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2017年10月

2017年10月28日 (土)

平成29年10月27日の野菜セット(野菜の保存方法を考慮することについて)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、聖護院大根、カブ、二十日大根、サツマイモ、カボチャ、ピーマン、長ネギ、キャベツ、玉レタス、小松菜、ニラ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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早朝になると気温は10℃を下回ります。

霜が降りそうな肌寒さです。

出荷日は早朝から出荷作業を始めますが、どの野菜も冷たくて、手がかじかみます。

まもなく私の指もアカギレだらけになるでしょう。

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野菜セットに入っている野菜を全て食べきるのに、たいていのご家庭では1週間ほど費やしているかと思います。

ご家庭では冷蔵庫などを使って届けられた野菜をできるだけ長く鮮度を落とさずに保存する工夫が必要になるかと思います。

私も野菜の保存方法を少し勉強して野菜セットの中に入れている農場通信に野菜の保存方法をお伝えすることもあります。

実際、自分では、畑に行けば採りたての野菜がすぐに手に入るので、自分の食事の食材をわざわざ保存する機会がほとんどありません。

おそらく皆さんのほうが、私よりも野菜の保存方法について詳しいかと思います。

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現在、野菜セットの中に入っているサツマイモはとても大きな場合があり、1回の料理では使い切れずに切ったイモを保存しておくこともあるかと思います。

通常のサツマイモは常温で保存しますが、すでに包丁を入れたイモはやはり低温で保存したほうがよいのではないかと思い、試しにサツマイモを切ってみて、冷蔵庫に1週間ほど置いてみました。

すると、サツマイモは傷むことなく、無事に保存されていました。

このように試験的に野菜を保存して、実際に保存方法を確認してゆくことも大切かと思います。

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他にも「葉物野菜を冷蔵庫にしまうときに立てて置くのと寝かせて置くのとでは、保存状態はどれだけ違うのか」など、調べておきたい保存方法があります。

ご家庭でどのように野菜が保存されるのか、そこまで考慮しながら野菜セットを作ってゆければよいです。

2017年10月25日 (水)

人の目に生かされて美しくなる畑   平成29年8月10日

人を魅了して美しくなる畑   平成29年8月10日

残暑お見舞いをもうしあげます。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  先日、私の近所の農家の方の田畑で農場見学会が開かれて、私も参加させていただきました。その農家の方の田畑ではほとんど肥料を散布せずに作物を栽培していました。それらの作物の背丈は低くてがっしりとして、葉色も緑が濃すぎず、爽やかでした。

今日では人の健康にどんな影響を与えるのか分からないような化学物質が自然環境に拡散されてしまっているので、安心して使用できるような肥料(堆肥)を入手するのが困難になってきています。肥料を畑に散布しなくてもよい無肥料栽培には興味がありました。

  肥料を使用しない代わりに、イネ科やマメ科などの草を田畑に繁茂させて、田畑の地力を保っていると農家の方がおっしゃっていました。イネ科の草は旺盛に根を張って土を耕し、マメ科の草は空気中の栄養を捕まえて土の中へ送って土を肥やしてくれます。

広い畑一面に、マメ科の大豆が栽培されていました。大豆が収穫された後、イネ科の小麦を栽培するとおっしゃっていました。これらの植物は土の地力向上に役立つだけではなく、人の食用としても利用できるので、収穫して販売すれば収入にもなります。

どの畑でも無肥料栽培で簡単に作物を育てられるわけではありません。小林農場では無肥料で栽培すると作物がうまく育たない場合が多く、肥料(堆肥)を散布する必要があります。無肥料栽培を行うには、時間をかけて土を作って条件を整える必要があります。

  この見学会では無肥料栽培の田畑を自分の目で見ることができて、条件が揃えば無肥料栽培で十分に生計を成り立たせてゆけることを確認できました。私も、まず今年は、今まで苦手だった大豆の栽培に力を入れて、しっかりと大豆を育てられるようにしたいです。

  また、その農家の方の田畑は、除草剤を使っていなくてもしっかりと雑草が抑えられていて、除草技術についても学べました。雑草に取り囲まれずに、日当たりと風通しの良い中で作物が気持ち良さそうにそよ風を受けている光景は、見ていて心地良いです。

  私も、小林農場の見学を希望される方々をお迎えして、畑をご案内することがあります。その前にできるだけ畑の草を刈っておいて、畑の景観をきれいにしようとします。畑は人に見られることによって美しい光景を保ちやすくなるものなのかもしれません。

  本当は見学希望者をお迎えする時だけでなく、普段から草をマメに刈って畑をきれいにしておくべきでしょう。それは私に畑を貸してくださっている地主さんへの礼儀であり、畑の周辺で暮らしていらっしゃる近所の方々への配慮でもあります。私は普段はあまり人の目を気にしない性格なので畑を草だらけにしてしまうことが多いですが、常に周りの人の目を気にして畑の景観をきれいに維持しておくことは農村で暮らしてゆく上で大事です。

