小満・紅花栄う の光景
向暑の候です。
先日、日がすっかり沈んで外が暗くなった夜の8時頃、農場の番犬を連れてすぐ近くの田園地帯を散歩していると、水が張られた田んぼの上を、小さくてほのかな光が飛び交っている光景に出会いました。
ホタルです。50匹くらいはいたと思います。こんなにきれいなホタルの乱舞を見れたのは、生まれて初めてかも。ヘッドライトの灯りを消して、しばらく犬といっしょにその場でホタルの舞いをながめていました。
「成虫になったげんじぼたるの命はわずか1週間程。この間に雄と雌はお互いに光を発しながら、相手を探し、次の世代を残します。そう、この光はいわば愛の言葉なのです。雄は光をちかちかと浮かばせて飛び回り、地上で光を発している雌を探します。そして雌の光を見つけると、すーっと降りていきます。まるで火が垂れるかのようにすーっと・・・。この情景が「火垂る」の語源とも言われています。こうして寄り添ったふたつの光は、より一層明るく輝きます。」にほんのいきもの暦・公益財団法人日本生態系協会 より
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農場の入り口付近で生育している樹が、きれいな白い花をたくさん咲かせて垂れ下がり、散った花びらが地面を白く染めてゆきました。おそらく、エゴノキ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ホウレンソウの葉の中ににほんあまがえるが隠れています。写真がピンボケしているから分かりにくいかもしれませんが。
畑でカエルに出会うことが多くなってきました。結球しているレタスの葉の中などに隠れて、外敵から身を守っていたりしています。
指先が吸盤になっているから、葉の上へ上手に昇ることができるようです.
この季節の歌「夏は来ぬ」
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ
橘(タチバナ)の 薫る軒端(のきば)の
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ
楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(クイナ)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ
五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(クイナ)鳴き 卯の花咲きて
早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ
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