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2017年6月

2017年6月29日 (木)

もし交付金をいただいたなら    平成29年4月27日

もし交付金をいただいたなら    平成29年4月27日

春風駘蕩の頃、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  「環境保全型農業直接支払交付金」という交付金制度があり、小林農場のように無農薬栽培などの自然環境に優しい栽培方法を実施している農家がこの制度に申請すれば、国から交付金をいただくことができます。知り合いの農家の方の助けをお借りしながら私も初めてこの交付金を申請しましたら、10万円という大金をいただくことができました。

  このお金で野菜をたくさん詰め込める業務用の冷蔵庫を購入しようと思っています。今まで小林農場では他のご家庭で不要になった冷蔵庫を譲っていただいて使用していましたが、一般家庭向けの冷蔵庫なので、商品の野菜を大量に冷蔵保存するには不便でした。

現在お届けしている人参は、1か月前に畑より掘り出して冷蔵庫で貯蔵しているものですが、今のように暖かい季節になると人参を畑に残したままにしていると傷んでしまうので冷蔵保存しています。また、夏になると毎日、ナスやキュウリなどの野菜が実をならして収穫されますが、出荷日まで冷蔵しながら保存するために、冷蔵庫が必要となります。

このように農家は収穫した農産物を良い状態で貯蔵するために、冷蔵庫をよく使用します。10万円ほどの農家向けの冷蔵庫を購入すれば、より良い状態で作物を保存できます。

  日本では農家の人口が減少していて、日本農業の将来が危ぶまれています。政府は農家の人口を回復させようと、交付金制度を新たに設けて農家を支援しようとしています。農家出身ではない人が新規に農業を始められるようにするために、新規就農希望者には特に手厚い交付金制度が設けられています。近年では新規に農業を始める人の数は増えています。

  働かなくてもお金がもらえるようになると、働くことが馬鹿らしくなってきます。交付金を手元に保持していると仕事を怠けてしまいそうになりますので、今回私がいただいた交付金で速やかに冷蔵庫を購入して、できるだけ速く、手元から手放したいと思います。

  働かなくてもお金をもらえてしまう交付金制度は、勤勉な日本人の国民性には馴染みません。ただ、農場が経済的に自立できるまでは経済的な支援を受ける必要があります。私も就農直後は父と母に経済的に援助してもらいました。おかげで今は経済的に自立できるようになってきました。自立している姿を見てもらうことが、父と母への恩返しとなります。

農業で生計を成り立たせてゆけることを自ら証明してみせれば、後に続いて農業を営む人達が増えてゆくでしょう。生計を成り立たせることで、自分自身の生活が楽になるだけではなく、農業人口を増やしてゆくことに貢献できます。今後ももし交付金をいただける機会に恵まれましたら、機械などを購入して仕事を効率化して良質な野菜をよりたくさん生産して、農場が経済的に自立してゆける基盤をさらに強化してゆきたいと思います。

良質な農産物を作ってゆくために仕事のどの部分にお金を費やせばよいのかしっかりと把握できていれば、利用できる交付金を大いに利用すると良いでしょう。これらの交付金は、農業の活性化のために国民の税金から捻出されているお金ですので、日本の農業に貢献できるよう、仕事に効果のある大事な使い方を心掛けたいです。

2017年6月28日 (水)

農場の風景 夏至・乃東枯る の巻

麦が熟して収穫する今の時期を「麦秋」と呼びます。

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ランランララ ランランラン・・・青き葉をまとっていた小麦が黄金の野と化して熟した様子。

先週の日曜日までは、歯でかんでみると簡単につぶれてしまうくらいに小麦が未熟でした。

その後の1週間のうちに小麦の熟度が進んだようで、黄金色だった穂が白っぽく変色して、歯でかんでみるとグミくらいの固さになっていましたので、雨が降り出す前の先週の日曜日に全部、小麦を収穫しました。

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Dscf6429サヤインゲン畑の様子。サヤインゲンの株元には雑草を抑えるためにモミガラを散布していますが、しっかりと雑草が生えてくるのを抑えてくれています。

作物の株元の通気性を良くすることが大切なので、株元を草だらけにしないように、モミガラを有効に利用しています。

Dscf6432モミガラとナス。

Dscf6434モミガラとピーマン。

Dscf6431モミガラとカボチャ。

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Dscf6396人参の花。たいてい、人参が花を咲かせる前に全部収穫して食べてしまいます。今年は初めて人参の花を見られました。こんなふうに花を咲かせるんですね。この後、どんなふうに種ができるのでしょうか。

Dscf6419収穫しきれずに畑に残っていたシュンギクも、花を咲かせています。

2017年6月27日 (火)

平成29年6月26日、27日の野菜セット(食べ頃の作物を長く出荷してゆくコツについて)

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、大根、紫首カブ、人参、キュウリ、キャベツ、白菜、ブロッコリー、サヤインゲン、ズッキーニまたはモロヘイヤ、青シソ、ニンニク

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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キャベツや白菜やレタスなどは、結球して収穫時期を迎えたらすぐに畑から収穫しないと、そのまま傷んでしまいます。収穫の忙しい作物です。

これらの作物が一時に大量に収穫時期を迎えてしまうと、それらを販売する販売先を見つけなくてはいけません。しかし、なかなか見つけるのはたいへんです。

今年の春作の小林農場の畑では、キャベツや白菜がうまい具合に収穫時期がバラバラに分散され、収穫時期を迎えたものから順番に収穫して、長い間、ちょうど食べ頃のキャベツや白菜を野菜セットに入れられたと思います。

一時に大量の作物が収穫時期を迎えないように、工夫はしました。

  ・種まきは何回にも分けて、少しずつ行う。種まきの時期をずらすことにより、収穫時期もずらせる。

   キャベツはだいたい、1週間ずつずらしながら4回くらいに分けて種まきしました。1回につき70個くらいの作物を育てられるように種を播きました。これくらいの量が、小林農場の販売能力に見合った数だと思います。

  ・複数の品種を栽培する。

  早く収穫時期を迎える「極早生品種」や、ゆっくり収穫時期を迎える「晩生品種」など、複数の品種を栽培すると、収穫時期がずれます。

  ・畑は少しやせていたほうがよい?