  女優は年をとっても美しさを保ったりしますが、それは人の目にさらされる仕事をしているからでしょう。「人の目を気にしながら暮らす」と言うとなんだか窮屈な感じがしてしまうので、「人の目に生かされながら暮らす」と言えばよいでしょう。人の目を感じなくなって独りよがりなると「美意識」を失い、いつの間にか仕事も堕落するかもしれません。

2017年10月24日 (火)

平成29年10月24日、25日の野菜セット(玉レタスとサニーレタスの違いについて)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、聖護院大根、カブ、サツマイモ、長ネギ、カボチャ、ピーマン、キャベツ、レタス、サヤインゲン、シュンギク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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衆議院選挙投票日に台風が関東地方にも上陸。

特に小林農場の畑には、目立った被害はありませんでした。

ここ数日は曇天が、10月にしては異常に長く続きましたが

作物はいつもどおりに、黙々と生育しています。

あえて言えば、玉レタスは雨が多いと調子が悪いようで、

畑で傷んでしまった玉レタスが目立ちます。

レタスは害虫を受けにくい作物でしたが

ここ数年は秋に栽培すると、イモムシに食べられることが多いです。

春に栽培するレタスは毎年調子が良いのですが、

秋のレタスの栽培は難しくなってきているように感じます。

結球する玉レタスよりも結球しないサニーレタスのほうが

生育が旺盛で傷みにくくて栽培しやすく、

虫が発生しても取り除きやすくて出荷しやすいです。

玉レタスのほうが保存性があって料理しやすい食材ではありますが

玉レタスが調子が悪いときは

代わりにサニーレタスを主に野菜セットにいれてゆきたいと思います。

Img_0398Img_0403

来週以降の予想される野菜セットの内容(予想)

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、長ネギ、ピーマン、カボチャ、サヤインゲン、小松菜、サニーレタスサツマイモ、二十日大根玉レタス、キャベツ (下線がひいてあるものは、新顔の野菜)

平成29年10月24日

衆議院選挙投票日に台風が関東地方にも上陸。

特に小林農場の畑には、目立った被害はありませんでした。

ここ数日は曇天が、10月にしては異常に長く続きましたが

作物はいつもどおりに、黙々と生育しています。

あえて言えば、玉レタスは雨が多いと調子が悪いようで、

畑で傷んでしまった玉レタスが目立ちます。

レタスは害虫を受けにくい作物でしたが

ここ数年は秋に栽培すると、イモムシに食べられることが多いです。

春に栽培するレタスは毎年調子が良いのですが、

秋のレタスの栽培は難しくなってきているように感じます。

結球する玉レタスよりも結球しないサニーレタスのほうが

生育が旺盛で傷みにくくて栽培しやすく、

虫が発生しても取り除きやすくて出荷しやすいです。

玉レタスのほうが保存性があって料理しやすい食材ではありますが

玉レタスが調子が悪いときは

代わりにサニーレタスを主に野菜セットにいれてゆきたいと思います。

Img_0398Img_0403

2017年10月22日 (日)

平成29年10月20日の野菜セット(サツマイモについて)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、二十日大根、サツマイモ、カボチャ、ピーマン、キュウリ、長ネギ、レタス、キャベツ、シュンギク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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とっくの前に収穫時期を迎えていたサツマイモでしたが、

今週になってようやく、本格的に収穫し始めました。

Img_0413_2一株から採れたサツマイモ。

長雨が続いて畑は湿り、「泥んこイモ掘り祭」です。

今回の野菜セットにお届けしたサツマイモは

掘り出したばかりで乾かしきれず、湿ったままの出荷となりましたが

今後は掘り出されたイモは

簡単に水洗いして野外でよく乾かしてから出荷することになります。

台風が過ぎ去って晴れ間が戻るであろう来週に

一気に掘り出そうと思います。

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今年はスギナが年中生えてきて他の作物がまともに育たないようなやせた畑で

サツマイモを栽培してみましたが、よくイモが太りました。

サツマイモは「救荒作物」とも呼ばれ

どんなやせ地でも育つ作物として知られています。

でもここ数年、小林農場ではサツマイモ畑を草だらけにしてしまい

いつもサツマイモがうまく育たず失敗していました。

今年は初期の除草作業をきちんと行ったら、あっさりと成功しました。

今年は大きく太りすぎたイモが多いです。

あまり太りすぎると料理はしにくいし貯蔵性も落ちるので

本当はこんなに太るもっと前に収穫しておくべきでした。

でも、久しぶりに元気いっぱいのサツマイモに出会えたような気がいたします。

来週以降の予想される野菜セットの内容(予想)

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、長ネギ、ピーマン、赤ピーマン、カボチャ、サヤインゲン、小松菜、サニーレタスサツマイモ、二十日大根、シカクマメ、玉レタス、キャベツ、シュンギク、エダマメ (下線がひいてあるものは、新顔の野菜)

