清明の風景
最近の小林農場の風景をお届けいたします。その前に、最近気になるニュースについて・・・
「熊本地震発生から1年」というニュースをよく耳にします。大地震が発生した後は地盤がゆるみ土砂崩れが起きやすくなり、「これからもいつ大規模な土砂崩れが起こってもおかしくない。震災はまだ終わっていない」と、地元の被災者の方の声が紹介されていました。
日本は世界でも類を見ない災害大国であることを、改めて痛感させられます。今後も熊本地震と同じくらいの大規模な災害が日本のどこかで起こるでしょう。日本列島で暮らす人々は皆、被災者になる可能性があります。
いっぽう、海外では国際情勢が不安定となり、特に日本列島のすぐ隣の朝鮮半島の情勢が緊迫しているようで、もしかしたら戦争が起こるかもしれいと報道されています。そうなれば日本も無事ではすまず、天災だけではなく人災も日本列島にやって来るかもしれません。
明日には何が起こるか分かりません。平和な今のうちに、農場の美しい風景を自分の目にやきつけておきたいと思います。
温暖で雨の多い日本列島では、植物がよく育って大地は緑に染まります。今までも何度も天災や人災が日本列島に大打撃を与えてきましたが、大地は緑に染まって回復しました。
太平洋戦争で国土が焼かれた後、日本人は奇跡の復興をなしとげて世界中を驚かせました。また、日本で大きな災害が起こる度、被災者の取り乱すことのない落ち着いた態度に、世界中の人々から称賛の声が送られたりします。
人災や天災を受けた後に頭を切り換えて前を向こうとする日本人の国民性はきっと、大地が植物に覆われてゆきやすい日本列島の風土によって生み出されたのではないかと、私は勝手に想像しています。
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赤、白、黄色の花々が次々と咲いて、春便りを届けてくれています。
私の住まい目の前に鎮座しているお隣さんのハクモクレンの巨木が、今年も派手に花を咲かせていました。こんなに立派なハクモクレンの樹は、他ではなかなか見られないと思います。
お隣さんの花壇を写真に納めさせていただきました。たぶんクリスマスローズの花だと思いますが、なんとも渋い色彩の花です。
今年の2月に農場の所有地に植えたばかりのユキヤナギもさっそくたくさん花をつけていました。他にも、植えたばかりのレンギョなども花を咲かせていました。
収穫しきれなかった小松菜や油菜から黄色い花が。野菜畑は菜の花畑に変わろうとしています。
この季節の歌 「さくらさくら」 作詞、作曲/日本古謡
さくら さくら やよいの空は 見わたす限り
かすみか雲か 匂いぞ出ずる
いざやいざや 見にゆかん
さくら さくら 野山も里も 見わたす限り
かすみか雲か 朝日ににおう
さくらさくら 花ざかり
日本ではたくさんの桜ソングが誕生しています。いかに日本人にとって桜とは特別な樹であるかということがうかがえます。
以前に「桜ソングメドレー」を作ってみたのですが、よろしければ以下をクリックしておききください。
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