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2017年11月22日 (水)

「ばっかり食」   平成29年8月31日

「ばっかり食」   平成29年8月31日

晩夏の候、皆さん、いかがおすごしでしょうか。

  ナス、キュウリ、トマトなどの樹は、繁殖期になると毎日、売り切れないほどのたくさんの実を実らせます。それらの作物を育ててきた農家はできるだけ無駄にせずに食べてあげたいと考えながら、収穫に時間を費やし、工夫しながら料理して消費してゆきます。

  小林農場でもキュウリがたくさん収穫されていたので、私も1週間で30本ほど、一人で食べていました。青シソと組み合わせて生食していましたが、最近は刻んだオクラとキュウリの組み合わせが絶妙であることに気付きました。薄切りしたキュウリを他の材料といっしょに炒めて食べてもおいしく、生食だけではない魅力があることにも気付きました。

  夏の希少な葉物野菜であるクウシンサイも、畑に溢れています。以前にクウシンサイをおいしく消費してゆく料理方法を見つけようと、必ずどの食事にもクウシンサイを使って料理したことがありました。そこでクウシンサイのさまざまな「顔」に出会いました。

  中華料理の炒め物で使われる食材として紹介される野菜なのですが、おひたしにして食べてみたら、オクラのように粘り気が強く表れて、それが醤油と絡んでおいしかったです。そして少し固い茎の部分は、大ぶりに切り分けるよりも細かく切ったほうがそのコリコリとした食感を楽しめると思いました。柔らかな葉の部分とは違う料理方法を楽しめます。

  トマトは生食されるのが一般的ですが、火に通して煮詰めると甘味と酸味を兼ね備えた素晴らしい調味料にもなります。このように、それぞれの野菜は料理方法が違えばいくつも違う「顔」をのぞかせます。同じ素材から、複数の食べ方を楽しめます。

  最も人の体に良い野菜は地元で採れる旬の野菜だと私は考えています。「地元で採れる旬の野菜」は、どの季節でもだいたい10種類から15種類くらいだと思います。

以前に厚生労働省が「健康づくりのために1日30品目は食べよう」と呼びかけていましたが、これを達成するために食べ過ぎてかえって不健康になる人もいたので、後に見直されました。暑い夏に収穫される果菜類は人の体を冷やす効用があり、寒い冬に収穫される根菜類は人の体を暖める効用があります。旬の野菜は人の体に必要な頃に収穫されるので、種類数が少なくても旬の食材を主に食べていれば健康は維持されやすいと、私は思います。

今はスーパーの野菜売り場で全国から取り寄せられた野菜や旬から外れたハウス栽培の野菜も並べられ、あらゆる種類の野菜を手に入れられるようになりましたが、スーパーがなかった昔は、人々は地元で採れる旬の野菜ばっかりを食べて暮らすことが多かったと思います。限られた種類の野菜を飽きることなく食べ続けてゆくために、昔の人は同じ野菜をいろんな方法で料理して新たな「顔」を引き出していくことを楽しんでいたかもしれません。

  九月中旬頃よりカボチャや長ネギなどが新たに出荷されてゆくかと思います。夏野菜から秋野菜へ。夏の間は同じ夏野菜ばっかりで変化がないように見えた小林農場の野菜セットの内容も、ゆっくりと移り変わってゆく季節に歩調を合わせるようにして、同じようにゆっくりと変わってゆくことでしょう。

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