平成29年10月22日

とっくの前に収穫時期を迎えていたサツマイモでしたが、

今週になってようやく、本格的に収穫し始めました。

Img_0413_2一株から採れたサツマイモ。

長雨が続いて畑は湿り、「泥んこイモ掘り祭」です。

今回の野菜セットにお届けしたサツマイモは

掘り出したばかりで乾かしきれず、湿ったままの出荷となりましたが

今後は掘り出されたイモは

簡単に水洗いして野外でよく乾かしてから出荷することになります。

台風が過ぎ去って晴れ間が戻るであろう来週に

一気に掘り出そうと思います。

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今年はスギナが年中生えてきて他の作物がまともに育たないようなやせた畑で

サツマイモを栽培してみましたが、よくイモが太りました。

サツマイモは「救荒作物」とも呼ばれ

どんなやせ地でも育つ作物として知られています。

でもここ数年、小林農場ではサツマイモ畑を草だらけにしてしまい

いつもサツマイモがうまく育たず失敗していました。

今年は初期の除草作業をきちんと行ったら、あっさりと成功しました。

今年は大きく太りすぎたイモが多いです。

あまり太りすぎると料理はしにくいし貯蔵性も落ちるので

本当はこんなに太るもっと前に収穫しておくべきでした。

でも、久しぶりに元気いっぱいのサツマイモに出会えたような気がいたします。

2017年10月18日 (水)

平成29年衆議院選挙特集・争点の原発

期せずして、やる意味がよく分からない解散総選挙が行われることとなりました。

選挙が行われる度に、原発の問題が争点となります。

この記事を読んでくださっている方々の中には原発が必要だと考えている方もいるかもしれませんが、小林農場は原発は廃止するべきだと考えています。選挙が行われる度に、原発廃止を公約する立候補者や政党に1票を投じてきました。

以下にその理由を書いてみました。

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以下は過去の記事を再投稿したものです。

打てない終止符  平成25年11月18日

  私が農業研修を終えて農家として独立して小林農場を設立したのは、平成23年の1月のことでした。そのわずか2カ月後の3月11日に東日本大震災が発生し、悪夢の原発事故が引き起こされました。小林農場の歴史は、福島第一原発事故とともに始まりました。

  事故によって栃木県内にも放射性物質が拡散し、当時、放射性物質によって自分たちが育てている野菜がどのくらい汚染されているのかよく分かりませんでした。私のまわりの農家の中には、汚染の状況がはっきりと分かるまで野菜の出荷を自粛する方もいました。

  私は収穫時期を迎えた小松菜をさっそく出荷してみました。出荷することによって、まだ設立したばかりの農場の第一歩を踏み出したかったので。

  もし自分が出荷した小松菜が本当に放射性物質に汚染されていて、それを食べた人が健康被害を被ってしまったらどうしよう?出荷した後になってそのような不安がこみあげてきて、背筋が凍りついてきました。第一歩を踏み出してみたら、つまずいてケガをしました。一回出荷したきり、小林農場もしばらく出荷を自粛することにしました。

  現在は日本の田畑の性質では作物に放射性物質が移行しにくいことが分かり、検査をしてみても作物から放射性物質が検出されることはほとんどなくなりました。それでも多くの消費者の不安は拭えず、福島県や東北・関東地方の農産物は売れなくなってしまいました。私の知り合いの農家も、長くつき合ってきた消費者との関係が切れてしまったりしていました。

  原木で育てたシイタケなどのキノコ類や山菜類、イノシシなどの獣肉など、除染の難しい山から採れる「山の幸」からは今でも高い数値の放射性物質が検出され、私たちの地域でもこれらの出荷が規制されています。小林農場でも原木でシイタケを作るつもりでいましたけれど、せっかく作っても、今は安心してシイタケを出荷できる状況ではありません。

  今年も行政から落ち葉を堆肥の材料として使うことを控えるように呼びかけられています。落ち葉には降り積もった放射性物質がたくさん混じっている可能性があるからです。

  小林農場が利用している雑木林には、原発事故当時の古い落ち葉もたくさん残っています。落ち葉で堆肥を作ったら必ず検査をして安全性を確かめようと思います。もし高い数値の放射性物質が検出されれば使用をあきらめなくてはいけません。

  原発事故によって被った小林農場への被害はまだまだ小さいもの。福島第一原発周辺の市町村で農業を営んでいる農家の方々は、本当に悲惨な被害を受けています。代々引き継がれてきた田畑が放射性物質によってもう使えなくなってしまうほどに汚染され、自分たちの田畑から離れなくてはいけなくなった農家の方々の絶望はどれだけ深いものなのか。

  この原発事故が起こった後に私が見たこと、聞いたことを、これからもずっと忘れずにいようと思います。そして、原発事故によって世の中がどのように変わっていくのか、私が死ぬまでずっと追いかけて見届けてみようと思っています。

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なぜ原発を否定するのか?そして、どうすれば原発をなくせるのか?

