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2017年6月29日 (木)

もし交付金をいただいたなら    平成29年4月27日

もし交付金をいただいたなら    平成29年4月27日

春風駘蕩の頃、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  「環境保全型農業直接支払交付金」という交付金制度があり、小林農場のように無農薬栽培などの自然環境に優しい栽培方法を実施している農家がこの制度に申請すれば、国から交付金をいただくことができます。知り合いの農家の方の助けをお借りしながら私も初めてこの交付金を申請しましたら、10万円という大金をいただくことができました。

  このお金で野菜をたくさん詰め込める業務用の冷蔵庫を購入しようと思っています。今まで小林農場では他のご家庭で不要になった冷蔵庫を譲っていただいて使用していましたが、一般家庭向けの冷蔵庫なので、商品の野菜を大量に冷蔵保存するには不便でした。

現在お届けしている人参は、1か月前に畑より掘り出して冷蔵庫で貯蔵しているものですが、今のように暖かい季節になると人参を畑に残したままにしていると傷んでしまうので冷蔵保存しています。また、夏になると毎日、ナスやキュウリなどの野菜が実をならして収穫されますが、出荷日まで冷蔵しながら保存するために、冷蔵庫が必要となります。

このように農家は収穫した農産物を良い状態で貯蔵するために、冷蔵庫をよく使用します。10万円ほどの農家向けの冷蔵庫を購入すれば、より良い状態で作物を保存できます。

  日本では農家の人口が減少していて、日本農業の将来が危ぶまれています。政府は農家の人口を回復させようと、交付金制度を新たに設けて農家を支援しようとしています。農家出身ではない人が新規に農業を始められるようにするために、新規就農希望者には特に手厚い交付金制度が設けられています。近年では新規に農業を始める人の数は増えています。

  働かなくてもお金がもらえるようになると、働くことが馬鹿らしくなってきます。交付金を手元に保持していると仕事を怠けてしまいそうになりますので、今回私がいただいた交付金で速やかに冷蔵庫を購入して、できるだけ速く、手元から手放したいと思います。

  働かなくてもお金をもらえてしまう交付金制度は、勤勉な日本人の国民性には馴染みません。ただ、農場が経済的に自立できるまでは経済的な支援を受ける必要があります。私も就農直後は父と母に経済的に援助してもらいました。おかげで今は経済的に自立できるようになってきました。自立している姿を見てもらうことが、父と母への恩返しとなります。

農業で生計を成り立たせてゆけることを自ら証明してみせれば、後に続いて農業を営む人達が増えてゆくでしょう。生計を成り立たせることで、自分自身の生活が楽になるだけではなく、農業人口を増やしてゆくことに貢献できます。今後ももし交付金をいただける機会に恵まれましたら、機械などを購入して仕事を効率化して良質な野菜をよりたくさん生産して、農場が経済的に自立してゆける基盤をさらに強化してゆきたいと思います。

良質な農産物を作ってゆくために仕事のどの部分にお金を費やせばよいのかしっかりと把握できていれば、利用できる交付金を大いに利用すると良いでしょう。これらの交付金は、農業の活性化のために国民の税金から捻出されているお金ですので、日本の農業に貢献できるよう、仕事に効果のある大事な使い方を心掛けたいです。

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