  肥えた畑で栽培すると、どの作物も勢いよく生育して、同時に収穫時期を迎える傾向があるように思います。少し畑がやせていたほうが、作物の生育がゆっくりとして、収穫時期がばらつく傾向があるように思います。

  本当は今回のキャベツや白菜は、肥料を散布して準備していた、最も肥えている畑で栽培する予定でしたが、急きょ、栽培地を変えることになって、肥料を散布していない畑で栽培することになりました。

  キャベツはイライラするくらいのんびりと生育していましたが、収穫時期がうまくばらついてくれて、長く野菜セットに食べ頃のキャベツを入れることができました。収穫されたキャベツはみんな小さいのですが、あまり大きすぎるキャベツを野菜セットに入れると「食べきれない」とみなさんから敬遠されることもあるので、野菜セットの出荷にはちょうど良かったです。

Dscf6347キャベツや白菜やブロッコリーの畑の様子。

 

2017年6月26日 (月)

栽培暦 6月下旬

6月18日(日)~6月24日(土)に行った仕事です。

収穫・出荷  片づけ  育苗  草刈り  小麦の収穫、脱穀、乾燥  ニンニク収穫、乾燥  トラクター耕  播種(ゴボウ、トウモロコシなど)  定植(サツマイモ、ヤーコンなど)  果菜類の整枝  カボチャの除草、マルチ敷き  除草、土寄せ(サトイモ、サツマイモなど)  

今週の仕事の予定

  25日(日)  小麦の収穫、脱穀、乾燥  露地トマトの雨除け

  26日(月)  野菜セットの出荷・配送  種の購入(人参、大豆、小豆など)

  27日(火)、28日(水)、29日(木)

    雨ならば倉庫の片付け、事務仕事  播種(人参、ゴボウ、トウモロコシなど)  定植(ニラ、アスパラガスなど) 果菜類の整枝  草刈り、竹伐り  サヤエンドウの種採り  除草(サトイモ、オクラ、モロヘイヤなどの葉物野菜)  カボチャ、トウガン、スイカにマルチ  露地トマトの支柱を強化  ゴーヤ用の支柱を建てる  堆肥を散布  肥料作り  トラクター耕(大豆などの栽培の準備)

  30日(金)  野菜セットの出荷・配送

  1日(土)  ナス、ピーマンに支柱を強化  大麦を唐箕にかける

今週は梅雨らしくなって、雨が多くなる予報です。

雨で畑が湿ってしまう前に終わらせたい仕事が山積み。全てを終わらすことができないので、何を優先したらよいのか考えながら仕事に臨む日々です。

一昨日、小麦の状態を確認してみたら収穫しやすい感じになっていたので、昨日(日曜日)、急きょ、予定を変更して、全ての小麦を畑より刈り取ることにしました。去年、近所の農家よりいただいたコンバインが今年は大活躍してくれて、あっという間に刈り取りと脱穀を終わらせられました。

大仕事が一つ片付くと、束の間だけホッとできます。 

2017年6月24日 (土)

平成29年6月23日の野菜セット(6月の状況について)

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、大根、紫首カブ、キュウリ、ズッキーニ、キャベツ、白菜、ブロッコリー、シュンギク、ニンニク、青シソ、ミニ人参

Dscf6422まだ収量は少ないですが、ようやくズッキーニやキュウリなどの夏野菜が収穫され始めました。去年と比べて10日間くらい遅れて初出荷となりました。

去年の今頃はナス、ピーマン、サヤインゲンなどの夏野菜も野菜セットに入れていましたが、今年は夏野菜が出遅れています。おそらく、来週より、ピーマンとサヤインゲンとモロヘイヤが続々と初出荷されてゆくことになると思います。

6月の上旬より春野菜が姿を消してゆくので、本当は6月の早い時期から夏野菜を出荷できていないと、この時期に出荷できる野菜の種類が減ってしまって苦労することになります。小林農場は夏野菜の種まきを遅い時期に行う癖がありますが、もう少し早い時期に行ってもっと早くから収穫できるように心掛けたいです。

人参は2月に種を播いてビニール資材を使って保温して育てれば、6月の早い時期より収穫できます。小林農場では、今年は人参の間引き作業が遅れたため、人参の収穫も遅れています。7月に入る前には、ちゃんと肥大した人参をお届けできるかと思います。

ジャガイモを今回の野菜セットに入れようと思って掘り出してみましたが、まだ収穫するには若すぎて外皮が薄すぎて、掘り出す最中に外皮を傷めてしまい、良い状態で掘りだせませんでした。まだジャガイモ畑のジャガイモの葉が青々としていますが、これが枯れる6月末頃にはイモは熟して外皮が固くなり、無事に掘り出せるようになると思います。

去年の今頃は、「インカのめざめ」という、早い時期に収穫時期を迎える極早生種のジャガイモを出荷できていました。今年も「インカのめざめ」を栽培しましたが、あまりに固くて条件の悪い畑で栽培したので、ほとんど収穫できませんでした。

以上の理由で今年の6月は春野菜から夏野菜へとうまくバトンタッチできていませんが、カブ、キャベツ、白菜、ブロッコリー、シュンギクなどの春野菜が6月の遅い時期までよくがんばって、夏野菜の穴を埋めてくれています。梅雨入りした後もそんなに雨が降らずに畑がジメジメと湿っていないので、それが春野菜の寿命を長くしているのかもしれません。

2017年6月22日 (木)