福島第一原発事故以後、東日本では原発は再稼働されていません。原発がなくても電気は十分に足りていて、人々は不自由なく暮らせていけることが実証されています。大手電力会社は再び原発を再稼働させようとしていますが、その必要はないはずです。

原発は地球温暖化ガスを排出しない地球環境にやさしい発電と言われたりしましたが、その効果もかなり限定的です。それよりも、原発は簡単に処理ができない大量の核廃棄物を後世に残してしまうという、深刻な問題を新たに生み出してしまいます。地球環境問題を真剣に考えれば、「地球温暖化防止のために核廃棄物を増やしてもかまわない」という結論にはならないでしょう。

原発は最もコストのかかる発電方法で、今まで原発の維持のために多額の国の税金がつぎこまれてきました。原発をやめて税金を他の発電方法のために使えば、もっと安全で安い発電方法が推進されて、日本の経済も元気になってゆくのではないのでしょうか。

原発を再稼働しなくてはいけない理由が私にはわかりません。政治家や電力会社が「原発利権」を守りたいから原発を再稼働させているとしか思えません。

史上最悪の原発事故となったチェルノブイリ原発事故では、日本の国土の4割くらいに相当する広い面積が放射能汚染の影響で「人の住めない地域」となり、ヨーロッパの各国も深刻な被害を受けました。原発事故は自国を滅ぼし、他国にまで被害を及ぼすものすごい破壊力があります。

自然災害多発地域である日本列島では、原発事故の危険性は特に高いです。東日本大震災や熊本地震のように、人の想定を超えた災害も発生します。どんなに災害の規模を想定して原発の安全性を確保しようとしても、意味がありません。想定以上の規模の災害が発生すれば、原発は壊れます。

原発が爆発すればその国に甚大な被害を起こさせられるので、他国から侵入してきたテロリストや工作員は原発をテロの標的とするでしょう。もし工作員が本気で攻撃を仕掛けてきたとき、工作員を撃退できるだけの実力が電力会社に備わっているのでしょうか?

国民の生命を真剣に守り抜こうとしている政治家ならば、選挙で「原発の廃止」を公約するはずだと、私は考えています。

選挙では経済対策や社会保障に注目が集まりますが、どんなに経済が好調ですばらしい社会保障が構築されたとしても、原発事故が起きればそんなものは全部吹き飛ばされて無になるでしょう。原発問題が選挙の最も重大な争点の一つだと、私は考えています。

今までの選挙戦では、「原発の維持」を掲げる現政権が勝利してきました。多くの人が選挙を棄権して投票率が下がると、現政権が有利になる傾向があります。選挙を棄権することは現政権の原発維持政策を黙認することになり、結果的に原発の維持に貢献することになってしまいます。私には支持する政党はありませんが、必ず原発廃止を公約している政党に1票を投じたいと思います。

選挙で脱原発を訴えている候補者に1票を投じて脱原発を実行してくれる国会議員の数を少しでも増やしていく以外に、原発廃止を実現してゆくための有効な手段はありません。

なんの権力を持たない私にとって、選挙権は唯一の武器となります。

2017年10月17日 (火)

平成29年10月16日、17日の野菜セット(大根について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、二十日大根、カボチャ、ピーマン、キュウリ、長ネギ、サヤインゲン、玉レタス、サニーレタス、からし菜

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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大根が収穫され始めています。

野菜セットに入れる大根は

たっぷりと大きいものよりも

食べきりやすいくらいの小さめのほうが

皆さんも受け取りやすいかもしれないと思い

小さく育つ大根の品種を栽培してみました。

Img_0409


品種名は「かわいい大根・小太郎(トーホク交配)」。

試食してみると良い食感でおいしかったです。

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大根は根だけではなく葉もおいしく食べられます。

大根の種が発芽したばかりでまだ葉が幼い頃は

よく害虫に食べ尽くされて消えてなくなったりします。

でも、生き残った葉はどういうわけだかあまり害虫に食べられず

成長した大根の葉はとてもきれいな場合が多いです。

小松菜などの多くの葉物野菜は害虫によって葉が穴だらけにされてしまうので、

代わりに畑から間引いてきた大根の葉を野菜セットに入れることもあります。

来週以降の予想される野菜セットの内容(予想)

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、長ネギ、ピーマン、赤ピーマン、キュウリ、カボチャ、サヤインゲン、小松菜、サニーレタス、サツマイモ、二十日大根、シカクマメ、玉レタス、キャベツ (下線がひいてあるものは、新顔の野菜)

平成29年10月17日

大根が収穫され始めています。

野菜セットに入れる大根は

たっぷりと大きいものよりも

食べきりやすいくらいの小さめのほうが

皆さんも受け取りやすいかもしれないと思い

小さく育つ大根の品種を栽培してみました。

Img_0409


品種名は「かわいい大根・小太郎(トーホク交配)」。

試食してみると良い食感でおいしかったです。

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大根は根だけではなく葉もおいしく食べられます。

大根の種が発芽したばかりでまだ葉が幼い頃は

よく害虫に食べ尽くされて消えてなくなったりします。

でも、生き残った葉はどういうわけだかあまり害虫に食べられず

成長した大根の葉はとてもきれいな場合が多いです。

小松菜などの多くの葉物野菜は害虫によって葉が穴だらけにされてしまうので、

代わりに畑から間引いてきた大根の葉を野菜セットに入れることもあります。

2017年10月14日 (土)

