農場の風景・清明から穀雨へ
季節は「清明」から「穀雨」へ。「穀雨」とは、田畑を潤し、穀物の生長を促す春雨が降る頃のこと。
「清明」の風景(写真をクリックすると、拡大されてもっと見やすくなります。)
私の住まいからの風景。いつも見慣れている風景ですが、向こう側の八重桜の並木道で桜が開花するこの時期が、最も美しく見えます。
ソメイヨシノが散った後も、花便りはやまず。農場の庭の花々が次々に開花。左上はハナミズキの花、右上はチューリップ。
我が家の目の前に鎮座しているご神木のコブシの巨木も、すっかり新緑で覆われました。3月下旬までは冬木立ちだったのが、白く大きな花に包まれてゆき、今は緑の葉に包まれています。この1か月間で、木々は劇的に姿を変えてゆきます。
畑に隣接している雑木林も新緑の季節。秋がすぎると葉は落葉し、私はそれらの落ち葉をかき集めて堆肥の材料としています。ずいぶんお世話になっている雑木林です。
雑木林で多く見られる木といえば、コナラ。コナラの新緑は、緑というよりも白く見えますので、雑木林も少し白く見ます。
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七十二候を検証(自分の地域に合った七十二候を作ろう)
従来の「清明」の七十二候
初候 玄鳥至る(ツバメが南より飛来する)
次候 鴻雁北る(雁が北へ帰る)
末候 虹始めて見る(虹が初めて見える)
小林農場での実際の七十二候
初候 スズメバチ至る(小林農場にはツバメが巣を作りにはやって来ないが、その代わりにスズメバチの女王がやって来て、毎年必ず、農場のどこかに巣を作る)
次候 新緑萌える(木々が葉を生やし始める)
末候 八重桜、見頃迎える(遅い時期に花を楽しめる桜)
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「穀雨」に写真に納めておきたい風景
むらさきけまん、みずきの花、藤の花、いろんな種類のカエル
「穀雨」の名曲 「茶摘み」 文部省唱歌 試聴する
夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘みぢやないか あかねだすきに菅(すげ)の笠
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