減出費栽培    平成29年4月13日

減出費栽培    平成29年4月13日

惜春の候、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  現代の農業では農業機械やビニール資材などが活用されて、昔と比べてずいぶんと作物栽培がやりやすくなりました。それにも関わらず日本では農家が農業をやめてしまうことが増えて、農家の人口は激減してしまい、日本農業の将来が危ぶまれている状況です。

農産物はそんなに高い値段で売れるような商品ではないので、生産性が向上しても農業で収入を増やしてゆくことは大変です。機械や資材は入手するには高いお金を支払うことになりますが、出費が増える割には収入が増えず、農家は生活を苦しくしてしまいます。

昔の農家は冬になれば農村の周りから薪を拾い集めて暖をとったり風呂を沸かしたりしていました。自分の生活に必要なものをその地域の中で自給してゆく知恵があり、生活してゆくためにそんなにお金が必要なかったので農業を続けてこられたのだと思います。農家が農業を続けてゆく秘訣は、やはり、昔から受け継がれてきた自給自足の知恵を学んで、出費を削ってゆくことだと思います。伝統農業には自給自足の知恵が詰まっています。

現在は多くの農家が農薬を使用していますが、小林農場が費やしている農薬代は0円。無農薬栽培を行うことで、他の多くの農家と比べてかなり出費を削減しています。

大きなビニールハウスを建ててその中で暖房をかければ、夏野菜のナスやトマトも冬に栽培できて、希少価値がついて普段よりも高い値段で売れます。でも、高い暖房費やハウスの維持費を支払うことになります。小さなビニールハウスしかない小林農場では、露地で育てたその季節の旬の野菜を主に皆さんにお届けしているので、野菜は常に味が良いです。

昔の農家は、次の年に播く種を確保するために、自分が育てている作物から採種するのが普通でした。今の農家は採種する手間を省いて、種をお店で購入する場合がほとんどです。小林農場も一年間で数十万円を種代に費やしています。

去年は種の採種のやり方を勉強しながら、自分で採種するのが簡単そうな作物を選んで採種してみました。これらの種からうまく作物が育ってくれればずいぶんと種代を削減できますし、小林農場が育成した品種を皆さんに出荷してゆくのは、なんとも楽しい話です。

種の採種に取り組んでいる農家の皆さんが、代を重ねるにつれて、次第にその作物が自分の畑の土に馴染んでゆき、肥料を与えなくても立派に作物が育つようになったとおしゃっていました。それが本当なら、肥料代も削減できるでしょう。ひとつ出費を削減できたらそれに呼応して他でも出費を削減してゆけるような好循環を生み出せるようです。

自然界が人間に与えてくれる以上のものを人工的に生産しようとすれば、どうしても出費がかかる栽培方法になります。自然界が人間に与えてくれる恵みのみで質素に生活しようとすれば、出費がかからない栽培方法になります。

農業という産業は、収入を増やすことは苦手でも出費を削ってゆくことを得意とし、お金儲けをしようとすると失敗し、お金のかからない質素な生活を楽しもうとすれば長続きする。そんな農業の性格が、私は好きです。

2017年6月20日 (火)

平成29年6月19日、20日の野菜セット(ニンニクと玉ねぎの貯蔵性について)

今回の野菜セットの内容です。

 

玉ねぎ、赤玉ねぎ、大根、カブ、紫首カブ、ミニ人参、キャベツ、白菜、ブロッコリー、シュンギク、サヤエンドウ、青シソ、ニンニク

 

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」

 

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

 

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

 

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Dscf6353ニンニクが野菜セットに登場。複数の品種を栽培してみましたが、写真はその中でも大きい品種「福地ホワイト六片」。

 

収穫が早すぎるとあまり長く貯蔵ができないようです。去年は早く収穫しすぎて、その後けっこう早くから傷み始め、あまり長く貯蔵できませんでした。その反省をふまえて今回は適期に収穫するように気をつけました。

 

収穫が早すぎたニンニクは、形が全体的に丸くなりますが、適期に収穫したニンニクは、根がついている下側がほぼ平行になるようです。去年は丸いニンニクが多かったですが、今回は下が平行なニンニクが多かったと思います。

 

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ニンニクと同じように長期間貯蔵できる玉ねぎですが、気になるのが、今年収穫された玉ねぎの形です。通常よりも縦長です。

 

Dscf6416玉ねぎの断面。玉のてっぺんの部分に注目。「首」と呼ばれていますが、首が少しスカスカとした感じで、指で押すと手応えがいまいちで、首がなんとなく締まりが足りません。

 

玉ねぎは首の部分から傷んでゆきますが、貯蔵性の良い玉ねぎは首がよく締まっています。今年の玉ねぎは、ちゃんと長く貯蔵できるのか、要注意です。

 

5月上旬から収穫できる極早生の品種の玉ねぎは無事に肥大して収穫されていきましたが、他の晩生の品種が間もなく十分に肥大して収穫時期を迎えようとしていた5月下旬より、玉ねぎ畑に病気が発生して葉が立ち枯れして、玉ねぎの生育が止まりました。

 

極早生品種の首はよく締まっているのですが、病気が発生した晩生品種の首はいまいち締まっていません。収穫時期を正常に迎えきれなかった玉ねぎは、首が緩くなる傾向があるのかもしれません。

 

どの玉ねぎもあいかわらずおいしく、味に問題はありません。貯蔵性がどうか、注目です。

栽培暦 6月中旬

6月11日~6月17日に行った仕事です。

収穫・出荷  片づけ  育苗  ネギの定植  果菜類の除草、モミガラでマルチ  ハウス内の片付け」(温床を崩す)  玉ねぎの収穫・乾燥  大麦を刈り取り、脱穀、乾燥  播種(キュウリ、オクラ、シカクマメなど)  果菜類の整枝

今週、1週間の予定です。

  18日(日)  小麦を収穫、脱穀、乾燥  サツマイモの捕植  ヤーコンの定植

  19日(月)  野菜セットの出荷、配送

  20日(火)  ニンニクの収穫、乾燥  ジャガイモの収穫、乾燥  種まき(ゴボウ、トウモロコシなど)  カボチャの除草、マルチ  露地トマトに雨除け  ナス、ピーマン、トマトの整枝