平成29年10月13日、14日の野菜セット(雨の日の配送について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、二十日大根、長ネギ、カボチャ、キュウリ、ピーマン、赤ピーマン、サヤインゲン、サニーレタス、小松菜

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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金曜日は朝から雨が降り、早朝は雨の中での収穫となりました。

サニーレタスなどの葉物野菜は、濡れた状態で出荷することになりました。

箱の中に野菜を詰め込んで

皆さんのお宅までお届けして箱の中を確認してみると

水が箱の中にこぼれて、中が少しだけ濡れてしまっていました。

やはり野菜は濡れた状態で収穫すると

出荷作業に神経を使わなくてはいけなくなります。

天気予報を見て配送日が雨と予報されている場合は

配送日の前日のうちに収穫を終わらせておくのも

一つのやり方でしょう。

雨の日は道路が混雑して渋滞につかまりやすく

車で皆さんのお宅に野菜セットを配送する時間帯が

遅れてしまう傾向がありますので

早めに農場を出発できるようにしたいです。

天気の状態に合わせて出荷作業のやり方を変えてゆく。

そんな柔軟性を身につけたいです。

Img_0398サニーレタスが収穫され始めています。

Img_0403玉レタスの収穫も間もなくです。

 

来週以降の予想される野菜セットの内容(予想)

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、カブ、長ネギ、ピーマン、赤ピーマン、キュウリ、カボチャ、サヤインゲン、小松菜、サニーレタス、サツマイモ、二十日大根、シカクマメ、玉レタス (下線がひいてあるものは、新顔の野菜)

 

2017年10月12日 (木)

ほどよい距離    平成29年8月3日

ほどよい距離    平成29年8月3日

花火の音が聞こえてくる季節となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  7月の終わりに私が愛用しているパソコンが故障して修理に出し、10日間ほどはパソコンのない生活を送りました。インターネットも使用できずメールでのやりとりもできなくなりました。メールの返信が遅れたりして、農場にメールを送信してくださった方々にはもうしわけありませんでした。現在はパソコンも治り、メールも毎日確認しています。

  小林農場はネット上にブログを開設していて、農場の様子をお伝えしています。ブログをマメに更新することが私の日課であり楽しみでもあったので、全く更新できない日が続いたこの10日間は、もどかしかったです。現在は農場のブログの更新を再開しています。

  たかだかパソコンがなくなっただけなのに、けっこう日常生活や仕事に影響があり、生活の様子や私の気分がいつもとは微妙に違っていました。現在は多くの世帯がパソコンやスマートフォンを所有して、インターネットは私たちの社会に強い影響力を放っています。

  ネットには一度開くとなかなか閉じられなくなってしまうような依存性があり、度々ネット依存症の問題が取り上げられています。私も作物栽培について調べたい時にネットから情報を収集するのですが、一つの情報を手に入れるともっと情報が欲しくなってきていつまでも検索を繰り返し、気付いたら1時間も2時間も時間を消費したりしています。

こんなことをしていたら畑仕事に費やす時間がなくなってしまいます。どうやら私もネット依存症にかかりかけているようなので、ネット使用時間を制限するようにしました。

  農林水産省は、次世代の農業に「スマート農業」を取り入れてゆくことに力を注いでいくようです。農林省の説明によると、「スマート農業」ではICTを活用し、GPSシステムやアシスト装置を開発して、センシング技術などでノウハウをデータベース化することを目指しているようです。分かりやすく言い直すと、農地にコンピューターを導入して農場経営の効率を良くしようとしています。今までの農業では、農家が自分の経験から養ってきた「勘」によって作物を栽培してきましたが、代わってコンピューターが栽培地の状況を分析して適格な栽培方法を選び出そうとしています。 

ただ、工業製品と違って農産物は生き物なので、良い農産物を作るには、作物に愛情を注いであげる必要があります。人間は作物に愛情を注ぐことができますが、はたしてコンピューターが作物に愛情を注ぐことができるのかどうか。

いつの時代でも作物栽培で大事なのは、自分の目で作物をよく観察して「勘」を養い、作物の気持ちを察してゆけるようになることです。コンピューターに栽培を頼りすぎると、作物と会話する機会が減って「勘」が鈍るかもしれません。そもそも、スマート農業を導入すれば農家の出費は増えて、ますます生活が苦しくなってしまうのではないのでしょうか。    

お酒は飲みすぎるとアルコール依存症になって心身を損ねますが、適量を楽しむのであれば「百薬の長」となります。コンピューターという素晴らしい道具を素晴らしいまま利用するために、コンピューターとの距離をほどよく保つことが、人間の側に求められます。

2017年10月11日 (水)

