栽培暦 7月9日~7月15日(秋作栽培の方針について)
この週に行った仕事です。
収穫・出荷 片づけ 育苗 除草(トマト、ネギ、ゴボウ、ラッカセイなど) 播種(大豆、小豆、人参、ゴボウ、トウモロコシ) 支柱の強化(露地トマトなど) キュウリの支柱を建てる
秋作の苗作りも間もなく始まります。
これより最も害虫による被害が激しくなる時期を迎えます。小林農場の場合は、特に、ネキリムシが甚大な被害を作物に及ぼします。畑に苗を植えると、それからわずか数日間で、苗を切り倒してしまいます。
ネキリムシの被害を受ける作物は、白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス類などです。
他にも、大根やカブもキスジノミハムシに食われて、まともに発芽しなくなったりします。
これらの問題点を頭に入れて、これからの秋作の方針を考えてみました。
・虫害を受けやすい作物は、虫害が少ない畑で栽培する。
畑によって、虫害が多い畑と少ない畑があります。私が「下畑」と呼んでいる畑は比較的に虫害が少ないので、今年の秋はこの「下畑」を存分に活用しようと思います。
・作付け前に頻繁に畑を耕しておく。
ネキリムシは、草のあるところに卵を産んで繁殖します。よく耕してしばらくの間は畑に草を生やさずにおけば、繁殖できないらしいです。
・何回にも分けて播まき
時期をずらしながら何回にも分けて種をまけば、虫害のリスクを分散できます。
白菜・・・480個ほどを作付け予定。8月上旬から8月下旬にかけて、4回に分けて種まき。
キャベツ・・・秋に収穫するキャベツは240個ほど、冬に収穫するキャベツは480個ほどを作付けする予定。7月の下旬から8月の中旬まで、4回に分けて種まき。
来年の春に収穫するキャベツは120個ほどを作付けする予定。10月上旬から2回に分けて種まき。
ブロッコリー、カリフラワー・・・それぞれ240個ほどを作付けする予定。7月下旬から8月中旬まで、4回に分けて種まき。
レタス、サニーレタス・・・それぞれ240個ほどを作付けする予定。8月上旬から8月下旬まで、4回に分けて種まき。
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