  21日(水)  竹を切る  トラクター耕  雨除けハウスのトマトの整枝、誘引  玉ねぎを束ねて吊るす  物置小屋の片づけ

  22日(木)  草刈り  ニラ、アスパラガスを定植  肥料を作る

  23日(金)  野菜セット出荷、配送

  24日(土)  いろいろと片づけ 

 

2017年6月17日 (土)

平成29年6月16日の野菜セット(サラダについて)

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、大根、紫首カブ、コールラビ、キャベツ、白菜、サニーレタス、ブロッコリー、カリフラワー、サヤエンドウ、ソラマメ、青シソ、ミニ人参

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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今回の野菜セットに入れた大根は、「みずみずしくシャキシャキとした歯触りで、甘味のあるサラダに最適なダイコン」と宣伝されていた品種を栽培して出荷しました。前回まで出荷していた大根の品種は少し苦味が強かったように思いましたが、今回の品種はそれよりも食べやすいように感じました。

今回お届けした紫首カブも、肉質がち密で比較的にモチモチとした食感で、紫色をした外皮もきれいで、サラダや酢漬けにしてもおいしく食べられます。今回は収穫適期を迎えてから時間が経ってから収穫したので、外皮の部分が少し筋っぽくなってしまっているかもしれませんがので、温野菜にして食べてもよいと思います。

大根やカブなどは、「サラダでおいしく食べられる」と宣伝されている品種を選んで育てると良いように思います。そのような品種の野菜をお届けすると、「おいしい」と皆さんからお褒めの言葉をいただけることが多いです。

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人参畑から間引いた小さな人参も出荷してみました。

私は間引き人参をスナックを食べる感覚でポリポリと生食しています。そのままゆでて温野菜にしてもおいしいです。あまり味をつけないほうがおいしく食べられます。

2017年6月15日 (木)

野菜の晩年  平成29年4月6日

野菜の晩年  平成29年4月6日

うららかな春日和になりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  5月に入る頃より、収穫時期を迎えたばかりの初々しい野菜を皆さんにたくさんお届けできるでしょう。それまでの間は、去年の秋や冬に収穫時期を迎えてから日が経っている葉物野菜や根菜類を、もうしばらく、野菜セットに入れてゆきたいと思います。

  今の時期になると、「葉物野菜の葉が黄色く変色してしまうのが早い」というご報告を皆さんよりいただくことがあります。野菜セットの配送日の当日か前日に葉物野菜を収穫しているので鮮度は悪くないのですが、この時期に出荷される葉物野菜はあまり長く良い状態で保存されにくいようです。できるだけ早く料理して食べていただくか、下茹でして冷凍保存することをおすすめします。

  去年の夏に収穫されて半年以上も長期間貯蔵されてきたジャガイモ。人と同じように、ジャガイモも年をとると、肌に潤いがなくなり、シワが目立ち始めます。中身が傷んでしまっていることが増えてきましたので、出荷する前に、イモを一つ一つ手に取って、以前よりも注意深く検品しています。

  現在お届けしている人参もゴボウも里芋も、良い状態で貯蔵するのが難しくなってきています。暖かくなると人参は収穫してから常温に数日間置いておくと根から新芽が出てきて食用部の根が萎んでしまうので、冷蔵庫に入れて冷蔵保存したほうが無難です。

  植物にとって、暖かな春は種を作るのに良い時期です。冬を越してきた野菜たちも、花を咲かして種を作る準備に入っています。残り少ない生涯のうちに子孫を遺そうと活動して、もう私達のためにおとなしく食用のままの状態には留まってはくれません。

  晩年を迎えた野菜を相手にするこの時期の出荷には神経を使います。野菜を受け取ってくださる皆さんにも、野菜の保存方法を工夫していただくようにお願いしています。

  スーパーの野菜売り場では、ちょうど食べ頃の若々しさにあふれた野菜が並び、鮮やかな感じが演出されています。シワシワのジャガイモが店頭に置かれることはありません。

  年をとっても若々しさを保てる人はとても幸せだと思いますが、若いことが最も幸せな状態と考えるのであれば、年をとればとるほど人は不幸になってゆくということになります。誰でもいずれは必ず老いて病気にもかかりやすくなります。老いや病を恐れたりせずに受け入れられる心境に達することが、人としての究極の幸せなのではないでしょうか。

  私も年をとって、いずれは病気にかかり、体が思うように動かせなくなる日がくるでしょう。健康でなくなって初めて気づけることは多いと思います。そんな時に、生きている意味をより深く気付き、この世に生まれてきたことに深く感謝できる自分でありたいです。

  野菜も生き物で、初々しい時期だけでなく晩年期もあることを理解して、私達のほうが野菜の状態に合わせてあげて上手に利用できれば、私達の食生活も深く豊かになります。

  水分が抜けてシワが目立ってきたジャガイモは、逆に体内の糖分の濃度が増して甘くなります。晩年を迎えた野菜に味わいがあることを、お伝えしてゆきたいと思います。

2017年6月14日 (水)

農場の風景・芒種、腐草蛍と為る の巻

夏至も近づき、一年で最も日の長くなる時期です。

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夕方は7時になっても明るく、畑仕事を続けられます。

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早朝は4時から明るく、畑仕事を始められます。

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近所の梅の木には、梅の実がたわわに実っていました。

今の時期に、梅干し用に実が収穫されたりします。だからこの時期に降る雨を「梅雨」と書くのだそうです。

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庭に植えたアマリリスがきれいに咲きました。

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開花した花もきれいだと思いますが、花を咲かす前の、拳を握りしめて中に何かを隠し持っているようなつぼみの様子も、趣があって好きです。花が咲いてしまったら、後は枯れてゆくだけですし。