平成29年10月9日、10日の野菜セット(完熟ピーマンについて)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、カブ、二十日大根、長ネギ、カボチャ、キュウリ、ピーマン、赤ピーマン、サヤインゲン、サニーレタス、カブの葉、小松菜または水菜

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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先月にはモロヘイヤやオクラが

そして先週にはトマトやナスが

ほぼ、収穫時期を終えました。

次々に夏野菜が姿を消してゆく中

キュウリとピーマンがまだがんばって実を実らせています。

一般的に見られる緑色のピーマンは

未熟なうちに収穫された実です。

実が完熟すると赤色に染まります。

今の時期、多くのピーマンが熟して赤く染まっているので

今回の野菜セットには完熟赤ピーマンも混ぜてみました。

完熟ピーマンは甘味が強くなり

ピーマンを苦手にしている幼い子供も

完熟ピーマンなら食べられるかもしれません。

また未熟なピーマンよりも栄養があります。

色鮮やかなパプリカも完熟ピーマンの1種で

小林農場でも試しに栽培してみました。

でも実が熟すまでにとても時間がかかり

熟した後は傷みやすくて良品を収穫しにくく収量は少なく

栽培が難しかったです。

出荷できる量が少なくても

各ご家庭に1個や2個でも構わないから

未熟ピーマンに完熟ピーマンを併せて多彩にお届けすれば

見栄えも華やいでピーマンの印象がもっと良くなるかもしれません。

来年はもっと力を入れて完熟ピーマンを栽培したいと思います。

Img_0390

平成29年10月11日 完熟ピーマンについて

先月にはモロヘイヤやオクラが

そして先週にはトマトやナスが

ほぼ、収穫時期を終えました。

次々に夏野菜が姿を消してゆく中

キュウリとピーマンがまだがんばって実を実らせています。

一般的に見られる緑色のピーマンは

未熟なうちに収穫された実です。

実が完熟すると赤色に染まります。

今の時期、多くのピーマンが熟して赤く染まっているので

今回の野菜セットには完熟赤ピーマンも混ぜてみました。

完熟ピーマンは甘味が強くなり

ピーマンを苦手にしている幼い子供も

完熟ピーマンなら食べられるかもしれません。

また未熟なピーマンよりも栄養があります。

色鮮やかなパプリカも完熟ピーマンの1種で

小林農場でも試しに栽培してみました。

でも実が熟すまでにとても時間がかかり

熟した後は傷みやすくて良品を収穫しにくく収量は少なく

栽培が難しかったです。

出荷できる量が少なくても

各ご家庭に1個や2個でも構わないから

未熟ピーマンに完熟ピーマンを併せて多彩にお届けすれば

見栄えも華やいでピーマンの印象がもっと良くなるかもしれません。

来年はもっと力を入れて完熟ピーマンを栽培したいと思います。

Img_0390

2017年10月 9日 (月)

平成29年10月6日の野菜セット(おいしいカボチャの見極め方について)

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、カブ、長ネギ、カボチャ、ナス、キュウリ、ピーマン、トマト、サヤインゲン、小松菜、クウシンサイ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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9月に収穫して出荷し始めているカボチャ。

