平成29年9月30日
トマトの季節が間もなく終わろうとしています。
もともとトマトは乾燥した地域で生まれた作物で、日本のように雨の多い地域を苦手とします。日本では雨除け用のハウスの中でトマトを栽培するのが一般的です。
小林農場にはそんなに大きなハウスがありません。雨に打たれても強靭に生育してくれるトマトの品種を探してきました。
今年は長野県の「自然農法国際研究開発センター」より、新たな品種を農場に導入しました。雨が降って土に水分がたまるとトマトの実が割れてしまうことが多いのですが、今回試してみた品種のトマトは降雨後も割れませんでした。こんなに実が割れないトマトを、初めて見ました。
また、真夏をすぎて9月になっても実を実らせてくれて、比較的長い間、トマトを出荷してゆくこともできました。
今回試してみた品種。中玉トマトは「メニーナ」、「サンティオ」。ミニトマトは「チャコ」、「ブラジル・ミニ」。これらの品種は来年も試してみたいと思います。雨除けしなくてもちゃんと生育してくれる可能性を秘めた、希少なトマトの品種だと思います。
これは私のお気に入りの品種「マイクロトマト」。ミニトマトの半分くらいの大きさです。甘味だけでなく酸味もおいしく、その味も気に入っています。冷蔵庫に入れてしっかり冷やしてから食べると、なおさらおいしいです。
マイクロトマトは生育旺盛で、樹が藪のようになります。これも雨が降っても槍が降ってもおかまいなく生育してくれる頼もしい品種です。
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