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これから花を咲かせるアジサイの様子。粒の一つ一つが花。その花はとても地味で目立ちませんが、その上についている青色や赤色の萼(がく)がきれいで、人や虫の目を惹きつけてゆきます。

この季節の歌 「てるてるぼうず」  

作詞・浅原鏡村  作曲・中山晋平

(1番)

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ

いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ

(2番)

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ

わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょ

(3番)

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ

それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

2017年6月13日 (火)

平成29年6月12日、13日の野菜セット(大根とシュンギクについて)

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、大根、カブ、紫首カブ、コールラビ、キャベツ、白菜、サニーレタス、ブロッコリー、カリフラワー、シュンギク、キヌサヤエンドウ、ソラマメ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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「大根は根だけでなく、葉もいっしょに届けてほしい」というご要望をよくいただきます。

意外に人気のある「大根の葉」は、害虫の被害にあいやすく、あまりにボロボロに穴だらけにされてしまったら切り捨てていますが、そんなに被害が酷くなければ、根と葉を丸ごとお届けするようにしています。

今回出荷している大根は、葉もそんなに虫に食われていなくてきれいなので、丸ごとお届けしています。ちょうど他に出荷できる葉物野菜が少ない時期なので、大根の葉に少しの間、活躍してもらおうと思います。

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大根畑の様子。写真の左に地面に葉を広げているのが大根の葉。写真の右の背が高い葉はシュンギク。

シュンギクには独特の香りがあり、虫は寄ってきません。大根のすぐ隣にシュンギクを育てておくと、大根も虫害を受けにくくなると言われています。今回、大根の葉がそんなに虫害を受けていないのも、シュンギクのおかげかも知れません。

もちろん、このシュンギクも収穫して出荷しています。シュンギクは害虫の被害にあいにくい、無農薬栽培で簡単に育てられる野菜です。

2017年6月11日 (日)

栽培暦 6月上旬~6月中旬(ネキリムシについて)

先週行った仕事の内容です。

収穫・出荷  片づけ  育苗  定植(サツマイモ、ラッカセイ、ショウガ、モロヘイヤ、ゴーヤ、ヤマイモなど)  播種(オクラ、ゴボウなど)  玉ねぎ、ニンニクを収穫、乾燥  人参の間引き、除草  果菜類(トマト、キュウリなど)の支柱建て、固定、整枝  ネギの定植  田植えに参加  草刈り

今週の仕事の予定

  11日(日)  ネギの定植  玉ねぎの収穫、乾燥

  12日(月)  野菜セット出荷・配送

  13日(火)  ハウス内の片付け  ナス、ピーマン、トマトなどの除草、施肥  露地トマトに雨除け  播種(キュウリ、ゴボウ、トウモロコシ)

  14日(水)  麦の収穫、脱穀、乾燥  竹を切る  トマトの支柱、固定、芽かき

  15日(木)  いろいろと片づけ

  16日(金)  野菜セットの出荷、配送

  17日(土)  麦の収穫、脱穀、乾燥  畑に堆肥散布  肥料作る

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畑で育てていたネギの苗が、ネキリムシという害虫によって、ずいぶん切り倒されてしまいました。

私も苗のまわりの土をほじくり返してたくさんのネキリムシを捕まえましたが、間に合わず。日に日に目に見えて苗の数が減ってゆくので、他にやりたい畑仕事もあったのですが、ネギの苗を他の畑に移しかえる作業を優先させることにしました。

キャベツなどのアブラナ科の作物を食べる害虫ですが、最近はレタスなどのキク科の作物も食べられるようになりました。そして今年はネギの苗にまで手を伸ばしてきました。この害虫、年々、凶暴化しているような気がします。

小林農場で最も大きな被害をもたらす害虫が、ネキリムシです。去年の秋は、畑に植えた白菜やレタスの苗が、ネキリムシによって全滅しました。苗を植えた後、毎朝畑を見回ってネキリムシをたくさん捕まえたのにもかかわらず、大発生して捕まえきれず、苗を守りきることができませんでした。

今年の秋もおそらく、ネキリムシと対決することになります。ネキリムシについて、私が参考にしたページはこちらこちら

私なりにネキリムシ対策をまとめてみると・・・

  ・苗を植えた後は数週間ほど、毎日畑を見回って、ネキリムシを早めに捕まえる。

  ・苗を植える数週間前は、その畑をよく耕して雑草や枯れ草を残さず、徹底的にきれいにしておく。

  ・畑によってはネキリムシがあまり発生しない場合がある。小林農場の場合、私が「下畑」と呼んでいる畑では秋のネキリムシの発生が少ないので、秋はできるだけ「下畑」にネキリムシの被害にあいやすい作物を育てるようにする。

  ・その日の自然環境によって害虫が発生したりしなかったりするので、日をずらしながら苗を何回にも分けて畑に植えて、リスクを分散させる。

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ネギの苗を移しかえている最中に、ついでに捕まえたネキリムシ。

敵の習性を知るために、しばらく大事に飼って観察してみようと思います。

2017年6月10日 (土)

平成29年6月9日、10日の野菜セット(ソラマメの収穫方法について)

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、大根、カブ、コールラビ、キャベツ、ブロッコリー、サニーレタス、カリフラワーまたはチンゲンサイ、小松菜、シュンギク、キヌサヤエンドウまたはスナップエンドウ、ソラマメ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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間もなく収穫時期を終えようとしているソラマメ。去年まではうまく栽培できずにちゃんと出荷していませんでしたが、今年は初めて、しっかりとソラマメをたくさん出荷できました。ソラマメを野菜セットに入れ続けることができたのは、今年の春作の収穫です。

まだ私にとって慣れていない作物で、本などを読んで栽培方法を勉強しました。

P6081184ソラマメは、収穫時期を迎える前まで、サヤを空に向かってピンと立てます。だから、「空豆」と呼ばれます。

やがてサヤの中の豆が充実すると重くなり、サヤはだんだん垂れ下がってゆきます。その頃には豆の甘味も固さも食べるのにちょうど良くなるので、収穫できます。

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収穫時期の目安

  ・サヤが垂れ下がって来る頃

 ・サヤの緑色が光沢を放ち、背筋が黒褐色になった頃

 

