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2017年9月21日 (木)

我流日本雑草論   平成29年7月6日

我流日本雑草論   平成29年7月6日

長雨が続き、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃です。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  温暖で雨の多い日本列島は世界有数の「雑草王国」で、植物が勢い良く育ちます。この地で農業を営む者は、刈っても刈っても伸びてくる雑草と深く関わることとなります。

  雑草はまだ小さくて目立っていないうちに除草すれば、簡単に取り除くことができます。大きくなって目立つようになった後は、雑草はしっかり根を張ってしまっているので、除草作業に費やす手間が何倍にも膨らみます。

  農家は雑草のたくましい繁殖力を嫌というほど知っているので、除草を早めにすますように心掛けます。昔はほとんどの日本人が農家でしたので、除草作業に明け暮れる農家の習性が、農業とは無関係な生活をしている人も含めた現代の日本人全ての無意識に染みついているのではないかと、私は思ったりします。

  日本人の、掃除をマメに行うきれい好きな国民性は、世界中で知られています。後でまとめて掃除しようとすると大変なので、少しでも汚れ始めるとマメに掃除しようとする日本人が多いです。この日本人の習性は、除草作業の考え方から生じたのかもしれません。

  日本人が最も多く使う日本語は「すみません」らしいです。人間関係がこじれてしまいそうな場面では自分から先に「すみません」と申し訳ない気持ちを伝え、早めに関係を修復させてゆこうとします。これも除草作業の考え方から生まれた習性かもしれません。

  日本で地震などの大災害が発生する度に、日本の被災者の落ち着いた態度は海外の人々から称賛されます。日本列島は災害多発地帯ですが、災害の後も日本の強靭な草は再び大地を緑に染め、自然界の秩序は取り戻されてゆきます。緑が残れば、人は前を向けます。だから日本人は被災した後も、その苦難を耐え忍ぶことができるのではないでしょうか。

  何度も自然災害に見舞われても日本人は自然を愛し続け、恨み続けたり憎み続けたりはしませんでした。「しかたがない」と言って、自然災害がもたらした惨状を水に流そうとしてきました。「しかたがない」という言葉が前向きな意味で使われる日本人の大らかな性格も、どんなことがあっても生えてくる日本の雑草と関係があるように思えてなりません。

 以上は私が勝手に日本人の独特な習性や性格の起源を推察してみた推論です。この推論が本当に正しいのかどうか、入念に検証するつもりはありません。いかにももっともらしい推論をたてて楽しみたいだけです。「日本列島に生える雑草が日本人の習性や性格を形成した」と思いたくなるほど、日本の雑草の勢いには迫力があります。

  夏になるとモロヘイヤやクウシンサイなど、強い日差しを浴びてもしおれることがない葉物野菜が収穫されます。葉を摘み取って収穫すると、その下の脇芽から新芽を次々に伸ばして、さらに茎葉の数を増やして辺りを覆ってゆきます。何回も収穫を楽しめる作物です。

  これらは農薬を使用しなくても、葉はそんなに虫に喰われません。おそらく、新芽が次々に勢い良く伸びるので、虫も食べきれないのでしょう。雑草と同じくらい、もしかしたらそれ以上の繁殖力があり、雑草の血が入り混じったようなたくましい野菜です。

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