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2017年4月 5日 (水)

生産の現場が人をつなぐ   平成29年2月2日


生産の現場が人をつなぐ   平成29年2月2日

春浅いころ、みなさん、いかがおすごしでしょうか。

  去年の暮れに、私の近所に新たに家族が引っ越してきました。ヴェトナム人の男性と日本人の奥さんと、3人の娘さんです。将来は農家として家族で農業を営むことを目指していて、ヴェトナム人の男性は小林農場の畑仕事を手伝いながら畑仕事を学んでいます。

  彼が畑仕事に加わって2人で仕事をすることにより、今まで私がたった一人で仕事をしていた頃ではありえない速さで、農場の仕事が順調に片付いています。1たす1は2になるのではなくて3にも4にもなるのだということを、身をもって実感する日々です。

  彼はヴェトナムでは建築の仕事にも関わっていたので、大工仕事が達者です。不器用な私に代わって小林農場の施設を修繕してくれたので、とても助かりました。NGOで農村支援にも関わっていたので、たいていの畑仕事を知っています。料理も得意なようです。

  家族がヴェトナムから日本に移り住んでまだ日が浅いので、彼は日本語がまだできません。しかし彼と私の間では、手振り・身振りだけで、十分に意思伝達ができています。言葉がちゃんと通じなくてもお互いに何を伝えたいのか推察することができるのは、今まで彼も私も生産の現場でモノづくりに携わってきて、似たような経験を積んできたからです。

  日本語のできない彼が近所の農家に受け入れられているのは、彼がモノづくりの技術を身につけていて、それを発揮させて見せているからです。いっぽう、彼が小林農場で農業体験をしたいと思ったのは、私が数年間、農家として生活してきた実績があったからだと思います。彼の日本語の習得のため、私達はカタコト日本語で会話するように努めています。

  去年の小林農場の作物は不作でした。雑草や害虫に作物が負けてしまったことが主な原因ですが、雑草や害虫を畑より取り除けばその問題は解決します。しかし小林農場には人手が常に不足していて、手が回りませんでした。人手を確保すれば、その問題も解決します。

  私は複数の人達とガヤガヤとにぎやかに畑仕事をするよりも、一人で黙々と畑仕事をするほうが好きな性格なので、畑仕事の手伝いを人にお願いすることには消極的でした。しかし、たった一人の力で生産できる量には限度があります。

この先も長く農家として生活してゆくには、もっとたくさんの野菜を作って収入を増やしてゆく必要があります。小林農場も変わらなくてはいけない時期を迎えています。

  彼が小林農場の畑仕事に加わり、今までの小林農場とは少し様子が違ってくるでしょう。数カか月後の農場がどのように変化してゆくのか、私自身が楽しみにしています。

農場のような生産の現場では、人手がどうしても必要になることがあります。だから農村では助け合いが必要とされ、人と人の絆が結ばれやすく、人々が孤立しにくいのでしょう。

後記  現在は隣人さんは新規就農の準備に専念することになり、借りたばかりの借地の管理や、新たに飼い始めた食肉用の豚の世話などで忙しい日々をおくっているようです。これからもお互いに困った時には助け合える関係を維持してゆきたいと思います。

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