収穫時期を迎えてからあまり時間が経ちすぎてしまうと、豆がおいしくなくなったり傷んでしまったりします。私は、収穫が遅れてしまわないように、サヤが垂れて水平になった頃から、まだサヤが青々としているうちから、すぐに収穫してみました。

食べ頃を迎えて充実した豆には通称「おはぐろ」と呼ばれる黒い筋が見られるのですが、小林農場が出荷しているソラマメの多くには「おはぐろ」がありません。おそらく、小林農場の収穫するタイミングは少し早すぎるのかもしれませんが、味は問題なく、おいしく食べられました。今回は収穫が遅れてしまわないように、早め早めに収穫してみました。

もう少し待って収穫した「おはぐろ」のついている豆は、煮るとモチモチとした食感になるようです。今回野菜セットに入れてお届けしたソラマメは、豆がしっかりと充実しているものが多かったと思います。

同じ時期に収穫されるサヤエンドウは、収穫時期を迎えたらすぐに収穫しないと品質が落ちてしまうので、収穫に忙しい作物です。それと比べるとソラマメは収穫時期の期間が長くて、のんびりと自分な好きな時に好きな量だけ収穫できるような感じがしました。

サヤエンドウの収穫はほぼ終了しましたが、ソラマメはもう少しだけ出荷できるかと思います。

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2017年6月 8日 (木)

文を削るがごとく  平成29年4月2日

文を削るがごとく  平成29年4月2日

春便りの嬉しい季節となりました。みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  皆さんのお宅に野菜セットをお届けする時、野菜といっしょにこの農場通信もお届けして、農場の様子をお伝えしてゆくことを重視してきました。通信の文章を下書きしてみると、自分の言いたいことがたくさんあるので、A4用紙1枚には収まりません。下書きから削ってもよさそうな文を削ってゆき、最後はA4用紙1枚に収まる文章に仕上げています。

  原石を削って光輝くダイヤモンドが産出されてゆくように、文章も文を削れば削るほど磨かれて、言葉が力強く響くようになります。自分の伝えたい事が少ない字数ですっきりとまとめられて、文章がA4用紙1枚に収まる頃には、ゴチャゴチャとしていた私の頭の中の考えもすっかり整理され、今の自分がいったい何を言いたいのか、再確認できます。

  最近は「断捨離」という言葉をよく耳にしますが、自分の住まいを散らかさずに常に整理整頓された居心地の良い空間を保つためのコツは、自分に必要のない物を積極的に捨てて、所持品をできるだけ少なくしてゆくことだと思います。所持品を少なくしてゆくことは同時に、本当に自分にとって必要で手元に残しておきたいものは何なのかを確認してゆく作業でもあります。農場通信の文章を書くことは、「断捨離」に似ているかもしれません。

  インターネットがあれば、いろんな情報を簡単に入手できて便利です。私も野菜栽培について分からないことがあれば、インターネットで調べています。あの情報もこの情報も全部目を通していると、いつの間にか2時間も3時間も時間が経過しています。調べものに夢中になり始めると、次から次に情報がほしくなって、ネットから抜け出せなくなります。

  どんな栽培方法で作物を育ててゆくのかは、実際に自分が育てている作物をじっくりと観察して、作物の気持ちを推測しながら決めてゆくのが基本です。インターネットで栽培方法の手引書を探すことばかりに夢中になると、作物とじっくりと向き合うことに時間を費やせなくなり、観察よりも手引書に依存した栽培方法になってしまいます。

  最近私は時間制限を設けながらインターネットを使用することにしました。限られた時間の中、本当に必要な情報だけを検索するように心掛けています。

  所持品も情報も友人も、できるだけたくさん持てば暮らしが豊かになると考える人も多いと思いますが、私の場合は違います。たくさん持ちすぎてしまうと、何が自分にとって必要なのか分からなくなってゆきます。文を削ることによって文章を洗練させてゆくように、「できるだけたくさん持つ」ことよりも「できるだけ持たない」ようにすることによって、豊かな暮らしをおくるのに本当に必要なことは何か、確認してゆきたいと思っています。

   小林農場の野菜セットの内容は私が畑の都合に合わせてきめていますが、それぞれのご家庭にはそれぞれ違う事情や好みもあるので、もし皆さんのほうからご要望があれば、私のできる範囲で個別対応もしています。農場の生計を維持するためにもっと小林農場の野菜を購入してくださる方々を増やしてゆきたいと思いますが、増やすことばかりに夢中になって、一人一人の方と丁寧な対応をしてゆく大切さを見失わぬようにしたいです。 

 

2017年6月 7日 (水)

芒種・蟷螂生ず の光景

(画面をクリックすると画面が拡大されてみやすくなります。)

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天気が不安定になることが多くなってきました。間もなく、入梅を迎えようとしています。

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公道をはさんで左側が、小林農場が管理している借地です。

公道に面している土手に生えていた草の背が高く伸びていたので、草刈りをしてきれいにしました。草の勢いはすさまじく、刈らずに放っておいたら、草は公道にまで飛び出して、車が通れなくなってしまうかもしれません。

農家は、自分が管理している田畑と公道の間に生えている草は、特にきれいに刈って管理しています。草刈りは暗黙のご近所付き合いです。自分が管理している土地を草だらけにしないように管理することにより、公道のまわりの美化に努めています。

私も今年は今まで以上に草刈りの回数を増やして、すっきりとした気持ちの良い空間を維持できるよう努めたいと思います。

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敷地内に生えているヘビイチゴ。食べてみたくなるような赤くてかわいらしい果実。

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数えきれない数のモンシロチョウが華麗に飛び交う、私の畑。

