ご自愛ください 平成29年6月29日
ご自愛ください 平成29年6月29日
うっとうしい梅雨の季節となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。
いつでも健康でいたいというのは万人の願いだと思います。健康に関する情報が溢れていますが、いろんな人がいろんなことを言うので、いったいどの情報が正しいのか分からなくなります。人の体はそれぞれの違う個性があるのだから、全ての人に通用する健康法はないのでしょう。自分に合った健康法を自力で見つけてゆけるよう、自分の体の中から発せられる声なき声に耳をすませ、自分の体と会話してゆけるように心掛けたいです。
私にはギックリ腰の癖があり、畑仕事の最中に腰に負担をかけていると、突然、左腰の後ろ側に稲妻が突き抜けるような鋭い痛みが走って、その場に倒れ込むことが何回もありました。その後1週間ほどすれば自然と痛みは消えてゆくのですが、それまでは腰に力が入る度に鋭い痛みが走り、激しい動きを伴った仕事は控えなくてはいけなくなります。
真剣に腰痛の解消法を探してみました。今は朝目覚めたらすぐに5分間ほど、腰をクネクネと回す体操を毎日欠かさず行っています。この習慣を身につけてからはギックリ腰をすることがなくなりました。私のように自分の体に合った健康法に出会えた人は、幸せです。
我が子に安全な野菜を食べさせてあげたいと願う親御さんなど、ご家族やご自身の健康を願って小林農場の無農薬栽培の野菜を購入されている方々もいらっしゃいます。そのご期待にお応えして皆さんの健康に貢献できれば、これ以上に嬉しいことはありません。
食生活は人の健康に大きく影響します。夏が旬のトマトは、ビニールハウスの中で暖めて育てれば冬にも収穫できますが、冬にトマトを食べれば体が冷えすぎて良くありません。小林農場はハウス栽培をほとんどせず、旬を守って旬の野菜のみを作るようにしています。
化学物質が人体にどのような影響を与えるのか良く分からないので、農薬や除草剤などは畑に散布しないようにしています。作物に肥料を与えすぎると肥満体質の不健全な作物に育ってしまうらしいので、肥料の散布もできるだけ控えるようにしています。
「よく噛んで食べると健康に良い」「食べすぎず腹八分にすると健康に良い」などもよく耳にする情報です。健康になれる食べ方というものが、いろいろとあるのだと思います。
ただ、病気にかからずに暮らしてゆけるかどうかは生まれた時の遺伝子によってすでに決められてしまっているので、どんなに健康に気をつけていても病気になる人は病気になります。病気や障害を抱えた人々に寄り添える社会こそが真に健康な社会だと思います。
重病や障害に見舞われた方々がその生活の様子を本やネットで公開しているのをよく目にします。ご自身の状況を冷静に振り返りながら、前向きな言葉でつづられています。体の自由が奪われても心の豊かさまでは失われないということを教えてくれています。
病気や障害を抱えている人達は特に自分の体をいたわろうとしますが、健康な時もそうでない時も、自分の体を大切にいたわろうとすれば、心の豊かさは維持されて前向きに暮らしていきやすくなるように思います。健全な食べ物を自分の体に与えてあげることが私の体へのいたわり方で、そのような食材を自分の手で育ててゆきたいです。
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