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2017年9月 7日 (木)

第五の季節   平成29年6月22日

第五の季節   平成29年6月22日

麦秋の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  新聞紙のコラムに、日本列島の季節は「四季」ではなく「五季」だと書いてありました。春、夏、秋、冬の4つの季節の他に、5番目の季節として「梅雨」が挙げられていました。

  空気がジメジメとする梅雨では、キャベツやレタスなどの春野菜は傷みやすくなり、代わりにキュウリなどの夏野菜の収穫が始まります。今年は夏野菜が出遅れ、収穫まであと少しだけかかります。今年の春野菜がまだがんばってくれて、夏野菜の穴を埋めています。

  梅雨入りする頃に夏野菜が収穫できるようにするには、逆算して、5月の上旬までに夏野菜の苗を畑に植える必要があります。ただ5月上旬はまだ少し寒く、稀に霜が降りることもあります。霜に当たると寒さに弱い夏野菜の苗は枯れてしまいます。

だから小林農場は、5月中旬まで待って苗を畑に植えることが多いのですが、そうすると収穫が遅れて、今の時期に収穫できる野菜の種類数が少なくなりがちです。霜が降りてもすぐに苗を防寒できる準備を整えながら、もう少し早くから苗を畑に植えてもよいかもしれません。梅雨の時期をにらんださまざまな駆け引きが、5月上旬からすでに始まります。

  梅雨入りの時期に、麦が熟して収穫期を迎えます。ワラが湿っていると収穫機械の内部にワラが詰まって停止してしまうので、晴れが続く日を狙って収穫します。今年は麦の成熟は遅く、いっぽうで天気予報を確認すると今週より雨が多くなるとのことでしたので、未熟な状態でも今のうちに早めに収穫したほうが良いと判断し、収穫を断行しました。

収穫された麦を確かめてみると、私が思っていた以上に実が柔らかくて未熟でした。このまま麦の収穫を続けようか、それとももう少し熟すまで待とうか、どちらが良いのか考えぬいた末、「半分だけ今のうちに収穫して、他の半分はもう少し待ってから収穫して、後で比べてみてどちらの判断のほうが良かったか検証しよう」という結論に落ち着きました。

ニンニクが野菜セットに入りました。ニンニクや玉ねぎは長期間貯蔵できる野菜ですが、そのためには十分に乾かす必要があります。できるだけ乾いた状態で収穫したいのですが、これらも梅雨に収穫時期を迎えます。梅雨が本格的になる前に収穫適期を迎えてくれるにはどの時期に種を播けばよいのか探りながら、去年の秋に種まきしまして育てました。

麦、玉ねぎ、ニンニク、ジャガイモなど、乾かして長期間保存したい作物にかぎって、雨の多い梅雨に収穫時期を迎えます。これらを乾いた状態で収穫できる好日は、梅雨の晴れ間のわずかのみ。第5の季節、梅雨は、農家にとっては存在感のある季節です。先を予測して仕事を段取りしてゆける能力を身につけているのか、農家を試しているかのようです。

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