今年はまずまずの収量でした。

Img_0386Img_0388


カボチャには「当たり」と「はずれ」があり

収穫されているカボチャのほとんどは「当たり」なのですが

ときどき「はずれ」も混ざっていることもあります。

「はずれ」のカボチャは本当にまずくて

間違って野菜セットの中にはずれのカボチャを入れてしまうと

野菜セットの印象を悪くしてしまうでしょう。

「当たり」か「はずれ」か見極めるために

私は以下を注意して見ています。

・カボチャの皮の様子を見る

ーー光沢があれば中身はおいしい。

ーー爪でひっかいてみても削れないほど固ければ中身はおいしい。

・カボチャの果肉の色を見る

ーー果肉の橙色が濃ければおいしい。

Img_0381


今年の多くのカボチャの果肉の橙色は力強く

おいしそうな色をしています。

ご家庭で食べきりやすい大きさに切り分けて出荷することが多いので

果肉の色を確認しながら出荷できます。

他にもおいしいカボチャの見分け方があるようです。

・実のてっぺんの果軸を見る

ーー果軸の切り口が10円玉くらいの大きさで形がくびれていればおいしいらしい。

・実の形を見る

ーー左右対称に肥大していればおいしいらしい。

・表皮を見る

ーー切ってみて、表皮の緑色が細くてくっきりと見えていればおいしいらしい。

・果肉の厚さを見る

ーー果肉が全体に均一に厚ければおいしいらしい。

・種を見る

ーー種が大きくて厚くて丸みがあればおいしいらしい。

出荷する予定のカボチャをパッと見ただけで

その品質を見極められるようにしておきたいです。

平成29年10月9日

9月に収穫して出荷し始めているカボチャ。

今年はまずまずの収量でした。

Img_0386Img_0388


カボチャには「当たり」と「はずれ」があり

収穫されているカボチャのほとんどは「当たり」なのですが

ときどき「はずれ」も混ざっていることもあります。

「はずれ」のカボチャは本当にまずくて

間違って野菜セットの中にはずれのカボチャを入れてしまうと

野菜セットの印象を悪くしてしまうでしょう。

「当たり」か「はずれ」か見極めるために

私は以下を注意して見ています。

・カボチャの皮の様子を見る

ーー光沢があれば中身はおいしい。

ーー爪でひっかいてみても削れないほど固ければ中身はおいしい。

・カボチャの果肉の色を見る

ーー果肉の橙色が濃ければおいしい。

Img_0381


今年の多くのカボチャの果肉の橙色は力強く

おいしそうな色をしています。

ご家庭で食べきりやすい大きさに切り分けて出荷することが多いので

果肉の色を確認しながら出荷できます。

他にもおいしいカボチャの見分け方があるようです。

・実のてっぺんの果軸を見る

ーー果軸の切り口が10円玉くらいの大きさで形がくびれていればおいしいらしい。

・実の形を見る

ーー左右対称に肥大していればおいしいらしい。

・表皮を見る

ーー切ってみて、表皮の緑色が細くてくっきりと見えていればおいしいらしい。

・果肉の厚さを見る

ーー果肉が全体に均一に厚ければおいしいらしい。

・種を見る

ーー種が大きくて厚くて丸みがあればおいしいらしい。

出荷する予定のカボチャをパッと見ただけで

その品質を見極められるようにしておきたいです。

2017年10月 7日 (土)

毒を持つ野菜    平成29年7月20日

毒を持つ野菜    平成29年7月20日

夏空がまぶしく感じられる頃となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  灼熱の日差しを浴びても葉がしおれることのないモロヘイヤは、とても頼れる夏の葉物野菜です。秋に入って日が短くなると花を咲かせて種を作る準備を始めるのですが、今年はどうしたことか、日が長い今の時期でも、モロヘイヤの花をあちらこちらで目にします。

  勢い良く伸びた新芽を摘んで収穫してゆきますが、収穫しないと新芽からつぼみが現れて花が開きます。そのままほうっておくと、やがて花が枯れて、その跡からサヤが伸びて、サヤの中で種が実るでしょう。その頃には茎葉は筋っぽくなって、食用にむかなくなります。

  そして、このモロヘイヤの種には「毒素」が含まれていることが知られています。モロヘイヤの種を食べた家畜が死亡した事例も報告されています。サヤをつけているようなモロヘイヤを収穫して食べることは、避けたほうがよさそうです。

  小林農場の畑ではサヤをつけているような危険なモロヘイヤの姿はみかけません。そうなる前に摘みとって収穫しています。安全性の確保のために念には念を入れて、サヤがついていなくても、つぼみや花が目立っているモロヘイヤは出荷しないことにしました。収穫したモロヘイヤを少し手間かけて、花やつぼみの有無を確認しながら出荷しています。

  このように野菜が動物に有害な毒を発生させる場合があります。有名なのがジャガイモの芽に含まれている有毒物質「ソラニン」で、ジャガイモの芽を食べて中毒になった人も過去にいたようです。小林農場では、貯蔵しているジャガイモから芽が出てきたら、手で掻き取るようにしています。

また、芋が長時間、日に当たると、表面が緑色に変色して有毒物質を生成します。小林農場では、収穫したジャガイモを光が差し込まない暗室で保管しています。

  おそらく動物に食べられないようにするために、野菜はこのような「自然毒」を持つようになったのだと考えられています。野菜も生き物なので、食べられないように自衛策を練っています。まな板の上の玉ねぎも、包丁で切られた瞬間に刺激物質を人間の目にふきかけて、人間に涙を流させながら最後の抵抗を試みます。

 私達は、フグは毒を持っているので食べる時には注意が必要であることを知っていますが、なぜ知っているかと言うと、過去にたくさんの人がフグを食べて死んだからです。長い間、生きるために他の生き物を食べようとする人間と、食べられまいとする生き物たちの間で、けっこう壮絶な歴史を繰り広げてきたのではないのでしょうか。現在でも食中毒や食物アレルギーによる死亡事故が稀に発生しています。

生育中のホウレンソウに肥料を与えすぎると、その体内に発がん性物質に作り出すと言われているので、肥料の与えすぎには注意したほうがよさそうです。農薬を使わずに栽培さえすれば食べ物の安全性が確保できるというわけではありません。食の安全性に直接関わっている農家は特に、食べることを油断していてはいけません。私達が毎日何気なく食べている食事は、食材を安全にする努力をしてきたご先祖様達の知恵の賜物だと思います。

2017年10月 5日 (木)

平成29年10月2日、3日の野菜セット

今回の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、長ネギ、カブ、カボチャ、ナス、キュウリ、ピーマン、マイクロトマト、サヤインゲン、小松菜または水菜、クウシンサイ、人参または中玉トマト

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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先月、玉ねぎの種を畑に播きました。