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外が明るい時間帯は畑仕事をしているので、飼い犬を散歩に連れてゆく時間が夜になってしまうことが多いです。そんな私と犬を散歩道の暗闇で、数十個のホタルの光が出迎えてくれます。

「こんなに簡単に何回もホタルに出会えるものなんだ」と思いながら、毎回、ライトを消してホタルの舞いを楽しんでいます。散歩道の田園地帯は、私にとっての「ホタルの名所」です。

特に、北総合運動場の脇の坂道を降りて行って一つ目の十字路に面した田んぼと公道の間の水路と土手で、たくさんのホタルを見られることが多いです(これは地元の人にしか分からない情報)。

ほう ほう ほたる こい
あっちのみずは にがいぞ
こっちのみずは あまいぞ
ほう ほう ほたる こい

2017年6月 6日 (火)

平成29年6月5日、6日の野菜セット(ブロッコリー、カリフラワーの管理について)

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、大根、カブ、紫首カブ、キャベツ、レタス、サニーレタス、ブロッコリー、カリフラワーまたは小松菜、シュンギク、スナップエンドウ、ソラマメ

梅雨の時期に入ろうとしています。春野菜は高温多湿の気候に弱く傷んでしまいやすくなりますが、まだ夏野菜が収穫時期を迎えるまで時間がかかりそうなので、もう少しの間、春野菜を出荷してゆくことになります。この時期の出荷作業は、今まで以上に注意深く検品する必要があります。

特にブロッコリーやカリフラワーなどのつぼみの部分を食べる野菜は、収穫後の劣化が早い「足の早い野菜」なので、その取扱いに注意が必要です。今までにも、お届けしたブロッコリーがすでに傷んでしまっていたというご報告を皆さんからいただくこともあり、ブロッコリーの出荷に関しては苦い経験を何回か味わってきました。

良い状態で皆さんにブロッコリーやカリフラワーをお届けするには・・・

・まず、収穫時期を迎えたらすぐに収穫して出荷すること。収穫時期が遅れたものは、収穫後の老化も早いです。

「今が食べ頃ですよ」と言わんばかりに、つぼみのツブツブとした緑色がキラキラと輝いているブロッコリーのみを選んで出荷すること。少しでも劣化してゆく気配のあるブロッコリーを無理して出荷しないこと。

・収穫後は野菜の体内に熱がこもっているので、すぐに冷蔵庫に入れて冷ましてやると良い状態を長引かせることができるようです。

・ビニール袋に詰めると、どうしてもビニールに触れているつぼみの部分が蒸れて傷みやすくなるみたいです。新聞紙で包んであげたほうがよいかも。

・遠方の方々に野菜セットをお届けする場合、宅急便で翌日の到着となり、収穫から到着までに少し時間がかかります。配送中にカリフラワーが傷んでしまう可能性があるので、遠方の方々へお届けする野菜セットには、カリフラワーを外して、代わりに他の野菜を入れました。

ブロッコリーやカリフラワーの他にもいろんな野菜が収穫できるので、無理してこれらの野菜をセットに加える必要はありません。秋にもブロッコリーやカリフラワーを栽培しますが、秋は涼しいので傷みにくく、全ての方々にこれらの野菜をお届けできるでしょう。

・ブロッコリーやカリフラワーをお届けした方々には、できるだけ早くこれらの野菜を食べていただくように、お伝えいたしました。

保存するなら、固くゆでて冷凍保存するとよいようです。また、今は野菜を長期間保存できるような高性能の野菜貯蔵袋が販売されているようなので、そのような袋を利用されても良いと思います。

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カリフラワー。左側のつぼみの白色のツブツブがキラキラと輝いているカリフラワーが収穫適期。右側は少し収穫が遅れたカリフラワー。

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今回出荷したブロッコリー。側枝の部分を主に食べる茎ブロッコリーです。茎もアスパラガスに似た食感でおいしく食べられます。

2017年6月 4日 (日)

栽培暦 5月下旬から6月上旬(農業機械について)

先週行った仕事の内容です。

収穫・出荷  片づけ  育苗  草刈り  間引き(大根、カブ、人参など)  ネットを張る(サヤインゲン、キュウリなど)  施肥、マルチ(カボチャ、ズッキーニなど)  支柱を建てる(ナス、ピーマン、トマトなど)  除草(夏の葉物野菜など)  来年用の床土の管理

今週の仕事の予定

  4日(日)  田植えに参加  サツマイモ、ラッカセイ、モロヘイヤを定植  

  5日(月)  野菜セット出荷・配送  人参の間引き

  6日(火)  玉ねぎを収穫  ゴボウ、トウモロコシ、オクラを播種  露地トマトに雨除け  果菜類に施肥

  7日(水)  ハウスのトマトに支柱を建て、固定  ハウス内の片付け、麦を干す準備

  8日(木)  ゴーヤ、ショウガ、ヤマイモなどを定植  果菜類の管理  草刈り

  9日(金)  野菜セット出荷・配送

  10日(土)  大麦を収穫、脱穀  できればナタネを収穫

先週はトラクターが動かなくなって、畑仕事が滞りました。畑仕事はずいぶんトラクターに依存しているので、トラクターが使えなくなると、たちまち何も仕事が進まなくなります。土曜日にトラクターを修理しました。

この時期は麦刈りが行われますが、麦の収穫にはコンバインやバインダーやハーベスターなどの機械が必須です。機械音痴の私には苦手な季節です。

小林農場の機械はほとんど中古品なので、調子が悪くなることもしばしばあります。私のような機械音痴が機械とうまくつき合ってゆくにはどうしたらよいか、私の今までの経験から考えてみました。

・すぐ近くに、何か機械の問題が発生した時に相談できるプロの機械整備店を見つけること。これが一番、大事。小林農場のすぐ近くには腕の良い整備士さんがいるので、ずいぶん助かっています。

