参しています。けん玉はけっこう、会場にやって来た子供たちが夢中になって遊びます。

子供たちが楽しんでくれれば、大人の方々もいっしょになって楽しんでくれます。

Dscf0469この看板が小林農場の店の目印。手彫りでの看板製作に情熱を注いでいらっしゃる私の恩師から農場に贈られた看板です。「小林農場風家」の漢字6文字に圧倒的な存在感があり、店のまわりの雰囲気が変わります。

今回は、地元のお料理屋さんが小林農場の野菜を使って料理を作って販売いたします。私もどんな料理ができるのか、楽しみにしています。

« 2018年5月 | トップページ | 2018年7月 »

2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト
無料ブログはココログ