小林農場ではいろんな品種の玉ねぎを栽培していますが

特に5月に入ってからすぐに収穫できる「極早生品種」と

次の年の3月まで長い間貯蔵しながら出荷してゆける「貯蔵性の良い品種」

の栽培に力を入れています。

5月から次の年の3月までの10か月間、ずっと玉ねぎを出荷してゆくことを目指しています。

ここ数年間、極早生品種は期待通りに5月の早い時期から収穫できていますが、

貯蔵性が良いはずの品種の玉ねぎが秋に入る前から傷み始めてしまいます。

今年も多くの傷んだ玉ねぎを処分することになり在庫も減って

今までどおりに玉ねぎを野菜セットに入れて出荷してゆくと

年内中には玉ねぎの在庫がなくなることでしょう。

玉ねぎは、肥沃な土でないとうまく育たないと言われています。

ただ、肥料を吸収しすぎると、貯蔵性が悪くなるとも言われています。

今年収穫された玉ねぎは、生育中、葉の緑が濃くて

肥料をたくさん吸収しているようにも見えました。

収穫された玉ねぎの形は、少し細長くて

玉のてっぺんの首の部分がフリャリと膨れて、しまりがありませんでした。

このような姿をした玉ねぎは、貯蔵性が悪くなる傾向があります。

収穫された時点ですでに、貯蔵性の悪い兆候が見られました。

11月に入ってから、新たに玉ねぎの苗を畑に植えます。

今回は、極早生品種の苗はいつもどおりに肥沃な土に植えますが、

長期間貯蔵したい品種苗は

あえてやせた土を選んで植えてみたいと思います。

Img_0367写真の右側の玉ねぎのように、今年収穫された玉ねぎは、少し縦長で首が太い姿が多かったです。

右と比べると、左側の玉ねぎは横にも肥大して、健全な玉ねぎの形をしています。

平成29年10月5日

先月、玉ねぎの種を畑に播きました。

小林農場ではいろんな品種の玉ねぎを栽培していますが

特に5月に入ってからすぐに収穫できる「極早生品種」と

次の年の3月まで長い間貯蔵しながら出荷してゆける「貯蔵性の良い品種」

の栽培に力を入れています。

5月から次の年の3月までの10か月間、ずっと玉ねぎを出荷してゆくことを目指しています。

ここ数年間、極早生品種は期待通りに5月の早い時期から収穫できていますが、

貯蔵性が良いはずの品種の玉ねぎが秋に入る前から傷み始めてしまいます。

今年も多くの傷んだ玉ねぎを処分することになり在庫も減って

今までどおりに玉ねぎを野菜セットに入れて出荷してゆくと

年内中には玉ねぎの在庫がなくなることでしょう。

玉ねぎは、肥沃な土でないとうまく育たないと言われています。

ただ、肥料を吸収しすぎると、貯蔵性が悪くなるとも言われています。

今年収穫された玉ねぎは、生育中、葉の緑が濃くて

肥料をたくさん吸収しているようにも見えました。

収穫された玉ねぎの形は、少し細長くて

玉のてっぺんの首の部分がフリャリと膨れて、しまりがありませんでした。

このような姿をした玉ねぎは、貯蔵性が悪くなる傾向があります。

収穫された時点ですでに、貯蔵性の悪い兆候が見られました。

11月に入ってから、新たに玉ねぎの苗を畑に植えます。

今回は、極早生品種の苗はいつもどおりに肥沃な土に植えますが、

長期間貯蔵したい品種苗は

あえてやせた土を選んで植えてみたいと思います。

Img_0367写真の右側の玉ねぎのように、今年収穫された玉ねぎは、少し縦長で首が太い姿が多かったです。

右と比べると、左側の玉ねぎは横にも肥大して、健全な玉ねぎの形をしています。

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ニンニクと同じように長期間貯蔵できる玉ねぎですが、気になるのが、今年収穫された玉ねぎの形です。通常よりも縦長です。

Dscf6416玉ねぎの断面。玉のてっぺんの部分に注目。「首」と呼ばれていますが、首が少しスカスカとした感じで、指で押すと手応えがいまいちで、首がなんとなく締まりが足りません。

玉ねぎは首の部分から傷んでゆきますが、貯蔵性の良い玉ねぎは首がよく締まっています。今年の玉ねぎは、ちゃんと長く貯蔵できるのか、要注意です。

5月上旬から収穫できる極早生の品種の玉ねぎは無事に肥大して収穫されていきましたが、他の晩生の品種が間もなく十分に肥大して収穫時期を迎えようとしていた5月下旬より、玉ねぎ畑に病気が発生して葉が立ち枯れして、玉ねぎの生育が止まりました。

極早生品種の首はよく締まっているのですが、病気が発生した晩生品種の首はいまいち締まっていません。収穫時期を正常に迎えきれなかった玉ねぎは、首が緩くなる傾向があるのかもしれません。

どの玉ねぎもあいかわらずおいしく、味に問題はありません。貯蔵性がどうか、注目です。

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