整備士さんから不調の原因と修理方法を教えてもらって、ノートに記録しておくこと。実際に整備士さんがどのようにして修理しているのか、その現場を見れればなお、良いです。 

・定期的に機械の消耗部分に廃油を注いで滑らかにして消耗を防ぐ。これくらいの管理なら機械音痴にもできます。

・機械を使っている時にガタガタと変な音が鳴っていたら、壊れてしまう前に作業を中止して、整備士さんに相談。

・麦刈りを機械で行う場合は、麦が湿っていると機械の内部に麦やワラが詰まりやすいので、麦が乾いていることを確認してから行うこと。

ゆえに、麦刈りが円滑に行えるかどうかは、麦の乾き具合にかかってきます。梅雨の時期に行う麦刈りは麦が乾いている時は限られ、わずかな晴天の好機を逃さぬよう、あらかじめ準備を整えておくことが大事です。

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去年、近所の農家の方が私に譲ってくださった「芋掘り機」。今年、ジャガイモの収穫作業に使用してみようと思います。その実力は如何に。

 

2017年6月 3日 (土)

平成29年6月2日の野菜セット(6月の出荷予測)

今回の野菜セットの内容です。

玉ねぎ、カブ、二十日大根、キャベツ、ブロッコリー、レタス、サニーレタス、小松菜、春菊、キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、ソラマメ、人参の葉

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など  

野菜セットについてのみなさんからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、電話やメールで農場まで、または、小林に直接にお伝えください。

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6月の野菜セットの内容の予測

・ずいぶんと収穫時期が迎えるの時間がかかったような気がしますが、2月に種まきして育てたキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーがようやく収穫時期を迎え始めました。白菜も間もなく収穫できるでしょう。これらの収穫時期を迎えたばかりの春野菜が、6月上旬は元気に出荷されてゆくと思います。

・梅雨のような高温多湿の気候に弱くて傷んでしまう玉レタスやホウレンソウの出荷は終了へ。結球しなくて玉レタスと比べて傷みにくいサニーレタスは、6月上旬は出荷されると思います。

サヤエンドウやソラマメなどの豆類の収穫も、6月上旬で終了。代わって6月下旬からはサヤインゲンが登場。

・今年は夏野菜の苗作りが出遅れ、収穫開始が遅れる見通し。6月上旬には春野菜の収穫時期が終わるので、6月下旬には代わりに夏野菜を収穫してゆきたいのだけれども・・・

ズッキーニとサヤインゲンは、6月の早い時期から収穫時期を迎えてくれる夏野菜だけれども、去年と比べて今年は、5日から7日ほど種まきが遅れました。他の夏野菜も、苗がネズミに食われて種を播き直したりして、全体的に種まきが遅れました。

去年は夏野菜が収穫時期を迎えたのが6月15日付近でしたが、今年は6月20日をすぎないと夏野菜の収穫が始まらない予想です。

いっぽうで、モロヘイヤや青シソなどの夏に収穫できる葉物野菜は、去年より10日間早く種まきしたので、今年は6月15日あたりから収穫できるのではないかと期待しています。

・3月以降に種まきしたカブが収穫時期を迎え、しばらくは野菜セットにいれてゆけると思います。大根も間もなく収穫時期を迎えます。そして、6月中旬以降になれば、新じゃがが食べられます。人参も収穫できるかもしれません。根菜類が少しづつ活気づいてゆくかと思います。

6月の出荷予測をまとめると・・・

  6月上旬は、まだ春野菜ががんばってくれるので、出荷品目の種類数は確保できそう。

  6月下旬は、春野菜の収穫が終わるいっぽうで夏野菜の収穫が出遅れる予想なので、出荷品目の種類数を確保するために工夫すべし。

小林農場は、どうしても夏野菜の種まきを遅らせる癖がありますが、春野菜の収穫が終わる6月下旬には夏野菜の収穫が始まるように、もう少し早い時期に種を播いてもよいと思います。

小林農場では、夏野菜の苗を畑に定植する時期は主に、もう霜が降りることがなくなる5月15日付近ですが、収穫時期を早めるために、もっと早い時期に定植してもよいでしょう。

2017年6月 1日 (木)

小満・紅花栄う の光景

向暑の候です。

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先日、日がすっかり沈んで外が暗くなった夜の8時頃、農場の番犬を連れてすぐ近くの田園地帯を散歩していると、水が張られた田んぼの上を、小さくてほのかな光が飛び交っている光景に出会いました。

ホタルです。50匹くらいはいたと思います。こんなにきれいなホタルの乱舞を見れたのは、生まれて初めてかも。ヘッドライトの灯りを消して、しばらく犬といっしょにその場でホタルの舞いをながめていました。

「成虫になったげんじぼたるの命はわずか1週間程。この間に雄と雌はお互いに光を発しながら、相手を探し、次の世代を残します。そう、この光はいわば愛の言葉なのです。雄は光をちかちかと浮かばせて飛び回り、地上で光を発している雌を探します。そして雌の光を見つけると、すーっと降りていきます。まるで火が垂れるかのようにすーっと・・・。この情景が「火垂る」の語源とも言われています。こうして寄り添ったふたつの光は、より一層明るく輝きます。」にほんのいきもの暦・公益財団法人日本生態系協会 より

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農場の入り口付近で生育している樹が、きれいな白い花をたくさん咲かせて垂れ下がり、散った花びらが地面を白く染めてゆきました。おそらく、エゴノキ。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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ホウレンソウの葉の中ににほんあまがえるが隠れています。写真がピンボケしているから分かりにくいかもしれませんが。

畑でカエルに出会うことが多くなってきました。結球しているレタスの葉の中などに隠れて、外敵から身を守っていたりしています。

指先が吸盤になっているから、葉の上へ上手に昇ることができるようです.

この季節の歌「夏は来ぬ」

卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

橘(タチバナ)の 薫る軒端(のきば)の
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ

楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(クイナ)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(クイナ)鳴き 卯の花咲きて
早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ

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